東進ハイスクールのプロジェクトを潰した話
まず、東進に謝りたいと思います。
勉強しすぎて、ごめん...
こんにちは!私が高校一年生の時の話です。
当時学年トップクラスのバカだった私は、自分の人生に危機感を覚え、近くにあった東進ハイスクールに入塾しました。
▲中3の最後に受けた模試
東進の映像授業というスタイルは私にとても合い、どんどん勉強が好きになっていき、夏頃にはかなり勉強するようになっていました。
すると突然、塾の担任に
「実は東進ハイスクール本部があるプロジェクトをやろうとしているんだけど、やらない?」と誘われました。
普段あまり話さない塾長まで出てきて面談されたのを覚えてます。
そのプロジェクトというのが、
簡単に言うと
バカにめちゃくちゃ勉強させて、
偏差値を一気に上げさせようぜ笑
というプロジェクトでした
私はバカなのにひたすら東進に通いつめていたので、目を付けられたわけです。全国で6人くらいしか選ばれないプロジェクトでした。
無料でフォローしてくれるとの事だったので、
私は二つ返事で承諾しました。
こうして私が参加したことにより、
東進は、迷走することになります。
この記事の目次が、下記のようになります。
①プロジェクトの目標
②どんな勉強をしたか
③東進本部の天才たち
④女子大生への恋
⑤高3より勉強してる高1いるぞ...
⑥運命の結果発表
⑦プロジェクト成功...?
①プロジェクトの目標
このプロジェクトの目標は、
高一の夏休みの間で
センター数学ⅠAの点を70点にする
というものでした。
私は当時センター数学30点くらいだったので、かなり無謀な目標でした。
私以外に呼ばれていた学生も、全員キツめな目標設定をされていました。
しかし、ひと夏でセンターの点を40点近く上げることが出来るなら、それは最高の宣伝文句になります。
つまりその時の東進は、
RIZAPの勉強バージョン
を作ろうとしていました。
②どんな勉強をしたか
最先端の映像授業を使う東進が、
成績をめちゃくちゃ上げるための勉強法、
その勉強法は、
①中学数学を全部復習
②数学1Aの映像授業
③センター数学1Aの過去問ひたすら解く
というめっちゃジミなものでした
とにかくとんでもない量をこなす!
というもの。
とにかく基本、基本、基本です。
2週間くらいで中学数学の復習をしたんですが、
何百問も数学を解きました。ノート10冊分くらい問題解いたと思います。
高校数学をやるにはまず中学数学からという事でした。実際多くの公式を忘れていたので、私はここでかなり成長したと思っています。
続いて、東進の数学1Aの授業を受け、続いてパソコンで出来る数学トレーニング?みたいなやつをやりました。
東進行ってる方、あの数学のやつ死ぬほどやるといいですよ。あれを使ってる人あまり見ませんが、あれほど優秀な【量をこなせる問題集】は無いと思います。
そしてその後に、センター過去問演習です。
東進の河合先生がかつて出していた、実物サイズのセンター過去問題集を使っていました。
超使いやすかった。
紙の質、大きさ、解説、全てにおいて1級品でした。しかしそれゆえにコストがかかりすぎて廃版になったらしいですが。
以上の勉強を行う事で、成績が上がると考えていたようです。
③東進本部の天才たち
結果の前に、プロジェクトの環境についてお話します。
このプロジェクトは
東大卒のおじさんと東大院卒のおにいさん
のふたりに指揮してもらってました。おじさんの方は主にスケジュールの指示、そしてモチベーター的な役割、お兄さんの方は東大院の数学科を出た方で、
2人とも溢れ出る優秀オーラが凄かった
それまで東大生に出会ったことがなかったので、会う度に圧倒されてました。こうなりたいな、勉強しようって素直に思ってた気がします。
また、実際に分からないところを教えてくれる、大学生の方も2人いました。そして、その中の1人が、
超かわいかった!
ひと目で好きになりました笑
その人に褒めてもらいたい一心で、
めちゃくちゃ勉強しました
④東大生への恋
その方は、かわいい上に、
東大生でした。
初めて会った時に交わした、
「○○さんって大学どこなんですかー?(MARCHくらいかな?)」
「私東大なんだー」
の会話の衝撃は忘れません。
こんなかわいいのに東大!?
ってなりましたね笑
(なんか、文体がめちゃくちゃ砕けてしまった笑)
(固めに戻します)
⑤高3より勉強してる高1いるぞ...
初めて出会った東大生達への憧れと、
かわいい女子大生への恋の力で、
私は狂ったように勉強してました。
塾では当時、塾にいる時間のランキングがありましたが、高3を押しのけてランクインしたり、
プロジェクトでは勉強時間を報告していましたが、常に他のメンバーの倍以上勉強したり。
塾では「誰だよこの高1...」となっていたらしい。
普通なら恥ずかしくてそんな事目立つ事出来ないが、
恋のパワーを手にした男は違った。
なんとかして年上の女子大生と付き合う方法が無いかと考えながら、結局は
話題作りのために、数学の質問をしていた。
今思うとピュアすぎる。
⑥運命の結果発表
そして、ついに夏のセンター模試が行われた。
高3生にとっては夏の努力が報われるかの大事な場であり、高1の私にとってもそうだった。
結果は、
70点以上をとる事が出来た!
大成功だった。
私は本当にひと夏でセンター数学の点をあげた。
このプロジェクトは成績をあげることが出来る魔法のようなプロジェクトだった。
めでたしめでたし。
とは行かなかった。
⑦プロジェクト成功...?
実は、
プロジェクトメンバーの結果がよろしくなかった。
たしかに成績は上がったのだが、劇的に上昇とは言えないような結果の子が多かった。
原因は明白だった。
私は他のメンバーの倍勉強していた。
しかし、その勉強時間は普通の高校生にとっては非現実的な時間であり、
たしかにこのプロジェクトでセンターの点をかなり上げることが出来るが、それはめちゃくちゃ勉強した奴だけ。という、なんとも微妙な感じになった。
明らかに私が異常だった。
そして、これは担任の人に聞いたのだが、
その後、次の年にもそのプロジェクトは行われ、
別のメンバーが集められた。
しかし、劇的に成績が上がったものは
誰もいなかった。
らしい。
そして、プロジェクトは無くなったとの事だ。
私が恋のパワーで勉強しすぎたあまり、東進の天才たちを勘違いさせてしまうという結果になった。
プロジェクトのおじさんはよく、このプロジェクトが上手くいったらどんな子でも数学が出来るようになる!
と話していたけど、結局は時間をかけないと出来るようにはならない事が証明されてしまった。
以上が、私が東進のプロジェクトを潰した話になります。
すこしバカにした書き方をしてしまいましたが、私は本当にこのプロジェクトのおかげで基礎力がつき、結果として国立大学に入れました。
本当に、本当に、感謝しています。
でも、勉強しすぎて、ごめんね笑
読んでくださり、ありがとうございました。
これからどんどん自己紹介の記事も書こうと思っているので、面白いと感じた方は是非フォローして頂きたいです!よろしくお願いします!
次は浪人か留年の話をしたいと思います笑
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