私達の住んでいる場所を言霊でまとめてみました②
みなさん今日は。
前回の『私達の住んでいる場所を言霊でまとめてみました①(以下、① と言う)』では、海・空から始まって山に至る言霊について説明しました。
今回は更に踏み込んだ説明をします。
先ずは、下記のアマ〜ヤマまでの言霊をじっくりと眺めて下さい。
海・空=アマ→魔の始まり
浜 =ハマ→岩をも砕く魔がいる所
原・腹=ハラ→消化して吸収する所
里 =サト→差(別のもの)を閉ざす所
山 =ヤマ→ 犬歯を持った魔が住む所
そうすると、この中にある言霊を集約すれば『アマ、ハラ、サトヤ』の7つの言霊から成り立っていることが分かります。
この7つの言霊は『①』で説明した言霊ですが、違った別の働き(意味)も有りますのであえて再度説明します。
(アマ(海)について)
天もアマと読みます。
天と言えば私達は神をイメージします。
しかし『①』ではアマは魔の始まりと解釈しました。
天は神であると同時に魔の始まりであると考えた時、この様な両面性を持っている存在は何なのか?との疑問がめばえます。
それは『御霊』と『荒魂』です。
そうなんです、神の二面性を『アマ』の二文字で表現しています。
私達(人類)は天と繋がりながら生きて来て、何かの拍子に道を踏む外した時には荒魂が登場して正しい道を歩む様に修正する。
『アマ』とはこんな存在では無いか?と考えています。
(ハラについて)
これは、『①』で説明した通りですが再度補足説明をしておきます。
まず原は土の中に取り込んだ動植物を微生物を使って消化・分解(ハ)して野菜及び穀類並びに果樹等の肥料となります。
そこに野菜等を植える事によって野菜等は地中から栄養を吸収(ラ)します。
又、野菜等は地中から栄養を吸収するばかりでなく、地上からは葉(ハ)が太陽の光を消化・吸収(ハラ)してデンプンを作ります。
この様に、消化吸収(ハラ)によって成長した野菜等を人は食べます。
人は先ず初めに口に入れて歯(ハ)によって咀嚼(消化・分解)します。
咀嚼した野菜等を胃に送り、胃の中では微生物や酵素によって送られて来た野菜等を消化・分解(ハ)し、それを吸収(ラ)します。
この様に消化吸収(ハラ)は私達の生命維持に欠かすことができない言霊となります。
(サトヤについて)
①言霊『サ』
言霊『サ』は人種・肌の色・能力・生誕、等にまつわるものを比較することから生じる異なりを表現する手段として使われます。
万物は動植物を含めてこの世に存在すると言う事はそれだけで意味が有るのですが、人は能力の高い人と低い人を比べて高い人を尊敬し低い人を軽蔑して、差別が始まります。
肌の色の違いや、生誕にまつわる違い、人種の違いに端を発した差別。
これが言霊の『サ』となります。
したがって言霊『サ』は争い事が生じる源となります。
しかしながら、人は他人との能力の差を埋めようとして努力しますから、言霊『サ』は私達にとって必要な言霊でもあります。
②言霊『ト』
言霊『ト』は漢字で表すと戸・閉(とざす)となります。
戸は閉ざしたなら壁となりますから、戸は開閉が出来て初めて戸となります。
人は外界との関係を閉ざしてしまうと自閉症の様になりますので不幸の始まりが待っています。
ところが、何かに集中したい時は部屋に閉じ籠ることも必要となります。
したがって、閉ざすのでは無く戸となって開閉が出来て初めて言霊『ト』となります。
『①』の里(サト)は、魔の住む所と人の住む所の混ざり会えない二つの差(サ)のある場所を、バランスを取るために『ト』を設ける事によって一時混ざり合える場所を設けたもの、と考えられます。
③言霊『ヤ』
言霊『ヤ』は漢字で書くと矢となります。
矢は戦場に行って人を殺傷する道具です。
したがって、言霊『ヤ』は争い事の始まり、となります。
話は変わりますが、漢字で『知』と『智』はいずれも『チ』と読みます(この『チ』は読みです、言霊の意味ではありません)。
ところが、次に示す通り意味は異なります。
『知』は知識が有る人です。
『智』は知と同じで知識が有る人の事を言うのですが、知識の内容が変わってきます。
それは知の下に日が有るからです。
日は太陽ですから太陽を模式的に描くと丸(◯)に点(・)となります。
丸に点は、矢がこちらに向かって来る時に見える光景です。これを帰り矢といいます。
この様に、帰り矢を知る人の事を智と言います。
知は単に知識を詰め込んでいるだけです。
話を元に戻しますが、言霊『ヤ』(矢)は争い事の始まりですが、智を持って沈めた時新しい何かが生まれる言霊の様です。
したがって、『サトヤ』の3つの言霊は『アマ』と『ハラ』の働きで平和に暮らしている私達に『サトヤ』の争い事が平和を乱しにやって来る、と言う私達の生活そのものを現しています。
皆さん『サトヤ』には、何はともあれご用心を‼️
この様に、7つの言霊『アマ、ハラ、サトヤ』は私達が社会生活を営むための基本的なそして重要な言霊となっています。
最後まで読んで頂いて、
ありがとうございます。