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出張編集部のためにマンガを描いてみたら、目からウロコが出た話

マンガ描き経験はゼロ。RPGゲームで言うなら村人レベルの人間が、
タイトル通り、出張編集部に持ち込みしたくてマンガを描いた理由は・・・

ひっそり創作をしている私には
創作仲間も、意見を聞いたり相談できる人がいないからです!

マンガをしっかり描いたことはなく、気が向いたらノートのすみっこに
ひっそり描く人生を送ってきました。

そのため、私のマンガ描き歴は原稿入稿までの数ヶ月…
AIではない生身の人間の言葉が聞きたくて頑張りました

1年前ほど前に「編集部の対応がひどすぎる」と炎上していたのも知っていたので、ボロクソに言われる覚悟で持ち込みに挑戦しました

●今回参加した出張編集部

今回参加した出張編集部はこちらの記事でも書いたコミティアになります。

私はサークル参加だったため一般参加者の方より早く持ち込むことができました。
この時間を捻出するため、当日は早起きをして、短時間での設営を頑張りました。

サークル参加者は、イベント開場11:00〜に対して、設営準備のため【9:00 〜 10:30】に会場入りしています。
出張編集部の方が受付開始していれば、開場前でも持ち込みできます。

●いざ、編集部へ持ち込み!

用意したもの
マンガ原稿(デジタルで書いたものでも印刷するのが基本のようです)
メモ帳(編集者さんのアドバイスを記録するため)

出張編集部は基本、マンガの持込です。マンガの種類も二次創作でも可だったり、イラストやネームなど、編集部によっては受付可としている内容が違います。各イベントごとに事前公開される編集部情報をチェックすると、コンテストなどであるいわゆるカテゴリエラーが少ないと思います。

持ち込む編集部を決める
創作をそれなりにしてきたとは言え…よくあるストーリーマンガの32ページにはほど遠いページ数。ほぼショートマンガ。

そこから
ショートマンガ形式(いわゆるSNS系マンガ)を出版している実績がある
ページ数が厳密に決まっていない(と言われている)電子レーベル
の編集部に持ち込むことに決めました。

決め方は人それぞれではありますが、今回、私は「用意できた原稿」「作品の内容」「挑戦したいジャンル(方向性)」の3つに重きを置きました。

最終的に持ち込んだ編集部は【3つ】
A編集部(女性)、B編集部(女性)、C編集部(男性)の方に
それぞれ見ていただきました。

●結果

目からウロコなアドバイスをいただきました!

*キャラの魅力をしっかり描く
(作者は自分で創っているから知っているけれど、読者は「はじめまして」のキャラクター。指摘されるとたしかに…と、描いていたつもりになりがちな部分)
*情報をセリフに頼りすぎ
(ページ数が少なく描けない部分をセリフで補った部分。しかし文字情報が多いとマンガではなく、読者は文字を読んでしまう)
*絵にメリハリをつけよう
(絵に変化が少なく単調に見える。キャラクターの表情や構図など、読者を楽しませるために苦手でも表現したいことを描こう)

それぞれの編集者さんの言い方に違いはあれど
いただいたアドバイスは主にこの3つでした。

なにより、この3つはマンガだけでなく【物語を創る人】にとって【共通】であろう【見失いがちな初心】だと感じた私は目からウロコが落ちました。
初歩の初歩じゃないか、と言う厳しい意見があるかと思いますが、編集者さんの言葉に私自身はハッとしました。

もしかしたら、たまたま出会った編集者さんが良い人だったり、私の考え方と相性がよかっただけかもしれません。
それでも、どの作品にも言えるアドバイスではなく、私の作品をより良くするための改善点なども頂けました。
特にB編集部の編集者さんは絵に対して苦手意識をもつ私に、すぐできる具体的なアドバイスをいただき感動しました。本当にありがとうございました。

●個人的に《強く》伝えたいこと

マンガ歴が短くても、ページ数が少なくても、講評はもらえます。
創作に迷いが出たら出張編集部に気軽に参加してみよう!

しかしながら、編集部の講評が絶対的な正解ではありませんし、なんとなく合わない、と言うアドバイスもあるのも確かです。
そのため、それらの講評やアドバイスを取捨選択し、自分にとって有益だったなと思うものだけを心に留めれば、出張編集部は有用なイベントだと思います。

私にとって出張編集部は《気軽》に《参加》できる場所と感じました。
しかし反対に【プロ志向の方】にとっては《物足りなかったり》《求めているものと違う》と言うところもあるのかもしれません。すべてはその時その場で出会う編集者さんとの相性次第ですが、いろんな意味で気軽な気持ちで参加できない方には不向きかもしれません。

ここからは備忘録的な後書きです

はじめての出張編集部
備忘録も兼ねた記録メモ

コミティアの出張編集部の流れ
1)出張編集部内「整理券配布所」で『整理券』をもらう
2)エントリーシートを記入する
3)『整理券』と記入済みの『エントリーシート』を持って各編集部のブースへ

詳しくはコミティア公式ページを確認してください。

コミティアの整理券は「編集部名」と「番号」が書かれた紙でした。

整理券には整理番号が書かれていますが、番号順ではなく、編集部に到着した順番で見ていただけました。
複数の編集部に持込をする場合は、1つ目の持込が終わってから、次に行きたい編集部の整理券をもらう方式です。
飲み放題でいう、グラス交換制スタイルになります。
複数の編集部を回りたい方はブースの混み状況を確認しつつ、行く順番を調整することをオススメします。

エントリーシートは、その名の通り、ペンネームや連絡先などの個人情報を記載する紙です。
コミティア東京会場か、J.GARDENであれば、コミティアの公式ページでダウンロードできるエントリーシートが使用できます。事前に準備印刷していくと参加がスムーズです。
印刷できなくても当日会場でも配布されていますので、持ち込みする原稿さえ忘れなければ参加できます

エントリーシートはどこまで書けばいいの?と悩みますが
基本返却されず編集部保管になるため「個人情報等は書ける範囲で…」と明記されていました(※今回はコミティア東京会場の出張編集部に参加)
そのためペンネームと連絡先だけやSNSアカウントでもOKと言うのも気軽に参加できるポイントでした。
よくあるコンテストなどでは本名や住所など個人情報は必須で、コンテストによっては略歴を書く場合もあってハードルが高いです。
出張編集部のように簡易的なエントリーシートだと、本当に作品だけで判断していただけているんだなと個人的に感じました。

おわりに・・・

出張編集部はコンテストに出すよりハードルが低く、確実に講評してもらえる。
私にとってコスパ最強なイベントでした。
また機会があれば、出張編集部に持ち込みしてみようと思います。

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