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スキの中のスキ(レビュー編)

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スキの中でもスキ!!!なレビューnoteを入れさせていただいています。。
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#写真

美術館で写真を見た日には

美術館で写真を見た日には

美術というのはね、難しいことを考えず、ありのままを見て感じればいいんだよ。

なんてことを古今東西いろんな人が言っていますが、「みる」ってそれなり体力がいるし、けっこう骨の折れる行為だと思いません?

けして絵画が嫌いなわけではないんですが、絵を長く見続けることができません。フェルメールの作品を見ようと長蛇の列に並び「さぁ見るぞ!」と意気込むも、見ていられるのはせいぜい1分。長くて3分。

感想は

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研究とアートの橋渡し〜オラファー・エリアソン展の感想

研究とアートの橋渡し〜オラファー・エリアソン展の感想

個人的にオラファー・エリアソン展はとても刺激的で衝撃だったのでそれについて書きたい。

1. 研究とアートの橋渡しへの示唆オラファーエリアソンの作品群は、とけだす氷河や太陽、自然破壊といった自然と人間の関係性をテーマとし、入念で丁寧なリサーチに基づく知見を軸としながら、光と幾何学などを駆使することを通して作品としての審美性と自然への批評的なまなざしを共存させる表現を行ったものである。

科学者のよ

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ビル景、土砂降りの雨のように佇む景色

ビル景、土砂降りの雨のように佇む景色

絶賛開催中の展覧会「大竹伸朗 ビル景 1978-2019」に行ってきました。
その感想を記します。備忘録としてですが、これから観に行く方の気持ちが少しでも盛り上がってくださるとうれしいです。端的に言えば、最高の展覧会でした。

この展覧会は、熊本現代美術館にて2019年4月13日〜6月16まで開催していたもの。現在は、茨城県水戸芸術館現代美術ギャラリーにて10月6日(日)まで展示されています。

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