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自分も優しくなれる気がする、泣きながら観た韓国ドラマ8本
ドラマの面白さにもいろいろとありますが、人の愛や情に心動かされて涙が滲むシーンは、なんだか自分の感情も解けていくような、気持ちが優しくなる気分になります。今回は大好きな韓国ドラマの中から、特にそう感じたものをリストアップしてみました。
サイコだけど大丈夫(キム・スヒョン、ソ・イェジ、オ・ジョンセ)
これはもう、そもそもが人間の感情が抱える困難にあらゆる方向からアプローチするドラマなので、最後の結論にたどり着いた時には号泣必至の一本。でも正直、3話から涙が止まりませんでした。愛に難ありな男女と自閉症の兄が織りなす美しい物語でありながら、容赦なく人間を描き、とにかく役者の良さが際立った作品でもあります。
「サイコだけど大丈夫」 - 人は人なしで成長できないという事実
悪霊狩猟団: カウンターズ(チョ・ビョンギュ)
泣けるドラマの想定じゃなかったのに、もう最終回はほぼずっと泣いてるみたいな作品でした。アクの強いキャラクターたちの面白さと闘いのシーンの気持ちよさはコミック的な雰囲気もありますが、根本的には家族や恋人への想いを描いており、とても優しいラストを迎えます。
「悪霊狩猟団: カウンターズ(驚異的な噂)」 - 痛快なのに愛が満ちて泣けるSF
ナビレラ -それでも蝶は舞う-(パク・イナン、ソン・ガン)
じんわり滲みる感動で言えばこれは本当にずば抜けて素敵な作品。人のひたむきに努力する姿、人が人を応援する姿がこんなにも心に響くのだと実感します。ずっと聴いていたい穏やかな音楽のような印象の、最近ではイチオシのドラマ。とにかくラストシーン。何度観てもラストシーンが大好きで、涙がこぼれます。
「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」 - 夢を追う美しさ、誰かの支えになる意味
大丈夫、愛だ(IU、ヨ・ジング)
精神科医がヒロインということもありますが、人の心の傷と言うのは決して特別なものではなく、誰だって痛みを抱えて暮らしていて、それを癒しあって生きているのだと伝えてくれる一本。恋愛モノとしても奥が深く、主役ふたりの困難を乗り越えようとする愛に心を動かされました。
「大丈夫、愛だ」 - 不格好な愛ほど愛しく、傷だらけでも人は生きてゆく
トッケビ (コン・ユ、キム・ゴウン)
言わずもがな過ぎる一本かもしれませんが、胸キュンからの号泣で言えばこれは本当に金字塔。ファンタジーであることを最大限に活かした、時空を超える愛に心を掴まれます。圧倒的に名シーンとして知られるキム・ゴウンの号泣シーンにもらい泣きしないわけがないという感じ。泣いてスッキリして幸せな気持ちになれる一本です。
「トッケビ」 - 圧倒的パワーを感じさせる"最後まで作りきった"ドラマ
ホテルデルーナ~月明かりの恋人~(IU、ヨ・ジング)
起承転結的な、展開のしっかりしたドラマで、終盤の盛り上がりにいろいろな感動を憶えました。やはり人の死と別れというのはフィクションであってもずしりと重いテーマです。そこに焦点を当て続ける作品なので、ずっと胸に振動を感じるような物語。主役ふたりのキャラクターの完成度の高さが素晴らしく、共感して涙せずにいられませんでした。
「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」 - 生と死と愛を軽やかに丁寧に美しく
刑務所のルールブック(パク・ヘス、クリスタル、チョン・ギョンホ)
人情みたいなものを描かせたらピカイチなチームによる代表作。号泣と言うよりはずっと瞼が湿っているみたいな感じの作品です。観終わって抱く感想は、「人間ていいものだな」と言うこと。自分もこんな風に、間違いを犯すことがあっても周りの人々と優しく強い信頼を築いていきたいと感じました。
「刑務所のルールブック(賢い監房生活)」 - アスリートの本分を思う
海街チャチャチャ(キム・ソノ、シン・ミナ)
2021年に観たドラマの中でも圧倒的に太陽の温かさを感じさせてくれた一本。いたわりあって、支えあって、愛しあって、そうやってできている海街の物語です。笑いもときめきもたっぷりありながら、こんなに「人っていいな」という気持ちになれるドラマもなかなかないかもしれません。
「海街チャチャチャ」 - 人生の苦しさを解いてくれる陽差しと海の物語
近いとは言え韓国ドラマは外国の作品なので、どうしても文化的背景や当たり前のことの感覚が違ったりする部分はあります。それでもこんなにも胸に訴えかけてくるものがあるのは、根本的に人の愛や優しさというが国によって変わるものじゃないからなのかなと、ドラマを観ているとそんな風に思ったりもします。
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