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「egg life」の旗揚げで、私たちを褒め称えたい

好きな食べ物は?と訊かれたら、
私は迷わず「卵」と答えてきた。

体育で一番楽しかったのは創作ダンス。
先日ダンスレッスンを受けたら
めちゃくちゃ楽しかった。
カラフルで柄の服が大好き。
憂鬱な朝を知っていて。
今の関心ごとは生活を慈しむこと。

もう、
出会うべくして出会った気がする。

「egg life」という言葉。
卵を使ったダンス作品。
好きだ、と心から感じるデザイン。

ダンサーでありアーティストである
asamicroさんに、私は一気に魅了された。


昨年参画した「言葉の企画」のご縁で、
企画書を見せてもらったのが出会い。

egg life 旗揚げ公演
「白く、壊れて、生まれる」

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企画書の中にゼミのテーマだった
「他者との比較で自己が生きている」
という言葉を見つけた。

まさか、また出会うなんて。
「自己とは何か」。
記憶が蘇る。一気にわくわくした。


お声がけいただいたのは
制作チームの募集だった。
足場の固まらない日々に不安だけど、
チャンスを逃したら絶対に後悔する。

今、これをやろうと決めた。

わたしがわたしになる
その先の物語を始めた。





彼女を、知っていく。

・・・つい自分自身を重ねてしまう。

例えば、
ほとんど学校へ行かなかったという
彼女の幼少期。
朝ごはんが憂鬱だった気持ち。

分かる、とは言えないけれど
思い出した過去がある。

高校一年生の1学期、
トイレで過ごしていたお昼休み。
教室の中で誰かとご飯を食べることが
辛くて仕方なかった。
居場所がなかった。

これは、私のほんの一部にすぎない。

誰かと食べるご飯の美味さ。
深夜一人でご飯食べるなら
食べずに寝たいと思うくらいの
今の私が、ちゃんといる。


今の彼女は、可能な限り毎日
朝ごはんの写真を撮っている。
「朝ごはんが好き」だと言う。

ぜひ、このnoteを読んでほしい。


彼女の中の曖昧で確かな"今"を、
愛おしいなとおもった。


2月27日(土)16時。
「egg life」の旗揚げ。

毎日、毎日、同じ朝ごはんを食べ続けていても
卵の殻のヒビ割れは二度と同じものは生まれない

リーフレットに綴られている
asamicroさんの言葉。

「旗揚げ」という言葉に込められた決意。

連続のお知らせとなりますが聴いてください。 死ぬわけじゃないけど、30代の寿命は縮まる程に毎日を過ごしています。 2月27日(土)16:00〜 旗揚げ公演を行います。 名前は egg life...

Posted by 松井 麻実 on Friday, January 29, 2021

「私はやっぱり、踊りで評価されたいし繋がりたいんです。人前に立ちたいんです。そしてそこから自分の眼と記憶から作品を創りたいんです。」

涙が出た。

自分の生活を心躍らせる
「egg life」

私は、こう書いた。


毎朝、同じ時間に卵を割って焼く。
朝ごはんというモーニングルーティン。

でも、
同じ卵の殻のヒビを作ることは
100%できない。

同じようで同じではない。
傷つけ、殻を割って黄身が出るように
傷つき、殻を破って自身になってゆく。
「白く、壊れて、生まれる」

そんな毎朝に胸を張って
「おはよう」と言いたい。
明日も同じように。



2020年、緊急事態宣言。
2021年、二度目の緊急事態宣言。

新たな人との距離。揺らぐ時代。
自分だけに向き合った時間。

物体や人物は、主体以外の存在があって
初めて自己を認識できる。
比較され比較し、
他者を感じることで自身が生まれる。

傷つく、は一人ではできない。
相手がいないことは、
自分が無いことに限りなく近い。

今の私は、どうだろう。



「生きることの生々しさ
 と儚さ、妄想。
 壊れ続けて生まれゆく道。
 誰しもが卵肌で幼かったんだ。
 嗚呼可愛くて、おはよう。」




2021年2月27日。
あなたが目にするのは、
暮らしを踊り続ける
「egg life」の始まり。

自身を掴むように、
考えすぎながら真面目に踊る。
そこにきっと、
どこかあっけらかんとした
希望のようなものが現れる。


「白くて、壊れて、生まれる」

その始まりを、共に褒め称えたい。
自分の生活を、心躍らせるために。


去年からずっと考えていること。
これから、どう生きていくか。

信じられる自分を見つけていく。
その旅を続ける中で、
”私である”ということは、
自分の生活を踊り続けることに
限りなく近い気がした。


ただ、毎日卵を割って
朝ごはんを食べることも、

それは生きようとすることで。
いろんなことを”良し”とすることで。

尊い。褒め称えたい。

立ち止まること。
他者を通して自分を見つめること。

普段は怖くて到底出来ないけれど、
「egg life」を通してなら
できる気がするし、やってみたい。

大切な、あなたと。


「egg life」は
みんなの普通な生活に拍手を送る場所

さっき、asamicroさんから
届いた言葉を噛み締める。

同じようで同じではない毎日を
懸命に生きる人たちみんなで拍手をしたい。

そうすることで、
それぞれが自分の生活を
心躍らせられるとおもうから。

そんな世界を、見たい。





長い長いお誘いの文章を、
読んでくださってありがとうございました。

チケットのご案内は2月初旬に。
今、crewの仲間たちが奔走しています。

すこしでも早く伝えたくて書いていたら、
どんどん溢れてしまった。

あなたと分かちあえることが
ぎゅっと込められていると感じるから。

2月27日、お待ちしています🍳



「egg life crew」

制作メンバーの私たちを、
asamicroさんはこう名付けてくれた。
企画生から、crewになった。

Twitterでも発信してゆきます。
ぜひご覧いただけると嬉しいです…!


🍳追記
2021年2月2日、124年ぶりに日にちが変わった節分
asamicroさんの「egg life」旗揚げに込めた想いが届いた。
何度も読みたい、大切なnote。

そして、チケットの購入はこちらから。

オムレツチケットがとってもおすすめです🍳
https://w.pia.jp/t/sirokukowareteumareru/

🍳追記2
「egg life とは?」を言葉にしてくれた、こちらのnoteもぜひ読んでほしいです!


サポートいただき、ありがとうございます! 有料noteを読んで、学びにして、また書きたいと思っています。