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「兵庫県知事のパワハラ疑惑」と暴力をふるう脳

はじめに
『自己紹介』で書きました通り、私はいろいろな暴力に遭いました。
心の底から

この世から暴力がなくなればいい

と思っています。

ただ、日本人なら弥生時代から。
水田での稲作が始まってから

人を殺してまで土地を奪う


ようになりました。
世界では未だに戦争が起こっています。

もしかしたら、無理なのかもしれない。
だって、紀元前から続いていることだから(笑)

変えるなら根本から手をつけなければいけない壮大なプロジェクトになるでしょう。

なので、今わかっていること、新しく学んだことを少しずつ投稿していきたいと思います。

兵庫県知事のパワハラについて

次の画像が告発文の一部だという噂です。
ただ、ここには亡くなった局長の被害が書かれていません。
これ、本当に告発文なのでしょうか?

平気で暴言、暴力をふるう犯罪者もかつては赤ちゃんでした。

何が変えたと思いますか?
「親や学校」「遺伝子」「虐待」「テレビ」「ストレス」「気質」
(今はネットの書き込みも入りそうですね)

現代の神経科学が出した答えは「そのすべて」だそうです。

ちょっと、科学の話をしますね。
だいたいの大枠を理解してもらいたいので、専門用語は    あってもスッと流してください、スッと(笑)

ヒトの細胞の生涯には、たくさんの選択肢があります。
何を選択するかは『遺伝子の指令』だけではなく
『環境の科学的な指示』にもよって左右されます。

生まれたとき、脳は基本的な反応パターンを用意しています。

「反射」「表情」「泣き声」「甘える声」のパターン
「見当識(母親を見分ける)」「警戒反応」といった行動ツール

この簡単な組み合わせが、人生を始めるのに必要な動きを提供しています。

母親の笑い声には、笑い声で反応するだろうし、母親のイラッとした舌打ちの音を聞いて泣き声をあげるとか。
そうすると母親はもっと苛立って頬をつねるかもしれませんね。その母親の対応にまた子どもは対応していきます。

そういった外部からの影響も『わたし』をつくっていく要素だそうです。

ここで一つ提案です。
この知覚、行動、経験を通して脳を鍛えることができるのは、生きている間です。
犯罪者が刑務所の中で働いていて、出所後に働きやすくしているとか。
それよりも更生プログラムを強化しませんか?

でも、これにも弱点があります。
暴力行動を起こすタイプによっては生涯治らないタイプもあるからです。
次はそのタイプをお知らせします。


『怒り』も『恐怖』も脅威に対する反応

敵が近くにいるとき『戦闘態勢』をとるか『逃げる』か『動けなくなる』か
ということを認知行動療法の本にはよく出てきます。その時の体の反応は次のようなことです。

1.心臓の鼓動を速める
2.筋肉を緊張させる
3.血圧を上昇させる

怒りのコントロールで6秒数えるとかありましたよね?たぶん、数えることに集中して上の体の反応を鎮めるのだと思います。
それができない

暴力行動のタイプ

1.必要以上に脅威を感じる人

2.何も感じてないらしい人
        =精神病質者(サイコパス)
この人は、後悔を知らず、過ちから学ぶことが下手で、他人の権利をあからさまに踏みにじる人。

3.衝動的に攻撃性を発揮する人
この人は、わずかなきっかけで怒りを爆発させます。ただ、爆発させる相手は見知らぬ人ではなく、家族、友人、職場の同僚の可能性が高いそうです。
そして1の人と異なるのは、この人は後悔します。暴力は振るうつもりじゃなかったと主張するそうです。

ただ、被害者がトラウマを抱えたとします。
トラウマは一生消えません。後で後悔しても遅いのです。その仕組みを最後に書いておきます。

トラウマ

危険におちいったとき

1.交感神経システムが活性化

2.アドレナリン系神経細胞に伝える

3.同時に青斑核(せいはんかく)にも伝える

4.扁桃体に警報が鳴り響く(心臓の鼓動を速める)

5.扁桃体は入ってきた情報に『要警戒』のレッテルを貼る

6.トラウマとなる経験が『記憶庫』に移されるとき、レッテルが貼られたまま出来事の詳細が記憶に焼きつけられる

7.トラウマに似た出来事は、すべてキャッチされ、つらい記憶の断片がくり返し蘇り、警戒させ緊張させる

もう一度書きます。
トラウマは消えることがありません。それだけではなく、容易によみがえります。

さて、最後までお付き合いいただいて本当にありがとうございます。

今日、参考にした
『平気で暴力をふるう脳』デブラ・ニーホフ
吉田利子訳
は、私には少しむずかしくて、理解していない部分もあります。
また、理解できたらお知らせします。(できるだけ簡単な方法で)

では、おやすみなさい

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