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質問が苦手なエンジニアに贈る「共有」のすゝめ

はじめに

はじめまして、株式会社スタイル・エッジのべぷおじです。
入社して早2年が経ち、私にも後輩ができ、質問する側から質問される側へと変わってきた今日この頃です。
さて、皆さんは質問するのが得意でしょうか? 私はとても苦手です。
特に、新入社員の頃は、未知の業務に直面するたびに悩んでいました。
一人で問題を抱え込むことも多く、「進捗どうですか?」と頻繁に聞かれる毎日。
時には、先輩から「進捗を聞かれたら負けだよ!」と諭されることもありました。

なぜ質問が難しいのか

なぜ質問は難しいのでしょうか?
私はその理由を以下の3つだと考えています。

  • 周囲の時間を奪ってしまうのではないかという不安

  • 知識がないように見えることへの恥ずかしさ

  • もう少し調べれば自分で解決できるかもしれないという考え

質問が難しい理由の多くは、このような心理的ハードルに起因しています。
もちろん、今質問される側になってみると、質問されることはむしろうれしいことですが、やはり気になってしまうものです。

どうすれば質問のハードルを下げられるか

こういった心理的ハードルを工夫で少しでも下げるための方法を考え、いくつか実践してみました。
今回は、その中でも特に効果的だった「質問の前に「共有」という段階を設けることで、この心理的ハードルを下げる作戦」をご紹介します。
質問に悩んでいる方々の一助になれば幸いです。

「とりあえず共有する」作戦

実施方法

具体的な作戦内容は非常にシンプルで、以下を行うだけです。

問題にぶつかったら、とりあえず概要と調査する旨を報告する。

共有自体は特に相手の時間を奪うわけではなく、問題についてもこれから調べることで解決できるはずなので、比較的心理的ハードルは低いと感じます。

実際のチャットの様子

実施効果

チームから「調べるのに時間がかかりすぎていないか?」という心配や、解決のためのヒントなど、意外と多くの助けをもらうことができました。
また、事前に共有していたおかげで、質問時には前提の説明が省略でき、スムーズに進めることができました。

気にかけてくれたり…
原因になりそうなところを教えてくれたり…

より簡単に悩みを共有するためには…

もっと簡単に共有したい場合は、箇条書きで共有するのもおすすめです。
特に詳細を書くのが面倒な場合は、箇条書きでも共有しておくと、他の人から意外なヒントをもらえることができます。

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まとめ:自分の問題からチームとしての問題へ

共有により、個人の問題をチーム全体の問題に昇華させることができます。
これによるメリットは以下があります。

  • チームメンバーの助けをもらうことができる

  • 「共有」自体は、他者の時間を直接奪う行為ではないので、質問よりも気軽にできる

  • チームメンバーに問題を伝えておくことで、焦らず落ち着いて調査ができる

  • チームの見守りのもとで調査することで、無駄に時間を使わずに済む

困ったときは、まずは「悩んでいます、これから調べます!」と、簡単に共有することから始めてみてはいかがでしょうか?

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