「自分がコントロールできること」ってなんだろう。日本人と中国人を例に考える
「自分がコントロールできることに集中しなさい」ってよく言いますよね。自分で変えられないことに気を揉んだり、他人の感情や行動にストレスを感じたりするのは不毛なことであり、それよりも自分のできることに集中したほうが幸福度が高いですよ、というアレです。
たしかにこれはよくわかる話で、僕自身心がけていることではあるのですが、その「コントロールできること」の線引きというのも、実は結構難しいというか、人によって感じ方が違うのではないかと思うのです。
そのことを、僕が普段接している中国の人々の行動を例に挙げながら考えてみたいと思います。
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ある商社のことを考えてみましょう。あなたはそこの社員で、外国の工場で製造している、ある製品の輸入の責任者だとします。
そしてある日、決められた期日までにその製品を決められた量、日本に輸入しなければならない、というタスクが発生したとします。そこで、あなたが取るべき行動はどのようなものでしょうか。
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