華村@中国

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中国に住んでます。 「一日ひとつ、中国にまつわることを言語化する」をコンセプトに、定期購読「中国を言葉にするマガジン」を週5回(月〜金)更新しています。 ご相談やご質問などはTwitterのDMにお願いします。

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    【月〜金 日本時間18:00/中国時間17:00 更新】 「毎日ひとつ、中国についての何かを言語化する」をコンセプトに、中国在住者の視点から、中国にまつわるいろいろな話題について書いています。 「近くて遠い」とされる中国のことを丁寧に言葉にして、それらを日本と対比しながら、お読みの皆様に気づきを得てもらえるようなものを目指しています。

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子どもが生まれました。子が日中ハーフということについて、いま考えていること

突然ですが、子どもが生まれました。元気な男の子です。 出産にはフルで立ち会いました(昨日、一昨日とマガジンの更新をお休みしたのはそのためでした。お騒がせしました)。14日の早朝に産気づいて病院に行き、そこから24時間以上をずっと嫁とともに過ごし、15日の朝に無事に生まれてきました。長時間を戦い抜いた嫁、そして頑張ってこの世に出てきてくれた子を、心から尊敬しています。 生まれてきた子を初めて見た時は立てなくなるほどに涙が溢れてしまって、看護師さんたちに呆れられてしまうほどで

    • トランプ再選が理解不能な中国の人々

      米大統領選挙が、共和党・トランプ陣営の勝利で幕を閉じようとしています。 直前までの報道だと五分五分でどっちが勝つかわからない、みたいな空気感が流れていたような気がするのですが、フタを開けてみればトランプの圧勝と言わざるを得ない結果。上の松井博さんの記事で知りましたが、思った以上にハリスというか、民主党って嫌われてたんだなあと。 ともあれ、公正な民主的手続きでトランプが選ばれたのですから、これはもうアメリカの皆さんの選択ということです。それ以上に言うことはありません。 一

      • 中国で子どものスマホ中毒が深刻な件

        スマホ依存社会の中国。僕のマガジンでは、みんないくらなんでもスマホに没頭しすぎじゃないかということを何度か書いてきましたが、それは主に大人たちを想定して書いたものでした。マジで子どもに脇目も振らずにスマホを見ている親のなんと多いことかと、違和感を覚えたことを率直に書いてきました。 そんな大人たちを見ているからなのか、すでに子どものスマホ中毒もたいへんなものになってきている気配があります。今日はそれについて。 +++++ やはり自分に子どもができると、いろんな場面で子ども

        • 中国のECで急に始まった「0元注文」の謎

          中国ではネットショッピング、とりわけアプリからの買い物がとても便利ですが、その中でももっともよく使われているのが、アリババの運営による淘宝です。 僕自身も淘宝を日常的に利用しているのですが、ここ最近買い物をしているときに「あれっ?」と思うことがありました。 というのも、商品を選んで決済に進もうとすると、「0元下单」(0元でご注文)というのが出てきたのです。 もちろん本当にタダで商品が手に入るわけではなく、商品を受け取って確認してから代金を支払う必要はあるのですが、少なく

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          嫁との小競り合いで気づく、自分の心の中の地雷

          えー、また中国人の嫁と小競り合いを起こしまして。 義母が子育てのヘルプを去って以来、夫婦ともにうまいバランスで過ごすことができており、最近は衝突する場面は大幅に減っています。が、やはり体力的な負担は大きく、疲れもあって何かきっかけがあればわりとすぐ沸点に達してしまう危うさがあります。いかんなあと思います。 争いの原因は、本当に本当にしょうもない、ちょっとした言い合いがきっかけです。ただ、痴話喧嘩を晒すのも恥ずかしいと思いつつ、その言い合いの中で自分が何に腹を立てたのかを深

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          親戚の結婚話で知る、いまの中国の「結婚」のバランス

          中国人の嫁の親戚(いやまあ僕から見ても親戚ということになるんですが)のひとり(男性)が、このたび結婚することになったという話を聞きました。 中国人と結婚しているとあまりにも数多くの親戚を紹介されるので、ほとんどの人に関しては正直覚えていられないのですが、その男性については顔と名前が一致していました。つまり、珍しく覚えていたのです(続柄は聞くまで忘れていましたが。嫁の母方のいとこだそうです)。 なんで有象無象(失礼)の親戚の中からその男性のことだけ覚えていたかというと、その

          親戚の結婚話で知る、いまの中国の「結婚」のバランス

          【マガジン購読者の方へ】今日の更新について

          本日は通常のマガジンの更新はしていないのですが、代わりに別の文章を投稿しております。noteの主催する投稿コンテストへの参加作品です。 この文章もマガジンに格納してしまうと、有料記事扱いとなりコンテストへの参加資格が失われてしまうので、このような形となりました。お手数ですが、ご興味のある方は上のリンクから読みに行っていただければ幸いです。 普段とは少し毛色は違いますが、ほんのりとした希望を感じてもらえるような文章になったと思います。ぜひともお読みください。それでは。

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          自分は大体「想像していなかった未来」でできている

          10年前の自分に、いまの自分が想像できていただろうか。おそらく違う。10年前といえば、ちょうど日本での仕事を辞めて中国に出てきた時だ。当時は言葉を覚えて2年くらいブラブラしたら日本で再就職しよう、くらいに考えていた。まさかその後、こちらで家庭を持ち、今に至るまで生活を続けるとは思わなかった。 5年前はどうだろうか。現地採用の身としてさまざまな会社を転々とし、ようやく安定して仕事ができそうな職場を見つけたのがちょうど5年前だった。このままこの会社で長くやっていくんだろうと思っ

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          中国の人は子どもに優しいが、街はそんなに優しくないと思った話

          子どもができると、世の中の見え方が変わるとよく聞きます。 メンタル的に変わるという意味でもそうですが、街中の今まで気に留めていなかった場所に子ども用のスペースやサービスがあることに気づいたりと、子どもを前提とした世の中の構造が見えてくるようになります。 僕自身にもそうした変化は訪れているのですが、今日はその変化の中でも、これまで中国に住んでいてあまり意識していなかったことに気づいたり、中国の社会ってこういうとこがあるんだ、などと改めて知ったことについて書きます。 子ども

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          「中国でハロウィン禁止」がちょいガチだったぽい件

          先日、忙しい子育ての合間にX(Twitter)を見てみると、「今年は中国でハロウィンが禁止されてるらしい」という情報が流れてきました。 それを見た僕は、「まーた誰かがいい加減なこと言ってるよ」と最初に思いました。 というのも、毎年クリスマスの時期になると「中国ではクリスマスが禁止されている! 西洋のお祭りが弾圧されている! 習近平政権のもとで強まる思想統制!」という珍説が日本のメディア・SNSに流れるのです。 ただ、これらの「クリスマス禁令」は実際にはほとんど実効性を持

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          ロールモデルなき子育てに挑む、われら日中夫婦

          相変わらず子育てに奮闘中です。 子どもは大きくなるにつれてどんどん自分の意思を出し始め、なかなか思い通りにいかないことも増えてきました。素直にミルクを飲んでくれる時ばかりではない……どころか、ここぞという場面で全力拒否してきたり、1時間かけてようやく寝ついたと思ったら5分で起き出して、また大暴れしたりしています。 先日は寝返りに次ぐ寝返りの結果、あわやベッドから落ちそうになって肝を冷やしました。これからハイハイしたり、歩いたりするのかと思うと先が思いやられます。まあ、元気

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          中国の「ウチ」社会と情報統制

          中国では、人々に伝えられる情報が政治的に取捨選択されているのは周知の事実です。いわゆる情報統制が存在している、少なくとも他国よりも統制の程度が強いということは間違いないでしょう(いや、こう書いておかないと「日本も同じだろ」みたいなしょうもないことを言ってくる人がいるので)。 たとえば最近では、経済不振にともなって「献忠」や「報復社会」と呼ばれるような、ヤケを起こした人の無差別的な暴走事件が増えている気配がありますが、それらは中国の公的な報道において積極的に言及されていません

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          「叶」は「葉」なのか問題、あと中国における叶姉妹の表記問題

          昨日、ちょっとした中国語の資料を日本語に訳す作業がありまして。最近こう言う作業はもうほとんどChatGPTに任せっきりです。 で、GPTくんに作業をさせると、資料の中の「叶先生」というのを「葉さん」と訳出してきたんですね。 あれ、これっていいんだっけ? と思ったのが今日のマガジンを書くきっかけです。 +++++ 中国語を知らない読者の方はなんのこっちゃわからないかと思いますが、「叶先生」というのは人名の部分で、「叶」というのがいわゆる姓、「先生」はこの場合敬称(男性に

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          中国企業に10年近く騙されていた話

          大仰なタイトルですが、そんなたいそうな話でもないのであしからず。 +++++ 中国で売られている衛生用品のブランドに、「Walch」というものがあります。 主なプロダクトにはハンドソープのほか、洗濯用洗剤や消毒液などがあります。中国のスーパーでは衛生用品の中心的なラインナップとして陳列されており、置いていない店はまずないと言い切れます。日本で言えば花王とかライオンとかそのレベルのメジャー感です。 ちなみに最近では日本進出も果たしているようです。「ウォルシュマン」なんて

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          監視カメラは「無敵の人」を止められない

          紀実作家・安田峰俊さんによる、深圳の日本人学校児童殺害事と、その社会的背景に関する記事が出ていました。個人的に重要と思える指摘がいくつもあったので、今日はそれについて書いてみたいと思います。 +++++ まず、この部分。 「監視カメラがn億台! 信用スコアで国民総管理! 恐怖のディストピア社会!」などとおどろおどろしく語られることもある中国の監視社会化ですが、現実には治安の維持に大きく向上している部分があります。 実際、僕が中国に住み続けてきた10年間は監視カメラが加

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          Luupの話が中国っぽい件、というか中国のほうがマシかもしれない件

          SNSでは毎日のように悪評が流れてくる、日本のシェア電動キックボードのLuup。僕は海外住みでまだ直接目にしたことはないのですが、そんなにひどいのでしょうか。 事故が多いということのようですが、これよりも何倍も大きな電動バイクが歩道に平気で乗り上げ、背中スレスレを駆け抜けていく(で、そこらじゅうでしょっちゅう転倒している)修羅の国・中国に住んでいる自分としては、日本人はこれくらいで危ない危ないと騒いで気合いが入っとらん、などと思ってしまうかもしれません(キックボードのほうが

          Luupの話が中国っぽい件、というか中国のほうがマシかもしれない件