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中国語の辞書をそれほど信用しなくなった話

昨日に引き続き、中国語がそれほどできなかった時のエピソードを思い出したので、今日はそれについて書かせてください。

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まだ嫁と結婚する前、どころか知りあって間もない頃のことです。僕らはWeChat(メッセージアプリ)で、初々しいやりとりをしていました。僕はつたないながらも中国語で、一生懸命メッセージを打っていました。

その日の話題は食べ物についてでした。日本の食べ物について聞かれたので、僕の好きなものをいろいろ答えていました。

で、確か好きなラーメンの話になった時だったと思います。日本でずっと通っていたラーメン屋があって、そこでラーメンとチャーハンのセットをいつも頼んでいた、みたいなことを僕が送ったと記憶しています(後に知ることですが、こうした炭水化物のセットメニューは中国の人々からするとかなり違和感がある組み合わせです)。

すると嫁(当時は嫁ではないですが)は、你是吃貨ni shi chi huoというメッセージを返信してきました。

当時、僕はこの「吃貨」という言葉を知りませんでした。でもまあ「chi」(食べる)という言葉が入ってるし、たぶん「食いしん坊」くらいの意味なんだろうな、と想像はつきました。

でも、当時は中国語初学者ですし、知らない言葉をそのままにしておくのもよくありません。おおまかな意味はわかりつつも、いちおう辞書をひいておこうと思いました。

そして、スマホにインストールしていた辞書アプリに「吃貨」と入力し、出てきた項目をタップしました。

するとそこに表示されたのは、

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