不良品の交換にみる、中国式「ミスを前提としたシステム」
小保下グミさんが、UberEatsの「ミスを前提としたシステム」について書いていました。
同社がある意味では一定程度のミスを容認し、「雑」に突っ走ることで全体としてのコストを抑えて生産性を高めているということを、日本の商習慣との比較を絡めて書いています。面白かったです。
そして思い出したのは、中国でも「ミス込みでオペレーションを組み立てている」場合がけっこう多いかもしれない、ということです。今日はその中でも代表的な「不良品の交換」について書いてみたいと思います。
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日系の中小製造業勤めだったころ、材料や部品を仕入れる購買の仕事に関わっていたことがあります。
なんとなく想像はつくかと思うのですが、中国の工場からの仕入れは不良品が多いです。扱うモノや相手企業の規模にもよりますが、有名企業や外資系などではない限り、日本では考えられないような不良率だといっていいと思います。
そしてそれ以上に日本と違うのが、実際に不良品が出た時の対応です。
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