ファスティング成功への道~準備期編~
ファスティングの効果を十分に得るには、ただ断食すればいいというわけではなく、綿密な準備と回復の期間を設けることで、その効果は最大限に発揮します。
●【ファスティングの「準備期」とは】
ファスティングに向けて食事内容や量を調整するいわばウォーミングアップの期間のことを「準備期」といいます。
準備期を設けずにいきなり断食すると、急激なカロリー低下や塩分量の低下によって頭痛や吐き気など「Keto Flu」に似た症状が現れやすく、ファスティングの効果事態が得られづらくなることもあります。
※「Keto Flu」とはケトジェニック・ダイエットを行う時に起こる一時的な副作用のこと、頭痛、吐き気、めまい、倦怠感…etc.
また、心の準備期間でもあるため、準備期を設けていない人ほどファスティングを途中で断念してしまう人も多いです。
準備期のファスティングを実際に行う断食期と同じ日数を設けることが理想的ではありますが、スケジュール上どうしても難しい場合でも最低1日は設けてください。
●【準備期の食事はどんなものがいい?】
ファスティングを1週間行う場合の食事を例に挙げます。
1~4日は玄米などの全粒粉の穀物を中心にした穀菜食と魚介類などの「※まごわやさしい」の食事を、5~7日は玄米を柔らかく炊いた玄米粥などを中心にした食事が理想的で、動物性食品も徐々に減らしていき、2日前には完全になくせるといいです。
※
「ま」・・・納豆、豆腐、味噌などの豆類
「ご」・・・ごま、ナッツなどの種子類
「わ」・・・わかめ、昆布などの海藻類
「や」・・・緑黄色を中心とした野菜類
「さ」・・・魚類(特に小型の青魚)
「し」・・・椎茸、えのきなどのキノコ類
「い」・・・じゃがいも、さつまいもなどのイモ類
準備期には、徐々に食事の量を減らしていき、高たんぱくや高脂質な食事は控え、塩分の量も徐々に減らしていきましょう。
●【準備期にはこれを避けろ】
“嗜好品”
お酒やたばこ、菓子類等の嗜好品は断食中に厳禁になるので、準備期から控えるようにしましょう。
“動物性食品”
肉類や乳製品も消化器官に負担がかかるため極力控えてください。
“塩分”
断食中のファスティングドリンクには塩分は含まれておらず、塩分がいきなりなくなると急激な血管拡張を起こし、頭痛の原因になります。準備期から減塩食を心掛けることでファスティング中の頭痛の可能性を少しでも減らしましょう。
●【まとめ】
準備期の食事は「まごわやさしい」の和食中心に食事の内容、量共に徐々に減らしていくようにしましょう。
身体だけではなく、これからファスティングを行っていくために「心の準備期間」でもあります。
準備期を設けるか否かでファスティングの結果を左右するといっても過言ではありません。
ファスティングの効果を最大限に発揮するために、必ず設けるようにしましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?