今年はきっと、得られたはずの何かを得られなかったし、得られなかったはずのことを沢山得た。
もう今年度も終わりですね。去年の今頃は大学の入学試験に追われていた訳で、そう考えると「もう一年も経ってしまったのか」と思わざる負えません。
今年度を振り返ってみると、今年はやはり環境の変化が激しい年でした。
高校生から大学生になり、地元を出て新たな土地で一人暮らしが始まったという環境の変化とあわせて、なによりもコロナウイルスによる生活様式や学びの手段の変化。
正直、環境の変化による心の変化に自分自身が追い付けず、疲弊した一年だったといっても過言ではありません。
予想もしてなかったオンライン授業。前期は親との電話しか会話の機会はなく、なんだかうまくいかない毎日。
バイトを始めたいと思いながらもその気力もなく、若干鬱っぽい精神状態で、なんとか机にへばりついて課題をして・・・。
何度も何度も「何やってんだろうな、自分。」と、大学に行く(行くと表記するのも正しくはないだろうけど。)目的を見失い、11月~1月にかけては真剣に休学を考えていました。
親やメディアやSNSからは「コロナ禍だからこそできることを」といった前向きなアドバイスを山ほど受け取ったけど、正直そんな切り替えをする元気すらなかったなあ。
「自分何してんだろ」ってたくさん考えた一年だったけど、ぶっちゃけ何もしなかった。
やりたかったこともほとんど達成できなかった。
でも、自分は環境の変化に弱い人間なんだということには気づくことができた。
人生でこんなにも何かをしなかった一年はなかった、何してんだろう自分って、何度も悔いて何度も虚無感に襲われた。
でも、
この激動の2020年を一生懸命生きたんだからそれでいいやって、そう思うことにします。
人生、何でもかんでも前のめりにぽんぽこリズミカルに進むより、自分の心がつらいと言ったら、腰を下ろして風を感じるだけの時間を設けるのも案外いいのかも。
今年はきっと、得られたはずの何かを得られなかったし、得られなかったはずの何かを沢山得た。
それと同時に、心の面でもなにか大切なキラキラを落っことした気がするし、でもその代わりに、人生生きていくうえで重要なことを得た気もする。
何も、目標をもって頑張って生きるだけが、人生の充実感や幸福感を高めてくれるわけじゃない。気がした。
そんな1年。
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