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美味しいに言葉はいらない

実母が教えてくれたレシピがあまりに美味しく、さらにとても簡単だったためこれは書かない理由がないと思い、今日のnoteとしてまとめようと思う。

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引っ越しの荷詰めを手伝いに来てくれた実母が、台所から掘り出し物を見つけてきた。災害対策として備蓄していいた食品である。とはいえその存在を忘れてしまうほど入れっぱなしにしていた挙句、賞味期限まであと2か月と迫っていた。

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「なめ茸とシーチキンを混ぜて炊くと美味しいのよ」と言いながらすでに白米をといでいる母。

そして豪快になめ茸とシーチキンを汁ごと放り込んだ。

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なんだかちょっともったいないような気もしてしまったが、白米に乗せてチビチビ食べているうちに美味しく食べられる期限は過ぎてしまうだろうから黙って見守る。

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うわずみの汁をスプーンですくって味を見て、薄ければ塩を少々。

あとは普通に炊くだけ。

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本当にこれだけである。あまりにも簡単すぎて、なめ茸がすごいのか炊飯器がすごいのか、はたまた実母がすごいのか、なにに感謝したらいいのかよく分からないまま茶碗に盛った。

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味は、なめ茸とシーチキンを単純に足し算した素材の味そのものだ。予想の上でも下でもなくそのままの味だが、妙に食欲をそそる。家にあるもので食卓がこんなにワンランクアップするとは。

ステイホームで白米を炊き飽きたら、ぜひ一度試してみて欲しい。

さて、あしたは何を撮ろう。

2020/05/06 こさいたろ


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