犀のツノ

22歳です。ノンバイナリー

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自分の体とセーラー服を受け入れられなかった学生時代、性について悩み倒した日々のこと。

   最近取り上げられている話題であるが、最近の学校では「制服の男女統一」や「体の性に関わらない選択式の制服」が導入されてきている。 セクシャルマイノリティの生徒のみならず全ての生徒に選択肢が与えられることは、思春期の子供達が自分自身を肯定することができる。とてもいい傾向にあると思う。 この動きに関するニュースを見たり新聞記事を読むとき、私は過去の自分が抱いていた不安や苦悩を思い出して涙が出てくることがある。 私は中高時代の6年間スカートをはき、女子制服で過ごした。しか

    • うつ病と診断されてから約1年が経ち、やっと意欲が湧いてきました。

       現在、うつの症状が出始めてから約3年、精神科でうつ病と診断されてから約1年が経過しました。  うつが酷い時は自分が好きだったこともできなくて、ただ呼吸をするだけでもしんどい毎日でした。  最近はというと、自分でも驚くほど良い方向に変化してきています。  まず、長い文章が読めるだけの集中力と体力が回復してきました。つまりは本が読めるようになりました。読書家という程ではないけど読書は好きですので、ひとつ、回復へのとっかかりができた気がします。これは嬉しいです。  そして

      • 私のうつ病、やっと寛解に至りました。

         こんにちは。先日、5週間ぶりの外来に行きました。そこで先生から、「もう寛解はしています」というように伝えていただきました。正直嬉しかったです。  しかし寛解とはいっても、自分が思っていた寛解とは少し違いました。  私が思っていた寛解って、いろんなネットの記事に載っているように、もっと正常に人間として社会生活を送れる精神状態になっていることだと思っていたんです。 でも実際に私の現状はそうではなくて・・・  私はまだ薬なしには安定した精神状態を保てないし、良い時と悪い時の波

        • うつで大学を休学するまでの状態の殴り書きメモ

           3年前(大学1年生)からうつ症状が出始め、1年前にうつ病の診断が下りた。それから私は正式にうつ病と戦うこととなった。 うつ病はつらかった。まだ寛解には至っていないが、いちばんのどん底は過ぎたと思う。   今回は私のうつ初期の状態をざっと書きしてみた。自分のどん底の頃を忘れたくないというのと、だれかの参考になればいいなと思う。 殴り書きしたので、うつ病と診断されるまで明確な段階分けはなく、すみません。 うつの症状はつらかった。 不眠・過食・頭痛・嘔吐・帯状疱疹・過呼吸なん

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        自分の体とセーラー服を受け入れられなかった学生時代、性について悩み倒した日々のこと。

          海と私

           海は、波は、ずっと変わらずそこにある。  おしてひいて、   おしてひいて、  おしてひいて―。  ずうっとその繰り返し。  何も変わらないでいてくれるのはあなただけだね。  波は地球の鼓動なのを、わたしは知っている。  つらくて、苦しくて、おしつぶされそうなとき、わたしは海へと向かった。  わたしよりおおきくて、つめたくて、あたたかなそのリズムが、わたしの背中をざぶんと押した。  夏の夕暮れ。  海の端っこはわたしの足元でやさしく泳ぎ、たまに、ゆるい温度で

          今年はきっと、得られたはずの何かを得られなかったし、得られなかったはずのことを沢山得た。

          もう今年度も終わりですね。去年の今頃は大学の入学試験に追われていた訳で、そう考えると「もう一年も経ってしまったのか」と思わざる負えません。 今年度を振り返ってみると、今年はやはり環境の変化が激しい年でした。 高校生から大学生になり、地元を出て新たな土地で一人暮らしが始まったという環境の変化とあわせて、なによりもコロナウイルスによる生活様式や学びの手段の変化。 正直、環境の変化による心の変化に自分自身が追い付けず、疲弊した一年だったといっても過言ではありません。 予想も

          今年はきっと、得られたはずの何かを得られなかったし、得られなかったはずのことを沢山得た。

          自分とは無縁だと思ってたものって案外すぐ隣にあるんだなって分かった。

           去年までというか今年の3月まで受験生だったわけで自分もいくらか大学生活に希望をもっていたのですが、今のところ世間一般的に見たら上手くいってないのです。 いかんせん友達の作り方もよくわからず、サークルも入り損ねた感もあって。 9月まで、かなり「バイトもやって、サークルにも行って、友達沢山作って、充実した大学生活送りたい!!」という強い願望を抱いて自分なりに行動してたのですが、気付いたら心が疲弊してたようです。 それから、あまり無理をしないようにしてたら、自分は実は一人が

          自分とは無縁だと思ってたものって案外すぐ隣にあるんだなって分かった。

          あれ、大学生って何でもできるかも。

          タイトル通りです。 大学生になって、「結構人生って自由なんだ」ということを実感してる。 まだキャンパスに通い始めて2か月ほどですが、オンライン授業だった前期と比べて格段に人と会うことが増えまして、人の意見を聞く機会や視野が広がる出来事も増えました。 正直、高校までは社会や親が用意してくれた人生のレールに乗っておけば、何も考えなくても過ごせていました。というか、同級生しかいない特殊すぎる環境で、みんなで足並みそろえて生きる人生になんの違和感も感じてこなかったわけです。

          あれ、大学生って何でもできるかも。

          大学生の虚無ピザ

          無性にピザが食べたいときってありませんか? 自分はあります。今日がまさにそれでした。 LINEを開くと、LINEクーポンからデリバリーピザのクーポンが出ていまして、そこで食欲旺盛な私は昼食を食べた直後にも関わらず「ピザ食べたい」などと思ってしまったのです。 そして一度「ピザ食べたい」などと思ってしまったら、「ピザ食べたい欲」が自分の中でどんどん大きくなっていくんですね。 大学の課題をやっていてもピザ。食器を洗っていてもピザ。テレビを見ていてもピザ。ピザピザピザピザ・・

          大学生の虚無ピザ