【習慣獲得5/5】"ひとりでやらない"
「人間は社会的動物である。」
これは、有名な哲学者アリストテレスが残した言葉です。(厳密に原典を辿ると少しミスリーディングな部分もありますが、お伝えしたいニュアンスは概ね一致しているのでご容赦ください。)
習慣獲得についても、この人間の"社会性"を活用することで、有利に進めることが出来ると言えます。
有名なのは、サッカー元日本代表 本田圭佑選手の発言でしょうか。
これはある意味、大きな目標を口にすることで、本来自分やチーム内だけで完結させても良いはずの目標に対して"社会"を巻き込み、より目標達成に対する責任の重さを増幅させているとも言えると思います。
本田選手の例はスケールが大きすぎて、自分ゴトでないように感じるかもしれませんが、日常で言うと、"友人との待ち合わせ" も極論では同じだと思っています。
要は、"他人と約束する" という行為です。
それも赤の他人ではなく、「自分に期待している」 「自分のことを見てくれている」他人です。その約束を裏切る行為に対して"リスク"や"後ろめたさ"が無ければ成立しないので、そのような条件を付けています。
それではここで一旦、本編を振り返りたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
"ともだち"
"仲間"
"グループ"
"パートナー"
そんな、眩い言葉が並んでいて少しキラキラしているように感じることもあるかもしれませんが、本質はそんなところにはありません。
本質は、"リスクを取ること" です。
「約束を破ったら自分が損をする」そんな状況を作り上げることです。
ここでは、金銭的な損失を指しているわけではありません。
「この人は、約束を守らない人なんだ。」「ガッカリした。」
そういった、信頼関係における損失のことを指しています。
本田選手も言うように、そんなリスクの反対側にはもちろんリターンも乗っかっています。
「自分は言ったことはやる人間だ。」「あいつは言ったことをやる人だ。」
自他ともにそういう評価を自分に対して抱くようになると、自己効力感が上昇していきます。今回の目標にのみならず、将来の目標や行動形成にも非常に良い影響を与えてくれます。
この"1人でやらない"に対して、問題はHow toだと考えています。
どのように、そんな状況を作り上げるか?パターンは3つでしょうか。
① 家族友人と約束する
② 同じ目標を持つ人が所属するCommunityに入る
③ コーチングサービスを受講する
では、順番に話していきます。
① 家族友人と約束する
これは、最もリーズナブルで手軽にできる方法だと言えます。
一方で、自分の目標を共有できるような家族や友人がいるかどうか、そこが問題になるケースが多いと思います。
自分と同様の目標を持っている友人がいれば、その友人とLINEグループを作って、毎週Zoom会議で進捗と翌週の行動計画を共有することをルールにすれば良いのです。(残念ながら、多くのケースでは目標に対して抱く熱量に温度差があり、1人また1人と脱落していきます。※個人の経験です。)
私大森は、以前友人のM井くん(大学時代の部活の同期)と年末年始に「今年成し遂げること」を具体的に発表しあう会をしていました。2018-2020年くらいのことでした。
特に毎週毎月報告しあう会は設けておりませんでしたが、それでも目標を共有できる相手がいて、それを知っている相手がいる。それだけで頑張ろうと思えていたことを覚えています。
少し派生ですが、SNSで自身の目標とそのプロセスを共有し続ける。と言うのもここに含めたいと思います。
一方で、SNSを利用するにあたり難しいのは、「そんなにみんな自分に興味がない」「裏切ってしまったところで、大したダメージがない」と言うポイントだと思います。
SNSへ投稿すること自体を一つの"楽しさ"と捉えるのは素晴らしいことだと思いますが、コミットメントの場として育てていくのは少し難易度が高いので、ご自身でも「正直効果ないな」と思われる場合は②や③を検討してみても良いかもしれません。
② 同じ目標を持つ人が所属するCommunityに入る
最近はいろんな特色を持つオンラインサロンも増えてきて、1人のオーナーがトップダウンで知見を共有する形式だけでなく、参加者が自主的に交流できるコミュニティも少なくないのではないでしょうか。
かくいう私も、同様のコミュニティを「熱量を、伝染させる。」というコンセプトで2021年3月から運営しています。(Studyshipとは別法人です)
そういったコミュニティの良い点は、同じくらいの温度を持った仲間を見つけやすい、と言う点だと思います。
もちろんコミュニティのメンバー間でも温度差はあり、とてもアクティブに活動をして着実に成果を上げていく方もいれば、マイペースに取り組んでいる人もいます。
「勤めている会社では、自分のように何か目標を持った人が少ない」
「今の仕事では必要とないことを学ぼうとしているので少し気まずい」
そういった方にとっては、オンラインコミュニティは一つの良いきっかけになるものだと考えています。
③ コーチングサービスを受講する
こちらも、近年盛り上がりを見せているサービスですね。
勉強関連で有名なのは、先日東証グロース市場への上場を果たした英語コーチングサービスPROGRITでしょうか。
PROGRITに限らず、「結果にコミットする。」でお馴染みのダイエットのRIZAPなども同じですね。
英語習得やダイエットといったあなたの目的に対して、専属コーチが徹底的に行動計画からPDCA回転、習慣形成までサポートしてくれるサービスです。
これに関しては、「コーチが付いているから緊張感が高まる」「宿題を消化しないとコーチと会った時に気まずい」という理由の他に、「高い資金を投資したので回収しなければ。」と言う金銭的損失を回避したい想いも働くと思います。
これらの高額コーチングサービスは、コーチが伴走してくれることによるコミットメント効果は元より、それぞれの専門領域における成果獲得のノウハウがかなり蓄積されているので、目標に向けて遠回りをする可能性がかなり低くなるでしょう。
「お金はあるけど、時間はない。」そんなビジネスマンにはもってこいのサービスだと思います。(当社でもコーチングサービスを提供していてこんなことを言うのもなんですが。)
一方で、
そんな方も、少なくないと思います。
そうした方は、もし友人にコーチングを学習している方がいればご飯でもご馳走しながら相手をお願いをしてみたり、当社のような"伴走"だけに絞ったコーチングサービスを試してみたり、といったところから始めるのが良いかと思います。(宣伝)
と、ここまで"ひとりでやらない"のHow toに付いて深掘りをさせていただきました。(もっとも、ひとりでやり切るだけの精神力があればこういった施策は不要です。)
改めて、本田選手の名言に戻りたいと思います。
ここで言う"ビッグマウス"は、"目標宣言"に置き換えて解釈しても構いません。
自分1人ではどうしても甘えてしまう方は、自分以外の誰か(自分を見てくれる人)に自身の目標を言葉にして、共有して、日々の習慣も曝け出して、良いプレッシャーを自分にかけながら進んでみましょう。
Studyship Personalでは、「伴走型コーチング」と「学習記録のStudysheet」であなたの習慣獲得を徹底サポートします。
コーチがいることで、あなたの行動に良い緊張感をもたらし、定期的なコーチ面談で行動計画の壁打ち・目標の再確認等を実施します。
また、勉強記録ができるStudysheetを使って未来に続く記録習慣をコーチと一緒に身につけていきます。
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以上、Studyshipマガジンでした。
Studyship 代表 大森