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ゲームの見方 Part 2

前回の記事で、ゲームの見方の概要について書きましたが・・・
今回は、前回でもお伝えした通り・・・

・何で誰も教えてないの?
・簡単そうだけど、本当にできない人って多いの?

上記2点について解説させていただければと思います。


そもそも「ゲームの見方」は、
現場でも教えてもらえるものではありません。
私は業界の大手を何社か新人の頃から渡り歩いていますし、
マネジャーとして、制作グループを複数管理したことございますが・・・
形式的に教えている会社を見たことはありません。

現場で自然と学べというのが現実で・・・

これを理解できない人たちが、現場に馴染めず業界を去ったり・・・
出世の道を絶たれたりしている傾向が、
長年勤めてみて、強いように感じていると同時に、
それだけ大切なものだと、個人的には感じています。

では・・・このような大切なことを何故どこでも教えないのでしょうか?
これには3つの理由があるように私は思います。

① 創世記のベテランがもう引退し始めている

ゲームの見方は、そもそもゲームというものが遊びであり、
元々スポーツや昔からの伝統的な遊びを分解し、
実際にやらなくとも、パソコン上で疑似体験を作れないか?
という発想から発展してきたことを理解することから始まりますが・・

皆さんもご存じの通り、若い人がベテランの忠告や教えを必ずしも
理解したり、素直に受け入れるとは限らないので・・・
ベテランが年齢的に衰えていくにあたって引き継がれず、
よほど基盤がしっかりしている企業でない限り、
仕事を通じて学ぶことが出来なくなっているのではないかと思っています。

② そもそも学べてないまま業界を去った人が教えている

ゲーム系教育機関で働く方は、業界を去った方々です。
上の文章でも述べた通り、若い先生が多い現場なら猶更ですが・・・
ゲーム業界を脱落した結果、
中途半端な知識で教務を務めている方々もいます・・・
と言いますか・・・ほとんどそんな方々ばかりでした。

これを知っているだけで、業界から重宝される筈なのに、
家庭の事情などもあるの方もいらっしゃるのかも知れないですが・・・
業界に戻れてないことも含めて、
人に教えられるほどの実力がある人は、
私の個人的な印象ですが、ほとんどいらっしゃらなかったと思います。

③ 複合的な要素が多く / 個人的な努力をかなり要する

ゲームの見方は、以下の要素で構成されています。

・ゲームを決める
・何を描きたいゲームなのかを考える
・それを以下の要素でどう描こうとしているかを一つずつ丁寧に考える
  ・ストーリー
  ・キャラ
  ・装備
  ・UI
  ・音楽など

当然分析の深度もあるので、最初からは上手くいかないので、
ゲームに対する理解度を上げるためにも、
繰り返していくこと必要があるのですが・・・
業界人になっている人でも、余程ゲームが本当に好きでない限り、
仕事の後にやりたいとは思えないくらい頭を使います。

*選ぶ題材によって、どれだけその人に響くかが変わるのも、
教えずらい要因なのかも知れないです。

■ 逆を言えば・・・
これを若い内に、自分なりにでもやるようにしていると、
これを分かってない就活生との差が生まれると思いませんか?

しかも楽しくゲームを遊びながらも、少しずつ少しずつ、
スポーツの練習のように、プロへの道が見えてくると、
目標に対してコツコツ努力できているという充実感ありませんかね?

勉強を努力できない子は、目標がないからと良く言われています。
それを好きなゲームに携わるということにしてみたらいかがでしょうか?

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