合同会社Education Hackの設立 - "教育×IT"で次世代の教育事業を創造する
こんにちは、Hisashiです。
今回は、教育×ITの一環で、合同会社を設立したという話をしたいと思います。
合同会社Education Hackとは?
実は、2020年8月19日に、合同会社Education Hack(略称EH)を設立しました。
何をやる会社か?というと、一言でいえば「次世代の教育事業を創造する」会社です。
もう少し詳しく言うと、主に3つの事業の柱があります。
・教育事業
- StudyCollect(スタコレ)の運営
- 「分野をクロスして学ぶ」「非認知能力」の教育、啓蒙
・マネジメント
- オンライン講師の育成、プロデュース、マネジメント
- 外部業務斡旋
- 独立支援
・ITシステム事業
- StudyCollect(スタコレ)の開発、保守
- Webシステムのトータルサポート
- オンライン講演会の企画運営
改めて見てみると、かなり幅広い事業範囲ですよね。
では、なぜ上記3つの柱を事業として進めているのでしょうか?
今回は、主に教育事業を営む理由について、何点か説明していきたいと思います。
社会でサバイバルできる教育基盤の確立
一番大きいポイントなのが教育事業、特に「分野をクロスして学ぶ」「非認知能力」の普及とその啓蒙です。
最初に、「分野をクロスして学ぶ」という視点ですが、日本の教育ではまだまだできているとは言い難いポイントです。
例えば、算数×国語のケースが具体化していてわかりやすいかなと思います。
問題を解決する論理的思考力は、算数の分野が生きますが、そのためには、そもそも問いを読解する国語力が必要になります。
これは、ITエンジニアをやってると肌身で実感します。
特に、現場のシステムエンジニア(SE)が要件定義(システムに必要な機能、非機能要件を定義する)を行う際は、技術力よりは言葉の力、つまり国語力が必要になります。場合によっては英語力も必要になったりします。
しかし、いざ設計やプログラミング、テスト工程を進める際は、論理的思考力、つまり算数の分野が必要になったりするわけです。
さらに、システム設計において、
例えば工業製品の管理や気象情報に関する分析を行う際は、理科の知識も必要になったりします。
特に、これからはますますIT化が進み、システムの運用・開発やプログラミングスキルは、必須と言ってもいい時代が来ると思っています。
その時、「分野をクロスして学んでいる」か否かが、これからの時代をサバイバルする上でポイントになる可能性が高いです。
非認知能力の重要性の啓蒙
意外と知られていないのですが、人の能力には認知能力と非認知能力があります。
認知能力とは、基礎的知識、記憶力、判断力。いわゆる算数や読み書きのような知的能力を指します。
一方、非認知能力とは、感情や心の働きに関連する能力を指します。
大まかにいえば、「忍耐力」「社会性」「感情コントロール」です。
これからの教育では、非認知能力の育成は必須と言ってもよいと思います。
なぜなら、20世紀までの社会は、「正解がある」のが一般的でした。
情報伝達スピードが今より遅い20世紀までの社会では、もちろんGoogle検索の様な仕組みがありません。
情報収集が難しい20世紀までの社会では、図書館や書籍、人々の経験談から共通化された「最適解」を導き出し、その通りに行動するのが「正解」とされていました。
一方、21世紀の社会は、地球規模で様々な問題が発生しています。しかも、問題も複雑で、今までの認知能力だけでは簡単に解決できないのです。
さらに、21世紀以降の社会では、インターネットの発達により、地球のあらゆる情報を瞬時に取得できます。また、世界の中で良い仕事をした人の多くは、高い非認知能力をもっていることもわかってきました。
この21世紀においては、
・壁にぶつかったときにアイデアをいくつも出せる発想力
・失敗から学んで挑戦する粘り強さ
の方が重要な能力になってきていてるのです。
ところで、今年2020年の前半には、コロナ禍が発生し緊急事態宣言が発令され、人々の行動が制限されました。
その際に、オンライン教育に地道に取り組んで成功しているスクール、オンライン教育を諦めたスクールと2極化しました。
コロナ禍のもとでもオンライン教育を諦めなかった我々からすると、教える側、スクール側の非認知能力が試されたと実感しています。
◆弊社川野のブログ - オンラインの教育現場感
https://ameblo.jp/kawano-peby/entry-12623204342.html
非認知能力を伸ばすなら、どちらのスクールで習うのが良いでしょうか?
オンライン教育の標準化、普遍化
以下は経験談となりますが、実際にオンライン教育をやってみて気づいた点がいくつもありました。
・オンラインスクールをどのように運用すれば、低コストで運営できるか?
・先生たちがどの点を気を付ければ、生徒たちが楽しくレッスンを受けられるか?
さらに、
・絵画やそろばん、さらにダンスやバレエもオンラインで授業ができる
・不登校の子でも安心して受けられる
・小学校3年生が小学校4年生の授業を予習したり、小学校5年生が小学校4年の授業を復習することもできる
といったメリットがあることもわかってきました。
このように、オンライン教育には、従来の教育では実現できなかったことが実現できる、非常に大きな可能性が秘められています。
まだまだ、オンライン教育にも課題が山積ですが、少しずつ社会に定着させていきたいと思います。