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「英語の勉強ってなんで必要なの?」と聞かれたら

はじめに

みなさんなら、「英語の勉強ってなんで必要なの?」と問われた時になんと答えますか?
お子さんがいらっしゃる方や、学生に英語を教えている方なら直面する問いかもしれません。
英語嫌いな人が「日本でずっと住むつもりたし、英語はいらない!」といっているのをよく聞きます。
もちろん勉強は人に強制できるものではありませんが、なぜ必要なのか考えてみましょう。

日本に住んでいたとしても英語が必須になってくるから

日本の賃金が世界の先進国と比べて下がっているというのはよく聞く話だと思います。ですが、これがどういうことかというとあまりイメージがついていない人もいるかもしれません。

私がイギリスに留学している際に出会った、ブルガリア人やマレーシア人の話をしたいと思います。
彼らの国ではお金持ちは皆インターに通います。
なぜかというと、自国で働いていても賃金が安く、輸入物であったりが満足に買えないからです。(シャネルのバックが全世界で大体50万円となる価格で売られているとして、給与が平均月20万の国と月50万の国では買いやすさが全くちがってきますよね?)
なので、将来は外国で働くか、ないしは外資系の会社で働くことを強いられます。
そして、外国で通用する人材となるためには海外の大学に行くことが必須です。なので、自国が好きでずっといたいと思っていたとしても、大学は海外に行かざるを得ないという事情があります。
そして、親がお金持ちではなくインターに行ったり留学にできない子たちは、自力で英語を勉強してそのエリートの枠に食い込むしかなくなります。

日本でも、物価は上昇しているにも関わらず賃金の上昇が並行となっている状況が続くと、優秀なのであれば海外で働くか外資系で働くほうがお金を稼げる時代になってしまいます。また、最近はリモートやSNSでのお仕事など、日本にいても海外のスタンダードの賃金で報酬をもらえる機会も増えてますよね。
この際に、英語が喋れるのはあくまでスタートラインに立てるという意であり、+αのスキルが必須となります。そして、世界中の英語が喋れる人たちと競いあってポジションを勝ち取らなければなりません。
学生で時間があるうちに、英語の勉強くらいしておかないと、世界の同い年の人たちから大分遅れをとってしまいますね。

日本の常識は世界の非常識だから

よく日本は住みやすい国だといいます。実際、治安もいいですし、食べ物も美味しいですし、私も日本が好きです。
ですが、日本で当たり前のことが外国ではむしろありえないという場合が多く存在します
たとえば、意見を主張する人(特に女性)は嫌われる傾向が日本にはありますが、海外ではむしろ意見がない人は存在しないも同然の扱いをされます。すごくつまらない人として扱われます。恋愛のシーンにおいても、男女ともに自立していることや自己主張ができることを相手に求めます。
また、仕事面においても、ヨーロッパでは基本残業することはありません。家族を優先することが当たり前です。また、転職して自分のスキルを磨くことも良しとされています。
基本的に人と違うこと、個性があることが尊重される文化が西欧諸国にはあると思います

もし、なにか日本に住んでいて違和感を感じることがあったとして、日本ではそれが常識だから我慢しなければならないことも、海外に行けばすごく非常識なしきたりと思われることは実は多々あります
意外と、今直面している問題が「日本から出ればすぐに解決することなのに・・・」という可能性もあるのです。
まず、日本の常識が世界の非常識であることを知るためのツールとして英語が必要になります。そして実際に移住するとなってももちろんいりますよね。
少し視野を広くすれば解決する問題を、英語が喋れないがためにくすぶって我慢してしまうのはもったいないですよね。

もし、いま窮屈に感じていても、あなたの居場所はきっとあるはずです。
その居場所を見つけるのに、英語は可能性を無限大に広げてくれます。

おわりに

これが私の考える問いへの答えです。
子どもや学生の可能性がどんどん広がるといいですね。


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