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イギリスでも東野圭吾が愛されるわけ

こんにちは! Aoneko( @blue_cats03)です。

普段は「Aoneko Lab」というサイトに記事を投稿しています。

今回は、東野圭吾がイギリスでも人気な理由について綴っていきたいと思います。

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東野圭吾の『容疑者Xの献身』の作品はイギリスでも特に人気です。

この作品が人気である理由は、エンディングに、読者は満足すると同時に落胆し、私たちの道徳観で『悪役』とされてきた人たちとは正反対のキャラクターを設計している点にあると思います。

加えて、イギリスの作家、ジャクリーン・ウィンスピア(Jacqueline Winspear)は、東野圭吾の文学を以下のように評しています。

東野圭吾は知的な心理戦をはりめぐらせる。その結末は巧妙であり、誰も想像つかないだろう。


なお、ジャクリーン・ウィンスピア(Jacqueline Winspear)の『Maisie Dobbs』は、作者のデビュー作でありながら、読者を魅了する緻密な物語(ストーリー)となっており、加えて、主人公Maisieのリアリティーのある人物描写も圧巻です。


東野圭吾の話に戻します。

イギリスでも特に人気の『容疑者Xの献身』は、夫による暴力に苦しむ女性とその人を愛する男性を描くことによって、「有罪と無罪」「善と悪」を分けるものは一体何か、自分が信じてきた基準は間違っていたのではないか、という大きな問題を問いかけており、この点が英国でも人気の理由だと筆者は考えております。


日本文学の強みとは?

筆者が考える日本文学の強みは、ストーリーを伝える力だと思います。

欧米出身の学生は、「日本の文学を読み始めると、いつも読んでいる文学とは構造が違うことに気づく」と言います。

この日本独特の物語を伝える手法が、世界の人々に新しい世界を見させて、世界中からも読者を惹きつけている要因だと思います。

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