見出し画像

復讐のワサビ

東京を拠点に活動するインド出身のヘマント・シン監督が、いじめを題材に全編日本語のオリジナル脚本で撮りあげた長編デビュー作。

顔の傷が原因で子どもの頃からいじめにあってきた少女カノは、酒浸りの母親と2人で貧しいながらもどうにか暮らしてきた。ある出来事をきっかけに自分の秘められた可能性に気づいた彼女は、貧困にあえぐ村の暮らしを抜け出して明るい未来を目指すことを決意。そんな矢先、母親がある事件に巻き込まれたために、カノは過酷な道を歩むこととなってしまう。

「MANRIKI」の小池樹里杏が主演を務め、「偽りのないhappy end」の野村啓介、「屍人荘の殺人」の井上雄太、バラエティ番組などで活躍する河辺ほのか、「バカバカンス」のふじわらみほが共演。

2024年製作/119分/R15+/日本 映画.com

ジャンルがわからない不思議な映画、テンポよくインド映画のような話の転がり方をするので目が離せない作品でした。

調べたら監督がなんとインド人!全編日本語でインド人も出てこないからインド映画っぽいと感じた私はなかなかやりおるわ、なんて思う程驚いた。しかも自主製作でこの完成度ってあり得ない。

『人を許すことで自分を許せるようになる』

そんな強いメッセージ性をしっかり持ちつつ、いじめと言う鬱なテーマをコメディー要素も盛り込んで、実に見やすくて先が気になる展開となっている。主演の小池樹里杏さんは、なんか見たことあるなぁって思ったら実写版東京喰種トーキョーグールSの執事の人なんですね、他にもマルチで活躍しているそうです、目つきがとても良くて惹かれますね、失礼ながら顔のキズが良くお似合いでカッコよく見えてしまう。
ほかの俳優さんは殆ど知らないけれど、でも演技力が高くて鼻で笑うような事はない。

こんな作品、どんどん出てきてほしいなと感じました。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集