マガジンのカバー画像

雨の夜の指定席

450
映画やドラマ、アニメ作品等を珈琲片手にご案内。
運営しているクリエイター

2024年5月の記事一覧

ちょっと今から仕事やめてくる

昔を思い出して涙が溢れ出た。 今でこそブラック企業と言う言葉がポピュラーになっているが、 当時はこれが働くと言う事、これが会社と言うもの そう思っていたから、必死で耐えて苦しんで、泣いて叫んで、 それでも朝が来る、朝が来なければいいなんて思ったりもした。 罵声怒声を浴び続け、嫌で嫌で怖くて怖くて不安で不安で 眠れない日々が続き、ついには身体を壊した。 味方なんかいない。 一人で戦った。 嫌なら辞めればいい、嫌な事からは逃げればいい そう思う反面、ここで逃げて良いのか? 負

整形水

アニメだからこそ、このテーマがびったしマッチしている気がします。実写版だとあまりに生々しくなってしまうし、この『整形水』による劇的な変化の違いを描き出せないんじゃないかなって思う。アニメだからこそ0から100へ変身を遂げても違和感なく見られる、そんな気がする。 リアルとアニメの狭間のような、妙な感覚を覚える動きも視覚的に素晴らしいのに気味が悪い、絵も画面も暗いのに嫌じゃない、その『妙な感覚』がグイグイと、そしてゆっくりと引きずり込んでくれる…人間が持つ闇の世界へと。 次々

この動画は再生できません

Amazonプライムで、ずっとエラーで『この動画は再生できません』と書かれていると思い、しばらく放置していた作品。 聞けば会社の同僚も未だにエラーだと思って観ていないとの事で笑いました。 さて、この作品お笑い芸人さんがドーンとビジュアルとして出ているので、クソつまらないと思いきや、これがドラマにしては圧倒的に面白い。最初に言っておきますが『心霊現象』を期待して『怖がりたい』と思うのなら手を出さない方がいい。 もちろん心霊的な要素はありますが、この作品の面白みは『紐解き』で

キドラアローン 破壊の娘

カット割りやカメラワークがどうも馴染めなくて違和感を感じながら観る事になる作品。 アクションですが、カメラの性能?と言うかオプションで設定されているなんらかの補正機能を切り忘れたかのような画像で、もやもやぬめぬめした感じになっており、本番前の打ち合わせ練習のようにスピード感がなかった。 こうしたいんだ!って思いみたいなものは感じましたが、突き抜けた感じがなかったので、残念感が残りました。

南少林 詠春拳誕生

イップマン、ブルース・リーのルーツ“詠春拳”の誕生と闘いを描く、カンフー・アクション大作! こんなこと書くから怒られるんだよ。 アクションはあれど、ワイヤー多めなのでカンフーとは認めがたし。 ありきたりで、しかも地味で退屈でした。

正体

不自然さに違和感を感じる事は多々あれど、一本筋の物語としてはとても面白く観られました。 テーマが冤罪なので、主人公の行動が何を意味しているのかが分かりやすいけれど、別に謎解きではなく、行く先々で人助けをして行く主人公の最後の大逆転を願う作品です。 全4話ですが内容はとても充実していて、一気に楽しめるテンポの良さも魅力です、そしてなにより亀梨さんの演技が素晴らしい。

シャイロックの子供たち

個人的にはちょっと消化不良感はあったものの、やっぱり池井戸さんの作品は面白くないわけがないと言わざるを得ない。 映画じゃなくて良い空気を感じるけれど。 若干コメディ色が強い気がするので、そういうノリが苦手なら避けるべき。

ゴジラ-1.0

時代背景とゴジラがとてもマッチしていて、素晴らしい仕上がりでした。あのBGMの使いどころも心が震える。 だが、人物の描き出し、人間関係の薄っぺらさが残念でした。 あと最後のゴジラのマークが出る所でビックリしました。 こんなにかっこいい映画なのに最後にダサっってなっちゃいましたね; それもあえての事なのなら凄い仕掛けです。 評価としては歴代のゴジラの中では最高傑作、文句なしのNO.1じゃないでしょうかね、個人的にはモノクロ版の方がわくわく感が高かったです。

コカイン・ベア

考える必要のないトンデモ映画。 コメディ色が強いクセにグロさはリアリティがあってなかなか激しい。クマの挙動もかなり怖いし、しっかりと丁寧に魅せてくれる。 個人的にはこの妙なお笑い要素を抜いてくれたらめちゃくちゃ怖いクマ映画になった気がするだけに、ちょっともったいないなぁと感じました。 コメディ色のお陰で観やすいと言う方が居るとは思いますが、私は逆にこのコメディさが邪魔で、何度も途中で止めようとさえしてしまいました。その度に丁度良くクマの激しいシーンが始まるので、なんとか持