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私的2024秋アニメ3選

うん、やっぱやっとこう。

新年も始まり、なべて世はことも無し。
物事は滞りなく進んでいるゆえ、このまま歩んでいこうと思うのだが、胸に残るしこり1つ。

スルーしようかと迷ったが、
やはりやらねばなるまい秋アニメ総括。

ということで、GO。

①未曾有のオカルティックバトル&ラブコメ!『ダンダダン』

2024年アニメNo.1のオープニング主題歌&映像だったのではなかろうか。Creepy Nutsの『オトノケ』の独特のリズムに合わせた映像は、あたらしい&懐かしいが詰まっていて、何度見ても胸を締め付けられるような魅力があった。

本編は、オカルト好きの男子高校生オカルン×超能力を持つギャル桃ちゃんのコンビが幽霊や宇宙人の起こすトラブルに巻き込まれ、解決していくというストーリー。
作画きれい・キャラ立ちしっかり・バトルの躍動感、と覇権アニメの要素はバッチリ。
個人的には、ガチャガチャ感が気になり青春ラブコメ要素が多くて「私より感覚が若い人が観たほうが面白いのかも?」というのが所感だが、秋アニメの代表格であることは間違いない。


②青春?BL?やっぱ面白い!『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』

ブルーロック第2期も外せない。
第1期は、世界一のストライカーを育てるための養成所『ブルーロック(青い監獄)』に集められたサッカー男子たちが、自身のサッカー生命をかけて戦うバトルロワイアル。本筋も十分面白いが、ブルーロック人気を支えているのはそれだけではない。
BL(ボーイズラブ)である。

一見平凡に見える主人公・潔世一(いさぎよいち)の洞察力・行動力に、初め彼のことをクソミソに馬鹿にしていたライバルたちが、彼と対戦するたびメロメロになっていく。
潔ハーレムと言っても過言ではない。
代表的なCP(カップリング)は「ばちいさ(蜂楽×潔)」「凪れお(凪×御影)」あたりか…ちなみに私は「潔総受け」勢である。
BL・腐女子界隈を快く思われない方が一定数いるのは認識しているが、沼の住人が拡散・グッズ購買力など作品人気の基盤となっているのもまた事実なのだ。

第2期は新キャラクターが増え、序盤は馴染めなかったが、ブルーロック選抜 VS U-20日本代表の試合が進むにつれ、各キャラクターの個性がかみ合い俄然面白くなってきた。
私的MVPは、御影玲王と我牙丸吟。

誰よりも俺が知ってる…
凪誠士郎の『コピー』だ!

第2期 ep12 花


③今更だけど、ずっとファン!『BLEACH 千年血戦編~相剋譚~』

ここにBLEACHを入れるのか、非常に難しい判断だった。
BLEACHと言えば、2001年~始まった全74巻の長期連載、週刊少年ジャンプの看板作品である。初めて読んだ時には週刊連載にしては恐ろしいクオリティの作画と、確固たる世界観に一瞬で引き込まれた。
今更あらすじから紹介するのも憚られる有名作品であること、そして連載半ばからの急激な人気低下も語るのが難しい一因となっている。

死神代行篇・尸魂界篇・破面篇・千年血戦篇…篇を重ねるごとにキャラクター・設定が複雑になり、10年以上の連載中についていけなくなる読者が激増した。
私も途中、何度も挫折した。
日番谷冬獅郎、斑目一角、阿散井恋次、涅マユリ…大好きなキャラクターがオワコンとして扱われていくのは、いちファンとして寂しかった。
卍解は無理でも、まずは始解を会得したい、と何度願ったことだろう。

それでもここに記したのは、アニメ最終章・第3クール『BLEACH 千年血戦編~相剋譚~』が初期ファンからしても素晴らしかったからである。
結末に向かっていく疾走感、初期キャラクター達の知られざる過去。やっぱりBLEACHは、切なくて、美しくて、最高にかっこいい。
ずっとファンでよかった、と思わせてくれる仕上がりだった。

特にエンディングは、BLEACHを知らない方・途中リタイアした方にも一度でいいから観ていただきたい。
BLEACHの美しい世界がそこに広がっている。

久保先生、制作会社の皆様、
アニメも最後まで見届けさせてください!

※『BLEACH‐千年血戦篇‐』ロゴお借りしました。


これでやっと、冬が終わる。

今回は年始からドタバタ続きで、考えがまとまらず秋アニメ考はスルーしようかと思っていた。大したものでないと自覚しているが、アニメ考に倦んでいた、というのも大きい。
前述のBLEACHや『チ。ー地球の運動についてー』など、面白いのだが記すのが難しい作品が多かったこともある。

書き終えて、
でもやっぱりやってよかったと思う。
私にとってはアニメの変遷=季節の移り変わりの指針なのだ。
偉大なる、マンネリ上等。
これでやっと、私の冬は終わりを迎える。


【2025冬アニメ視聴中作品】
·薬屋のひとりごと 第2期
·Dr.STONE 第4期
·メダリスト

【作品紹介】
· ダンダダン
原作 :龍幸伸(集英社、少年ジャンプ+)
アニメーション制作 :アニメーションSARU

· ブルーロック
原作 :金城宗幸、ノ村優介(講談社、週刊少年マガジン)
アニメーション制作 :エイトビット

·BLEACH
原作 : 久保帯人(集英社、週刊少年ジャンプ)
アニメーション制作 : PIERROT FILMS

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