この映画の素晴らしさを俺に伝えさせてくれ !! 人情派ドラマー三人が映画評論文に挑戦。all time D life Vol.36
※ all time D life = サトウケンタロウ +松本誠治+的場誠也 プロドラマーでありながらマルチに活動する3人が毎回テーマを掲げ、ドラマー脳で思考しトークする音声記事です。
二週間のご無沙汰でございます。パーソナリティの的場です。
noteの#をお題にして三人で語り合うシリーズ。今回は #映画感想文 です 。自分の大好きな映画について語り、感想文も書いてみました。
自分が感動した映画って、その感動が大きければ大きいほど、伝えたい気持ちが強ければ強いほど、たとえ語る相手がまだ観てない人であっても、ついついストーリーや見どころなどを細やかに説明してしまう。。。
いわゆるネタバレってやつです(その映画観たいと思っている人にとっては地獄の瞬間ですよね)。
ネタバレを避けながら、それでいて自分の熱い気持ちを伝える。
映画感想文とは非常に抑制の効いた大人な表現だね、という点で意識を共有したつもりの三名でしたが・・・結果、大好きな映画を盛大に語りながら、気持ちとともにネタもモリモリ溢れる収録となりました。
さて(笑)、映画感想文の方は独自のバランス感覚で、今回の企画の本筋はぶれさせずに着地しております(all time D lifeもnote初公開から一年半、ケンケンさん、誠治くんの文章も多くなってきました。これってかなりレアでは?)。
映画感想文
松本誠治(the telephones)
サトウケンタロウ
的場誠也
松本誠治
「ショーシャンクの空に」
冤罪で刑務所に入れられてしまった男の体験を、所内で知り合った男が俯瞰で語りながら進んでいきます。
ただ、これは刑務所という場所がどんな場所かを知るだけのものでは無く、社会復帰が難しいという話だけでも無くて、「自由を得るための対価」と「約束(=目的)がある」ということが如何に人生を謳歌する上で大切なことかを訴えているように受け取りました。
人と人の関わり、普段の何気ない会話、諦めずに生き続ける、挑み続ける事は全て数珠繋がりな、人生の全てを肯定してくれるような映画です。
大名作です。是非。
サトウケンタロウ
サウンド・オブ・メタル
〜聞こえるということ〜
今の自分を受け入れる大切さをあらためて教えてくれた映画でした。
他の選択肢はないと信じて真摯に向き合うことや
抱えてきた環境など、
ドラマーとしてミュージシャンとして共感することが多々ありました。
あと、音響も素晴らしく、是非イヤホンや良いスピーカーで観てほしいです。
もしこれから先状況が悪くなったとしても、その中でも自分にとって良いことは必ず見つかると思える観点を持っていたいですね。
的場誠也
エクソシスト(悪魔払い) / 1974年7月13日公開
オカルト映画の元祖といわれる作品。あまりにショッキングな映像と道徳的観点から、当時小学生だった私は学校から「観ちゃダメ」といわれた映画でした。実際に観に行った兄姉、大人たちは「眠れない!」「トラウマになった 」「どうやら実話らしい 」などと震撼、メディアを巻き込んでエクソシスト シンドロームとも呼べる社会現象にまで発展。
今まで幾度となく鑑賞し、さすがに恐怖は和らぎましたが(初見の方はめちゃ怖いと思います)、そうなると本来作品がもつ物語の厚みや映像&音効の発想(サブリミナル効果とかメイクとか首がグルグル回ったりゲロ(緑色)吐く演出だったりとか)、それらを包み込むニューシネマの色調の美しさと音楽のクオリティに圧倒され、自分史上No1といっても良い作品になっています。夜霧のなか悪魔に取り憑かれた少女が住む屋敷の前に一台のタクシーが止まる。イエズス会から依頼を受けた老神父メリン(悪魔払いのスペシャリスト)がくたびれた体を引きずるように登場するシーンは鳥肌モノです。
はぁ〜また観たい。。。
このあとは有料記事になりますが、よろしければぜひご聴取ください。
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