Kの向くままにおススメ映画『真実の行方』短文紹介
【顔を使い分ける者の映画】
原題とは全然違う邦題だけどコレはこれで的を得ているから好意的。
ウィリアム ディール原作。
リンゴか!?と思ったけど、それはウィリアム テル…。
…オヤジギャグ?、、って訳でもないんです。似て非なるものという事…。
ラシュマン大司教が惨殺され、彼のもとで教会のミサなどを手伝っていた青年アーロンが容疑者として逮捕される。
辣腕だが目立ちたがりの弁護士マーティンは、今世間で一番注目を集めている彼の弁護をロハで買って出た。
先ずマーティンは、事件当時のアーロンの曖昧な記憶を取り戻してほしいと精神科医に依頼する。しかし、その過程でアーロンのもう一人の人格《ロイ》が現れ、彼は解離性同一症(多重人格障害)という事が発覚!そして裁判は意外な展開に…。
市民に愛され尊敬もされていたラシュマン大司教。しかし裏では児童ポルノ製作に勤しむ変態オヤジ、ラシュマンPだった!
ここで原題の『Primal Fear』、直訳は「原初の恐怖」、かな?性善説を信じるマーティンへの回答とも取れます。Kは少し解り易く「内なる狂気」と意訳したいです。ラシュマンを例にとると、大司教というステータスは彼の内なる顔を隠す為の仮面なんですよ。
アーロンや大司教はその演技力で周囲の人々を扇動しましたが、程度の差こそあれ誰しも彼らと同じかもしれませんね。
という訳で、アーロンの演技力!いやノートン?それともロイか??
……一体誰なんだ、お前は!?
決まったー!ロイの必・殺!
解離性ヘッドローック!!!
……アレ?裁判の映画でしょ…?
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