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Kの向くままにおススメ映画『コレクティブ 国家の嘘』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。一生遊んで暮らしたいKです。今回は『コレクティブ 国家の嘘』。一言で表すと「人間性の腐敗の映画」です。



こんな人におススメ 

社会派映画を観たい人
医療関係者
衝撃のドキュメンタリー!


要注意点まとめ 

▲世の中ダメだなって思うかもしれない重い映画。。けど自分だけは腐らないようにしよう、ていう戒めも貰える!そういう人物も出てくるしね。


こんな映画です 

ルーマニアの国家腐敗を暴く医療ドキュメンタリー。
小難しくて面白くなさそうな邦題、、食指がなかなかに動かなかった理由。けど実際観てみたら解り易いしスルーしなくて良かった大成功映画!
ライブハウス『コレクティブ』で起こった火災が発端となるお話です。


もう少し詳しく 

大手製薬会社が病院に卸している《消毒薬》。それは会社の利益のため殺菌成分が表示より少ない商品だった事が判明。更に、多くの病院が経営者の指示でその消毒薬を大幅に薄めて使用しており消毒効果は皆無。これにより院内感染で命を落とす患者もいる中、良心のある医療関係者は国に事実をリークしていたが、国は実態調査を怠っていた…。

酷い話だ!と思っていたらもっと酷い事が判明する!!
国が調査をしない理由、それはこの薄々消毒薬で得た莫大な利益がダミー会社を通じて政治資金や政治献金(賄賂)に充てられているから。製薬会社と病院と国が結託して患者の命をお金に換えていたのです!消毒薬が腐ってただけでなく、国家が根本的に腐敗してる!!


観た後はこんな気分になりました 

「ルーマニアてそういう国なの?」、ていう感想の人がいたらチョット視野が狭いかも。映画の醍醐味は観た人が人生の糧にできる事。余所で起こってる事なら日本で起こっても不思議ではありません。自分が当事者とか被害者になってる事を知らないフリをしている人は多いと思います。ニュース見ても他人は死ぬけど自分はいつまでも死なないと思ってる人たちの事です。
折角2時間近く使って映画を観たのだから、異国や異世界の誰かのお話じゃなくて、私のお話、アナタのお話、日常の暮らしのお話として捉え、何かの教訓にするのがより有意義。
 
それではKはどんな教訓を得たかと言うと、、報道や他人の意見に簡単に傾いてはいけない、という事。自分でしっかり調べて納得する事ですね。
 
…まあ、Kの得た教訓は大したものではないかもしれないけれど、、そうやって観た後アレコレ考えたくなるのが良質映画の証なんだと思います。。


心に残ったセリフ 

医師 :「私利私欲の事しか頭にない。私たち医師はもう人間ではないんです。」

別に医師だけではないけれど、みんなお金が欲しいんです。何故なら働きたくないから、一生遊んで暮らしたいから。でも人間の強欲には際限がなくて、そういうお金がもし手に入ったらもっと欲しくなる。それで人とか会社とかを買収して最終的には何もかも、国も世界も自分の思い通りにしたいのです。
本作に出てきた悪徳理事長も一生遊んで暮らすには充分なお金を稼いだはずですが…もはやそれだけでは満たされないんですね。他人の不幸が収入源、悪徳無慚の極み、人間失格。

Kも一生遊んで暮らしたいけど、人間性は失いたくないですね。


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