Kの向くままにおススメ映画『春夏秋冬そして春』短文紹介
【そして繰り返す季節の映画】
仏教の教えが基になっており、道徳の教材に最適。小学生に観せたい気もするけど、、おっと危ないR-15指定。。
人生を四季になぞらえていますが、ただの美談ではないよ。物や事に執着し過ぎてはいけない、という罪や煩悩の寓話。
「必ず失う」?何故か。自分が欲しい物は当然他人も欲しいからですね。まあ競争の社会なので守り抜けばいいのですが、、守り抜いた場合は他人がそれを失ったという事になります。そんな競争に辟易している人には腑に落ちる内容ですよ。世俗から離れ、仙人のような和尚様もその1人で、実は過去の罪を償う人生だったのです。そして人は罪と贖罪を季節のように繰り返すのでした。劇中、頻繁に出てくる《蛇》。主に《幸運》と《輪廻》のシンボルとされていますが、本作では完全に後者です。
そんな訳で悪者の《欲望》ですが、案外ポジティブに捉える人も多いのかもしれません。欲望が競争を生み、競争は向上心や成長を促すのです。色々な欲がなければ人類は成長しないのですよ。しかしながら本作によると欲望は成長のついでに殺人も促すので功罪相半ば。。
因みにKは競争を好みませんけど、和尚様のような禁欲生活もお断りですね。わがままでスミマセン。
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