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Kの向くままにおススメ映画『犬ヶ島』短文紹介

【犬派必見映画】 

割とシュールなストップモーションアニメ。声優陣がかなり豪華。

人間にも感染する「ドッグ病」の蔓延を防ぐため、全ての犬をゴミ島へ隔離しようとする《反犬派》vs.《親犬派》の争いのお話。
しかしKは猫派で犬は少々苦手、、、でも大丈夫でした。この物語は猫に置き換えても成り立ちますし、移民の隔離政策とかナショナリズムのメタファーとして考える事もできます。ただ、人種や民族のお話にすると堅苦しくて表現の制約も多いはず。色んな人に観てもらうためには動物、しかも犬を選択するのが最適解だったのでしょう。

選択といえば、日本を舞台に選んだ事も個人的には大当たり。
「日本を馬鹿にしている」と不快に思う人も一部いるそうですが、、コレで不快なら『ティファニーで朝食を』なんか憤死者続出でしょ。流石にあちらには悪意を感じますが、本作は全く逆で監督の強い《日本愛》を感じました。外国人から見た日本ていう風体の作り込みではありますが、もしかしたら日本人より日本らしさやわびさびとかを理解しているのかもしれませんね。

小林アタリ :「ゴミのように扱われ、苦しむ犬たちへの想いを俳句にした。自然や愛や友情や永遠、その他の動物たちにも捧げる。」
 
「何故ゆえに 人類の共 春に散る花」

小林アタリのランタン

監督はきっと《親犬派》であり《親日家》。犬好き日本人なら必見ですよ。


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