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Kの向くままにおススメ映画『ノクターナル アニマルズ』短文紹介

【●●の復讐映画】 

,原作は、オースティン ライトの小説『ミステリ原稿』。
最後の最後の最後で、何が言いたいのか解るお話は非常に好みです。それも含めてネタバレしてますのでご注意ください。

アートディレクターとして活躍するスーザンに元夫のエドワードから『ノクターナル アニマルズ』という小説の原稿が送られてきます。本作は、その小説はもとより小道具的なアート作品にもメタメッセージや直接的なメッセージが込められています。

以下は作中アートに関するKの解釈です。
■まず賛否両論の衝撃的OP。スーザン自身も《ジャンク》と表現していましたが、これは自分の内面の醜さの事でしょうか。
■次にスーザンのオフィスに飾ってある《凹面鏡に映った尻デカ裸婦像》。かなり上品なお部屋なのにこの画によって品性低下。
■《たくさんの矢が刺さった牛》はスーザンがこうなりつつある事を暗示している?
■《REVENGE》というレタリングアートはもうそのまんま。
■《ライフル銃を向ける男とそれなのに気にしていない男》も見ての通り。

過去と現在が突然切り替わる演出と劇中劇、それに不可解な会話などでちょっと混乱させられそうですが、上記アートと同じで全て伏線とメタファー。そういう視点で観れば解り易い作品です。

という訳で、そろそろ大見出しの●●。コレは、、《元夫》です。では何に対する復讐なのか??一言で表すと、男女の関係。そして元夫エドワードの復讐方法は、、非常に些細で微笑ましいくらいですが、それでも現在のスーザンの状況では無数の矢が刺さる程の傷心でしょう。ここでやっと彼女は元夫の小説『ノクターナル アニマルズ』の意味を理解するのでした。Kもかなり鈍いので同じタイミングで「おおお…」と思いました。
でも、そういう事するエドワードもねぇ、賢しいというか人間が小さいというか、乗り換え再婚されても仕方ないよね、、。

復讐劇は優しいですけど劇中劇はちょいスリラーです。
Kはエイミー アダムスを推してるのでその点数が加算されている事はご了承ください。。


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