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『スターウォーズ 最後のジェダイ』 感想
ディズニー資本によって制作されたSW三作目。
観てる間はそれなりに楽しいし、スターウォーズらしさを発見するたびに幸せを感じたりすんだけど、終わってからどんな映画だったのかを思い出したりしていると、なんだかなあ、みたいなシーンの連続だったりしてイマイチを感じるのですが、じゃあ面白くなかったかと言われれば充分面白かったし、まあいいんじゃないの、て気持ちになります。
観ながら思ったのは、スターウォー
『ベイビー・ドライバー』 感想
耳鳴りに悩まされる逃がし屋が、ずーっと音楽を聴いている映画。
This is ミュージカル西部劇!
父殺しの映画であることは、前半、ケビン・スペイシー演じるドクが出て来た時点で理解できたが、父の存在があんなにコロコロ変わるとは思わなかった!
そこが相当フレッシュで、ドクが、あの様な最期を迎えるとは想像できなかった。
同時に、バディも。
そういった想像の裏切りを楽しさと共に魅せてくるのがエドガ
『LOGAN』 感想
X-MENのウルヴァリンがお爺さんと娘の世話でドタバタする映画。
IMAXで。
ウルヴァリンにとって、凶暴だった頃の悔やみきれない自身の過去、というパーソナルを持つ、ローラという少女のキャラクタが現れ、ウルヴァリンは成り行きで彼女とプロフェッサーxらと疑似家族を演じることにより、今まで自分が持つことのできなかった家族、という暖かさに触れる。
原作では幾度となく長寿のウルヴァリンは家族を持って
『哭声』 感想 ※ネタバレあり。
山奥の小さな村に國村隼が引っ越してきたので村人たちがやだなあ、って怪しむ映画。
地獄を描いた地獄ムービーとして突出している。
『エクソシスト』『エンゼルハート』『ローズマリーの赤ちゃん』などに続く堂々たるオカルト映画の傑作。
何度も見直せば見直すほどに発見がある、考察サイトが盛り上がりそうなヤバイ作り。
凄すぎて人間の手には負えない。
解釈の整理を。
いくつかの解釈が可能ですね。
①日本
『おじいちゃんはデブゴン』 感想
認知症気味のおじいちゃんが骨折マシーンだったよ! って映画。
おじいちゃんが骨折!
やっぱり骨が弱くなってきてるから?
ではなく、おじいちゃんが他人の骨を(物理で)折る側なのです。
『グラン・トリノ』と『アジョシ』を足して割らなかったみたいな話ですが、舐めてた相手が実は鬼強かった、てパターンはもう大好きなので仕方ない。
サモ・ハンは常に不安げな瞳をうるうるさせながら「あー」とか「うー」とかし
ぱにぽに・ザ・ムービー (前編)
どうもこんにちは!
氷川へきる先生の『ぱにぽに』が大好きで大好きでたまらない竹内です。
今回は、全17巻に渡る大傑作、『ぱにぽに』に転がっている映画ネタを見つけてご紹介していこうという記事になっております!
氷川へきる先生とスクエア・エニックス社のご好意の下、画像の使用を許可してもらいました。
ありがとうございます!
で、1巻からじっくりと読み返しながらえっちらおっちらスキャンした、珠玉
『この世界の片隅に』感想 ※ネタバレあり。
すずさんが、生きる映画。
『この世界の片隅に』観てきました。
ものすごいテンポの良さで圧倒的な情報量とキャラクターの生活や感情と生活の素晴らしさと戦争の最中にいる国、を描ききった素晴らしい傑作でした。
台詞の一つ一つ思い出そうとしたり、心に響いたシーンを思い出す度に涙が出てきてしまうので、まだきちんと言葉にまとめられません。
とにかくスクリーンで観て、としか。
テンポの良い映画
『無垢の祈り』感想 ※ネタバレあり。
虐待されている少女が祈りを捧げる映画。
と、書かれた時点で「うわーそんな辛そうな映画は観たくない。勘弁」と思った人は絶対に観ない方が良いです。
そのくらいこの映画は力を持っている。
観た人の頭をゴルフクラブをフルスイングして叩き割りにくるような作品だ。
凄いとしか言いようがない。
主人公であるフミ(名演技)が常にふてくされたような表情でボサボサに伸びた髪から力強い死んだような目(どんなだ、矛
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』感想 ※ネタバレあり。
僕と契約したから魔法少女になったね! て映画。
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語を立川シネマシティで観てきました。
いやー面白かった。つらつらと感想などを書いていこうと思いますー。
ネタバレ全てしていますので未見の方はすみやかにお戻り下さいませ。
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魔法少女まどか☆マギカの存在を知ったのは放送開始のだいぶ前で、虚淵さんに自分の書いたお芝居を観に
『手紙は憶えている』感想 ※ネタバレあり。
認知症の老人がプルプル震えながらナチに復讐しに行く映画。
こう書くとおもしろアクションコメディ映画のようだが、ようだが、ってわざとそういう風に書いたから当たり前なんですが、実はそんなことはなく、アトム・エゴヤン監督の丁寧で可笑しい演出描写が緩やかに流れる静かな映画。
結構何書いてもネタバレになってしまうので、できれば観てから読んでください。
主人公のゼヴは、アウシュヴィッツの生き残りである。
『ハドソン川の奇跡』※感想
機長が乗客乗員の命を助けたのに人格を疑われてうんざり、って映画。
2009年にハドソン川で起こった実話を、クリント・イーストウッドが映画化。
93分というベストな上映時間に、必要なものが全て詰まっていて、本当にこの監督は天才なのだなあ、と感嘆。
事実を元にしているため、飛行機のエンジンが止まり、緊張のサスペンス! さあ生き残るのは誰か⁉︎
みたいなシーンは必要ないわけです。
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