茶の湯の世界
表千家のお茶を習っている友人にご招待いただき、初めて正式なお茶会に参加してみた。
これまで「建築」として触れる機会はあった茶室を、実際に使う、体験するというとても貴重なひととき。
お着物を召された方々にご案内いただき、水打ちした飛び石を歩き、待合で腰掛けてその時間がくるのを庭を眺めながら待ち、躙口からズズズっとくぐって小間へ。
身支度を整えて、いざ広間へ向かうと、
そこで待っていたのは、思い描いてたような堅苦しさとは違い、心尽くされたおもてなしの空間だった。
他にも初の参加者がいらしたので、素人向けに先生の語られる滑らかな口調と、温かくも芯のある言葉で、その世界にスっと引き込まれていった。
もてなす側も、もてなされる側も「対等」だということ。先日訪ねた東京ジャーミイで聞いたイスラムの平等の世界観にも通じるものがあるなぁと感じた。
久しぶりの正座に、足がしびれて固まったままどうなるかとなった場面もあったけれども、また行ってみようかなぁ、と思わせる素敵なお茶会・初体験で始まったGW。