かわむらよしお

世界を1つに貫く理論を珈琲をのみながら考え続けています。超ローカル自然科学雑誌「地球ら…

かわむらよしお

世界を1つに貫く理論を珈琲をのみながら考え続けています。超ローカル自然科学雑誌「地球らいぶ茨城」編集長、つくば市の自然科学教育普及団体地球レーベル副代表、デザインスタジオYKstudio、科学のまちのコーヒー屋/もっくん珈琲経営、理学修士(地球科学)

最近の記事

〈仮説11〉人も粒であり波である…

近所に素粒子の研究所があり、私はコーヒー屋をやっていますので研究所のお客さんからよく素粒子の振る舞いについて話をきくことがあります。極微小な素粒子の世界では「粒であり同時に波である性質が観測されている」というものです。 私はコーヒー屋をやっていますので、人の世界を見つつ研究者の人たちから聞く素粒子の世界の話も聞きます。 波といえば水面に雫を落としたときの波紋のようなイメージをするかと思いますが、人間社会もやはり波のようなものがあるように思えます。 ある社会変革の情報とい

    • 世界はこうなんじゃないか?〈仮説10〉こころの等速直線運動

      世界はこうなんじゃないか? 〈仮説10〉こころの等速直線運動 この仮説シリーズの目標は、ミクロの世界における数多(あまた)の自我を持つ主体のコミュニケーションが、よりマクロの世界においての運動の力(※物理学でいうところのF=maのFなど)となっているのではないか?我々地球上の生命もさらにマクロの世界の運動の力(F)の法則を紡ぐひとつの因子なのではないか?ということを検証することです。 こころで作用することは、もちろんこの宇宙で起きている現象のひとつですね。こころの中と日々

      • 世界はこうなんじゃないか?〈仮説9〉宇宙の中心は、いかなる時も「私」

        世界はこうなんじゃないか? 〈仮説9〉宇宙の中心は、いかなる時も「私」 この世界はビッグバンではじまったというのが今のところの一般見解ですが、一点からはじまり宇宙が膨張したというイメージから、広がった宇宙のどこか途中に私たちの銀河があるように考えたくなります。 太陽系はこの銀河系の端の方ですし、地球は太陽のまわりを回っています。日本は世界では極東と呼ばれる場所に位置しています。なんだかどれもこれも中心から離れた位置にあるように感じますね。 では、宇宙の中心はどこにあるの

        • 世界はこうなんじゃないか?〈仮説8〉原子より小さな世界では光は速くない?

          世界はこうなんじゃないか? 〈仮説8〉原子より小さな世界では光は速くない? 以前、私たちがx分の1サイズの世界に行くと体感時間は√x分の1(ルートx分の1)になるのではないかという仮説を放物線の計算から求めてみました。 私は、力(ちから)はコミュニケーションがとれてはじめて作用すると述べてきましたが、相手が高速で通り過ぎてはコミュニケーションできませんね! 例) 目の前をAさんが時速100kmで通過します。 BさんがAさんに挨拶をしようとします。 「おは…(よう)」

        〈仮説11〉人も粒であり波である…

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説7〉空間自体というものは無い?

          世界はこうなんじゃないか? 〈仮説7〉空間自体というものは無い? 最近、ジェームズ・ウェッブ望遠鏡が宇宙空間に打ち上げられ、鮮明な宇宙の姿を私たちに届けてくれています。その画像を見たときに何か違和感を感じました。 宇宙が透明すぎる!! 海でも空気でもガラスでも、距離とともにぼやけてきますが、宇宙空間がスカスカとはいえずいぶん透明だなあ!と強く感じました。 無いように見える…というのが第一印象でした。ん?もし空間自体という概念をなくした場合、この世界は成り立つのだろうか

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説7〉空間自体というものは無い?

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説6〉アルケー(万物の根源)は『心(こころ)』!

          世界はこうなんじゃないか? 〈仮説6〉アルケー(万物の根源)は『心(こころ)』! 宇宙が、小さい方から大きい方まで、仮に無限と思えるほど広がっているとすると、そこに存在する『何か』がすでに性質を持っている場合、それはその階層よりもはるかに小さな世界における数多(あまた)の存在の無限のコミュニケーションの結果、マクロの存在にはそのように見えているとしましょう。 はるかに小さな世界における数多(あまた)の存在にも、勿論「心」があるというのがこの〈仮説〉シリーズの前提です。

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説6〉アルケー(万物の根源)は『心(こころ)』!

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説5〉ミクロの世界やマクロの世界では、それぞれ特別ではない普通の時間が流れている

          〈仮説5〉 ミクロの世界やマクロの世界では、それぞれ特別ではない普通の時間が流れている 私たちが、仮にダンゴムシたちと同じくらいの100分の1サイズになったとしてキャッチボールをやったとします。どんなことがおきるか考えてみました! (空気抵抗を無視して)計算したらおもしろいことがわかりました。ノーマルな大きさの世界で仮に10mの高さまで投げ上げて相手に届くようにします。相手まで距離が20mあるとすると、高さ10m、幅20mの放物線を描きます。では100分の1の世界ではどう

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説5〉ミクロの世界やマクロの世界では、それぞれ特別ではない普通の時間が流れている

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説4〉『興味・関心』こそ物理的な力の根源?

          世界はこうなんじゃないか? 〈仮説4〉『興味・関心』こそ物理的な力の根源? 私はコーヒー屋を経営しているので、夏祭りなどにも出店することがあります。15年もの間、マルシェや祭りに出ていて興味深い発見がありました。 まず、会場では来場した人たちが自由に動いています。次第に、たくさん集まる店ができる一方、全然集まらない店やほどほどの店など、だいたい決まった分布ができあがっていきます。 上から見ると、例えば、いろいろな大きさの磁石を置いてそこに砂鉄をまいたときのような模様がで

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説4〉『興味・関心』こそ物理的な力の根源?

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説3〉コミュニケーションが次第に物理法則になる?

          〈仮説3〉コミュニケーションが次第に物理法則になる? 昔、倉庫のアルバイトをしていて興味深い経験をしたことがあります。登場人物は老若男女30人ほどの立場も経験もばらばらの、そこで初めて会った人たちです。 2階から送られてきた荷物のカートを分別して並べ、空いたカートを回収して2階に送り返すという作業でした。難しい作業ではありませんでしたが、広い倉庫内で比較的みんな自由に自分の判断で動き始めたので、効率も悪く、スムーズではありませんでした。 それが何日かたつうちに、だんだん

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説3〉コミュニケーションが次第に物理法則になる?

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説2〉私たちの日常は、無限に大きくもあり無限に小さくもある世界なのではないか

          〈仮説2〉 私たちの日常は、無限に大きくもあり無限に小さくもある世界である 大きさに関して、小さい方は計算上プランク長さという最小の長さというものがあり、約1.6×10のマイナス35乗メートルです。また、大きい方は、観測可能な宇宙の大きさで930億光年= 8.798×10の26乗 mです。 世界の大きさが上記の様であるかはわかりませんが、小さい方にも大きい方にも無限と言えるほど広がっているとすると、次のように考えることができるのではないか! 仮に無限に小さいものを考える

          世界はこうなんじゃないか?〈仮説2〉私たちの日常は、無限に大きくもあり無限に小さくもある世界なのではないか

          世界はこうなんじゃないか?仮説1

          〈仮説1〉存在するものは、みんな観測者 こどものころからずっと違和感があったのが、人類や生き物がこの世界にあらわれる前や、仮に今後滅びたとして、その後の世界において「見るもの」がいない、物質だけが存在するという宇宙観です。 ビリヤード玉が宇宙空間でカーン‥カーンと無機的にただぶつかり続けるような世界が無限に広がり永遠にただ存在する…そんなイメージを考え、怖くなったのを覚えています。 大人になり、あるとき、アイザック・ニュートンの著書「プリンキピア」を読んでいたら、〈自然

          世界はこうなんじゃないか?仮説1

          ちきゅうの日記2022/6/5

          茨城県ひたちなかの海岸へ、地球レーベルのスタッフとして磯の生き物観察会に同行しました。参加の子供たちが磯の生き物にワイワイと盛り上がっている中、我が子たちがシーグラスを探したいと言うので、観察会の場を離れて海岸を散策していると、明らかに猛毒のカツオノエボシと思われる漂着物を発見。私は本物を見るのが初めてだったので、海の専門のスタッフに確認してもらうと、やはり間違いないとのことでした。その後、観察会でも紹介し大いに盛り上がりました。 このカツオノエボシは、実は群体だそうです。群

          ちきゅうの日記2022/6/5

          ちきゅうの日記2022/6/2

          シロツメクサにミツバチが蜜を集めに来ていました。田んぼ沿いはこの季節シロツメクサが綺麗で、田植えをするトラクターを眺めながら散歩をすることができます。 ◆現代自然哲学(※一般用語ではなく私がこの日記の中でつくった造語です。) 〈宇宙のはじまりについて〉 例えば人生には始まりがあり、終わりがあります。素粒子も星も同様です。宇宙もそう考えると自然です。何もない状態から何かが生まれることはないので、この宇宙も何かから生まれたのでしょう。 自然はどこでも同じ原理が働いているという前

          ちきゅうの日記2022/6/2

          ちきゅうの日記2022/6/1

          こどもと田んぼ道を歩きました。土手の草むらに足を踏み入れると、ピョンと隠れていたカエルが跳び出してきました。目の横に黒いスジがあるのでニホンアマガエルです。最近、シュレーゲルアオガエルを探して歩いていますが、なかなか出会えません。 ◆現代自然哲学(連載構築中) 〈時間〉とは何か? 時計を見ていると規則正しく動いているので、時間は絶対的なものであると考えてしまいがちです。しかし、少なくとも感じ方はそうではないようです。小さな生き物ほど時間を長く感じているようです。『観測主体の

          ちきゅうの日記2022/6/1

          ちきゅうの日記5/30

          写真はつくば市平沢にある、変成岩(へんせいがん)の大きな崖です。今日は天気がよかったので、私たちが毎月発刊している雑誌『地球らいぶ』の取材を兼ねて見に行ってきました。この崖は小高い山の中腹にあります。周辺には筑波山や宝篋山(ほうきょうさん)など、いくつかの山が連なっていますが、山を造っている岩石の種類は様々です。ただ、一つ共通点があり、それは「固い」ということです。固いと周りより風化や侵食を受けにくく、山として残るという原理です。とてもシンプルですが、地上の地形ほぼすべてに適

          ちきゅうの日記5/30

          ちきゅうの日記5/25

          店の庭にドクダミの花が咲いています。うちでは使いませんが、「摘んで行っていいですか?」というお客さんがいました。市販のドクダミ茶を飲んだことがありますが、烏龍茶のような風味で、ほろ苦く美味しかった記憶があります。今日は晴れて爽やかな風が吹いていました。うちはコーヒー屋ですが、ホットコーヒーとアイスコーヒーと半々くらいでした つくば市 晴れ 18:29 気温22℃ 1008hpa 湿度57% ◆ 現代自然哲学(連載構築中) 〈自分〉の範囲について 一般的に自分とは、心を含ん

          ちきゅうの日記5/25