ええ加減
関西弁講座ではないのですがw
関西には『ええ加減』という言葉があります。
標準語では『いい加減』ということになります。
この『ええ加減』という言葉、
『お前はええ加減なやっちゃなー!』とか、
『ええ加減なことばっかりぬかしやがって!』みたく、
あまり良い使われ方をしない言葉で、
人となりを例えるのであれば、
マイナスのイメージが強い言葉だったりします。
でも、例えをお風呂に変えてみると、
これは熱過ぎても冷めた過ぎてもダメで、
むしろ『ええ加減』を良しとしたりしますよね。
なので、『ええ加減』には、
『ええ頃合い』とか『ええ塩梅』といった、
プラスの要素も含まれているのではないかと。
ただ、このええ加減でいるためには、
ええ加減に過ごしているだけではダメで、
時には、お風呂で言うところの追い炊きのように、
熱くなるための努力をしてみたり、
またある時には、水を足して冷ますように、
怒りや欲望を抑え込んだりとか、
その時々の状況に応じた対応をすることで、
ええ加減というバランスを保つものではないのかと。
いつも”ええ頃合い”に現れて、
”ええ塩梅”の仕事ができる、
そんな味のある人物になりたいと思いますが、
五十半ばを過ぎても、
大人にすらなれてないような気がしますw
目指せっ!令和のええ加減男っ!!