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【絵本感想】『 どうぞのいす 』
「 ちいさなイスから始まる、やさしさのリレー 」
《 読書感想 》
うさぎさんが、小さなイスを作って、野原の木の下に置きました。そして「どうぞのいす」と書いた立て札を立てて、誰でも自由に使えるようにしました。
最初にやってきたのは、ろばさん。どんぐりのカゴを背負っていて、そのカゴをイスに置いて、気持ちよさそうにお昼寝を始めました。すると次にくまさんがやってきて、「どうぞなら遠慮しないで」と、イスの上にあったどんぐりを全部食べてしまいました。でも、代わりに自分が持っていたはちみつをイスに置いて帰ります。
そのあと、きつねさんがやってきて、「どうぞなら遠慮なく」と、はちみつをなめてしまい、代わりに焼きたてのパンを置いていきました。今度は10匹のりすさんたちがやってきて、みんなでパンをパクパク食べちゃいます。そして、代わりに栗をイスに置いて帰っていきました。
最後に目を覚ましたろばさんは…
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このお話は、うさぎさんが作ったイスに、いろんな動物たちが物を置いていくところが、とても面白かったです。どんぐりがはちみつに変わって、次にはパンになって、最後には栗になってしまうところが不思議で、読んでいてわくわくしました。りすさんたちがみんなでパンを食べている場面も楽しそうで、私も一緒に食べたくなりました。
このお話を読んで、私は「どうぞ」という言葉がこんなに優しくて素敵なんだと感じました。動物たちが、ただ自分のために物を置くのではなく、次に来る誰かのために何かを置いていく姿は、とてもやさしいと思います。誰かのために何かをしてあげることは、特に何も言わなくても、その人に優しい気持ちを伝えることができるんだなと思いました。
それに、動物たちはみんなが自由に交換して、文句を言ったりしないところがいいなと思いました。私も、友だちともっと仲良くするために、何かを一緒に分け合ったり、「どうぞ」と言ってあげたりしたいです。この本を読んで、他の人と物を分け合うことが、どれだけ楽しいかも分かりました。
『どうぞのいす』は、優しさや思いやりを教えてくれる絵本で、読んでいてとても楽しかったです。これからも、誰かのために「どうぞ」と言えるようにしたいと思いました。
皆さんは、『どうぞのいす』のどの動物が気に入りましたか?
私は、思わず全部食べちゃうくまさんです。
どんぐりを遠慮なく食べて、代わりにはちみつを置いていくところが、くまさんらしくてかわいいなと思いました。
食いしん坊だけど、ちゃんと次の人のために何かを残していくところが素敵ですよね。
この絵本は、誰かに「どうぞ」と何かを分け合う優しさが、自然と動物たちの間でリレーされていくお話です。
私たちも普段の生活の中で、小さな「どうぞ」の気持ちをもっと大切にしたいなと感じました。
大きなことじゃなくても、誰かに少しでも親切にできることって、本当に素晴らしいことですよね。
皆さんも、『どうぞのいす』を読んでみて、どの動物が心に残ったか教えてください!
※この記事のおかげで、この絵本に出会いました。
noraさんありがとうございました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
■ ネットでの感想
どうぞのいす/作 香山美子 絵 柿本幸造
— eちゃん@絵本大好き (@yasetaraasobuyo) June 14, 2023
これぞ絵本、といった絵本。ほっこりして癒される…ご自由にどうぞ箱(椅子じゃないけど)作って家の前に置いて「ママ!なくなったよ!」と盛り上がった。優しい子になってね。 pic.twitter.com/GCv4DYQAnz
うさぎさんが作った椅子をめぐって次々に繰りひろげられる取りかえっこ。「どうぞ」にこめられたやさしさが伝わってくるロングセラー絵本。
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<ほのぼの絵本の感想文>
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