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その男の名は
岩浪成芳です。
川勝徳重「恐怖と奇想 現代マンガ選集」に収録され、令和の世に解き放たれた昭和の奇才、それが岩浪成芳です。
彼の描く怪奇SFが好きでコツコツ集めていますが、如何せん作品量が多くて全てを網羅できる気がさらさらしません。そもそも作品の全容すら見えていません。
描かれる彫りの深い美女と、それに劣らぬ美しい書き文字に夢中です。
楳図かずおの文字もきれいだと有名ですが、通ずるものを感じます。
漫画がメインではない雑誌に掲載された作品であるためページ数は限られており、それ故に描写不足を補うナレーションが多いのは気に食いませんが、その発想力は奇抜で異質でまさに自分が求めていたものです。
土曜漫画の掲載作しか所持していませんが、いつか「事件と奇談」「漫画情報」「アパッチ」も入手したいですね。
下記は所持している岩浪作品の扉絵です。あと何冊買えばコンプリート出来るのか。死ぬまでに全て揃えることは不可能にすら思える果てしなき道です。なんの役にも立たない誰からも尊敬されない天竺への旅は始まったばかりです。