見出し画像

2025年1月に観た映画:『型破りな教室』『劇映画 孤独のグルメ』『アンダーニンジャ』。

2025年1月、映画館で観た作品の振り返りです。

型破りな教室@ヒューマントラストシネマ有楽町

ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター1

観て良かった映画:★★★★★

麻薬と殺人が日常と化した国境近くの小学校。子供たちは常に犯罪と隣り合わせの環境で育ち、教育設備は不足し、意欲のない教員ばかりで、学力は国内最底辺。しかし、新任教師のフアレスが赴任し、そのユニークで型破りな授業で、子供たちは探求する喜びを知り、クラス全体の成績は飛躍的に上昇。そのうち10人は全国上位0.1%のトップクラスに食い込んだ!

公式サイトより

2025年1本目は、有楽町にて。2024年12月公開の映画です。隣の銀座マルイもまだ初売りが始まらない、三が日中に鑑賞しました。

2011年に起きた実話を描いた作品で「奇跡の感動作」と銘打たれた作品。あまのじゃくが発動してしまい、観る決断をするのに年を越してしまいました。

これは、ただただ「観てよかった」と思える作品です。子供たちが直面する厳しい現実も、逃れられない偏見も、夢を自由に見られないという諦観も、すべて最小限に表現されています。伝えたいことだけを伝えるために、無駄なものが削ぎ落されたような映画でした。

次世代の教育って難しいけれど、世の中のためになるとかそんなこと関係なく、自分がワクワクするかしないか。それだけで充分なのかもしれません。

         🎬🎬🎬

劇映画 孤独のグルメ@TOHOシネマズ日本橋

TOHOシネマズ日本橋 スクリーン8

孤独じゃないグルメ:★★★☆☆
映画館で観る価値あり:★★★★☆

映画で孤独のグルメ?何のつもりかな?とずっと気になっており、仕事が早く終わった土曜の午後、日本橋にて。

ストーリーのフィクションぶりがフィクションすぎるし、俳優陣も好きな俳優さんばかり。セリフが少なくても、それぞれの俳優さんの表情の数々に思わず笑ってしまいます。自分はグルメ映像を見るとお腹がいっぱいになるタイプなので、観終わったあとは、かなり満腹でした。

今、この時期に飲食店を取り上げて製作した映画として意図したものだと思うのですが、孤独のグルメというより、孤独じゃないグルメの場面が多かったように思います。

映画館の大画面で見るにふさわしいような美しい自然の映像もあり、臆せず観て良かった、というのが正直な気持ちです。

劇中のラーメン店「さんせりて」として使われている東銀座の店はよく行く店なのですが、本来はラーメン店ではありません。「ラーメン屋じゃないのに、何でこの店を選んだのかな?」と疑問でしたが、実際の店の特徴と劇中設定の話がつながり、納得。あのラーメンスープ、どこかのお店で出す予定はないのでしょうか。美味しそうでしたわ、、、

         🎬🎬🎬

アンダーニンジャ@109シネマズ木場

109シネマズ木場 シアター1

それでも、実写は山崎賢人:★★★☆☆

他の人のレビューを見る前に観たかったため、公開日からスマホの電源を切り、公開翌日の土曜日、木場にて鑑賞しました。

原作のまま出てきたかのような俳優、山崎賢人さん。「実写映画でまた主演なのか」という思いはあるものの、どの作品でも「他の俳優ではこんなふうにはいかないよね」と納得させられる圧倒的パワーがあります。本作品もそんな作品の一つでした。

原作の世界観や空気感に沿った結果だと思いますが、映画としてはストーリー展開にスピード感は足りないかもしれません。それでも、アクションシーンは面白く、これは実写ならでは。原作漫画やアニメにはない派手なアクションも多く、間宮祥太朗さん演じる加藤のアクションシーンは思わず見入ってしまいました。

何か事情があって仕方がなかったのでしょうが、原作では落語的なサゲだと感じていたラストが、映画的に演出されていました。これはこれでわかりやすいですし、必ずしも原作に沿うべきとも思わないのですが、なんとなくもやもやが残りました。原作ものを映画に収めるのは難しいのでしょうね、、、

         🎬🎬🎬


この記事が参加している募集