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241 心が折れてしまうのは、心が〇〇すぎるからなんです。教員は特にそんな気がします。
兵強ければすなわち滅び、木強ければすなわち折れる。
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「柔弱の徳」という考え方があります。
人は、生きている間は身体が柔らかいのですが、死んでしまうと固くなります。
これを人の生き方にまで広げて、「固いものは死に、柔軟なものは生きる」として、柔らかくて弱いことを良しとしたのです。
確かに、今回のコトバのように、兵士は強くい続けることは難しいのでしょうし、木も固すぎると、逆に折れやすいですもんね。
でもこれって、人間がいちばんそうなのかもしれません。
自分のメンタルを強くしようと頑張り、実際に強くしたは良いが、ポキッと心が折れてしまう…。
強そうに見える先生ほど、実は心が折れやすい。
心が折れてしまうのは、ある意味、心が強すぎるからなんです。
先生によっては、柔らかくて弱いことがダメなことのように考えてしまうかもしれませんが、そうではないと思います。
自分の弱さを受け入れて、それは変えられないくらいにしてしまった方が、ラクに生きられる。
相手に何か嫌なことを言われても、時に、柔らかく受け止めてみる。
なんでもかんでも「柔弱」である必要はなく、時に、固く強くあればいい。
固くしたり柔らかくしたりできるはず。
だって、先生は、木ではありません。
人間ですから。
老子のコトバ。
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