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私たちはテレワークにどこまで対応できるか?内閣府の調査結果から考えてみる

6月4日に内閣府が「第3回新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査報告書」を公表しています。

その中に、「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」というのがあります。

その中に「テレワークのデメリット」という統計があって、いくつかの項目に関して2020年5−6月と2020年12月と2021年4−5月の3つの時期でのアンケートをとった結果を集計しているのですが、それを見て、「ほほう」と思いました。

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「取引先等とのやりとりが困難」「テレビ通話の質の限界」「仕事と生活の境界が
曖昧になることによる働き過ぎ」「同居する家族への配慮が必要」の5項目が一貫して低下しており、人々がこのコロナ禍でのテレワーク環境に順応していっていることが見て取れます。

一方で、「画面を通じた情報のみによるコミュニケーション不足やストレス」の項目だけは一貫して悪くなっていっています。

テレワークに適した環境が整備され、人々もそれに順応しつつも、やはりコミュニケーション不足によるストレスを感じてしまうというのは、これはもう一つの結論だと思うのですよね。いくら技術が進歩して我々も順応していったとしても、人は他人とのアナログなコミュニケーションなしでは生きていけないのではないでしょうか。

なんかちょっとホッとしました。

でも次に恐ろしいのは、シンギュラリティ=技術的特異点を超えて、AIやロボットが人間同等以上の存在となった時、私たちは彼らとのコミュニケーションを通じて、生の人間に対するのと同じような安心感や充足感を感じてしまうでしょうか?

今後50年、私たちは技術の進歩に勤しみながらも、人間として健康に存在していける方法も同時に確立していかないといけないという、そういうSF的な時代を生きていくのかもしれません。



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