佐々木俊尚さんのvoicyやtwitterが面白い。
飾らない人柄で、日々の気付きの核心を比喩を用いてうまく表現されていると感じることが多い。
そんな佐々木俊尚さんの著書「現代病「集中できない」を知力に変える 読む力」を読んだ。本書では、知識や視点を「知肉」に変えるための手法、読みかたのスキルについて惜しみなく紹介されている。また、少し脱線した話として紹介されるコラムが実に興味深かった。
・「飽きる直前」にアラームを鳴らす大切さ
最近はアラームが鳴りっぱなしになっている。それって幸せなことなのかもしれない。もしかすると今の激務を後から思い返すと「それはそれでよかった」ものになるのかもしれない。と思い込んでみたいと思う。
・セレンディピティにあふれた本屋さん
「セレンディピティ」というのは、求めているものとは違うけれど幸運を得てしまう「偶然力」みたいな意味の言葉らしい。自分と相性のいい本屋さんにいると自然と知識の幅が広がるということはよくある。
具体的におすすめの本屋さんが紹介されているのが、たまらない。本屋さん巡りしてみようかな。
・知識を統合する
知識を統合することが学びの本質であると本書の終わりに書かれている。確かにそのとおりだ。より良いアウトプットというのは、適切な引用とともに良質な知識が統合されているものである。
普段から知識を統合することを意識して本を読むようにしたい。