見出し画像

詩題:雨

雲は落ち
花は歓び
蛙は唄い
河は流れ
海は波打ち
お前は天へと
還っていく

私の表面を
流れるままに
お前が流れる
静かにゆっくり
一心不乱に
私の温度と
一緒になって

この後どこへ
行くのだろう?
何を想い
お前は
私を伝い
世界へ還って
いくのだろうか?

けれども人は
お前に濡れじと
傘をさす
お前の事など
気にも留めずに
お前の行方など
知らぬ存ぜぬと

そんな事など
お構いなしに
お前はいつまでも
降り続ける
それがお前の
存在理由だと
云わんばかりに


少し解説をしたいなと思います。

ふと、雨を題材に詩を詠みたいなともの思いふけってる時に生まれた詩です。

これは『自分は色々な事に興味関心があるけれど、他の人はどうしてそこに興味関心を持たないのだろう…』という疑問と自分がおかしいのかなという自他の差異や比較する苦しさを雨を通して浮き彫りにする。けれど自然(あるいは世界)は、そんなことお構いなしに、自他の区別や比較もせず、ただありのまま在る、というような事を表現しようと詠みました。

けれど、解説を書いておいてなんですが(笑)、私の解説などお構いなしに、読んだ皆さんの中に浮かんだことを大切にしていただければと想います(^^)あるいは、皆さんでこの詩に自分の好きな題名をつけてみるという楽しみ方もいいですね!

そして、皆さんも詩を詠む・読む、歌を唄う・聴く、絵を描く・見る等どのような形でもいいので、自分の感性に引っかかるモノを通じて、その感性(自分らしさ)を大切にしていってほしいなと想います(^^)


個人セッションの申し込み・お問い合わせはこちらから
https://lin.ee/fyl1URu

セラピスト・カウンセラーになりたい方・ブラッシュアップしたい方向けの講座の申し込み・お問い合わせはこちらから
https://lin.ee/QoDPHf35


いいなと思ったら応援しよう!