森青葉 舞台「少年秘密倶楽部 -零- 再演(4/18 21)」他
ホント久しぶりに、昨日元3Bjuniorメンバー・平瀬美里の記事を書きたくなってログインをしたんだけど、久しぶりすぎてIDとパスワードを何度も間違えて焦った焦ったww。もちろん小生も50半ば、アチラの方の衰えは否めないが、それだけに、3日、いや1日坊主とならないためにも、再度ログインしてキーを叩いておこう。
本記事は、そのみぃちゃんのスターダストプロモーション退所後のイベントが行われた真裏で、ここ、
大塚は萬劇場(よろず劇場と読む)で上演されていた、
少年秘密倶楽部 -零- 再演
に出演していた、元3Bjunior・はちみつロケット→Awww!の、
森青葉!
あおちゃんについてのもの。
すでに一人もいないと思うが、小生記事をお読みくださっていた方には過去再三言及しているように、彼女は3Bjuniorやはちロケでは、もっとも自分達のグループの活動を外へ外へと広めようと頑張っていたメンバーなだけに、小生も彼女の活動のことはもっと書き散らかさないといけないんだけども・・・。もちろん彼女の出演舞台自体は、公演中最低でも1回は観劇しているし、数本前の記事だけど、彼女と、塚本颯来・有沢澪風という、はちロケ3人が会した長野県大桑村での「信州58町村収穫祭」や、スタプラメンバーが集まった「東京やかんランド」でお伝えはしているけど、この前作、で、やはり塚本のそらちゃんと有沢の澪風ちゃんも出演していた、メイホリックの、
舞台 マジでときめけ少女たち☆ホシのミライ
そして、爆走おとな小学生さんの朗読劇、
東京怪獣物語 再演
この2作品のことは完全に残してないのT_T。ということで、ここでアリバイ的に、超々ざざざっとで彼女の演じびりだけでも記しておくと、まず前者は、これも元僚友の播磨かなが出演していた、マジでときめけ☆少女たち、の続編で、これは「エネルギッシュ」という架空のスポーツ!?で頂点を目指す弱小高校の女子たちの奮戦を描く学園ものコメディ劇とでもいう作品で、あおちゃんは、その彼女達の対戦相手となる優良高校チームの一員。なんか、あおちゃんって、3Bjuniorに加入前の子役時代での映像作品でもそうだったらしいが、あの美人ぶりがそうさせるんだろうが、敵役ってのが充てがわれるみたいで、ここでも、汚い手を使って主人公チームを危機に追いやる役だったの。その時の、いかにもイジメてます的なセリフの言い方や、いわゆる顔芸は素晴らしくてお手のもの、って感じだったけどもね。なおこの時の同じチームメイトでイジメの片棒を担ぐ役で共演していたのが、おとな小学生所属の三島京華さんで、なんと彼女は、昨日の平瀬美里・青木竜象コンビの「時を駆け抜ける少女ディレクターズカット版」でテレサナイン役(なんやそれwww)で共演していた人で、さらには先週の4/13の三島さんの生誕イベントに、澪風ちゃんをゲストに招いてトークしたりと、元3Bjr勢の一部と縁があるのね。それと、改めてあおちゃんは、背も女性としては高い方ってのもあるけど、ステージでの立ち姿が映えるなあってことと、声は、素人目には、舞台役者さんのそれとは違い腹から出てるって感じはないけど、アイドル時代から大声だし特徴あるしで、この点でも個性的なので、これらの点でステージがもっと増えていってほしいな、なんて思ったね。
一方後者、東京怪獣物語 再演の方は、短編4作の朗読劇のうちの2作目に出演で、この役どころは、あおちゃんの実年齢よりは少し上の獣医さんというもの。冒頭からあおちゃんのセリフで始まり、この時点で、そうそう、こういうのが小生一番好きなのよ、って役柄が分かって、ちょっとした喜びだったの。どうしても、ガールズ演劇とか中小演劇では、高校とかの学園モノを、30歳前後の役者さんが、もちろんその年齢表現は素敵だとは思うけど、やはり実年齢とかがどうしても小生気になってしまう素人なので、こういう年齢相応の役を皆さんが演じる芝居がいいなって思えちゃう。なだけに、この、ちょっとアンニュイで投げやりで、でも驚きなどの表情も良かったこの女医役はホント良かった。それと朗読劇ながらもあおちゃんは台本見ないでの発声もあったり、これ立ち芝居でも観たいなって気にもなったし、それと、マジトキでも書いたが、彼女、顔芸も素晴らしい人なんですよ。この点でもホント、もっと作品に出てほしい。なお、あおちゃんとは別パートで、これにも塚本のそらちゃん出演で、彼女のことは、そうねえ、やはり5月に澪風ちゃんと一緒に、おと小さんの朗読劇があるから、その時に言及しよう。それと、こちらも素人だけど、若いのに上手いなあと唸ってしまう、みぃちゃんデビュー作で共演の渡邊結衣さんも出演していて、台本見ないでの発声が自然でまたまた唸ってしまって、久々に拝見できて良かったです。
と、ようやく少しだけ、あおちゃんのお仕事ぶりを残したところで、今作の話。
タイトルに再演とあるとおり、今作は少年秘密倶楽部という過去作の再演ながら、一部新たなキャラクターが加わったりとマイナーチェンジを施したとのこと。それとややこしいのが、この少年秘密倶楽部、というのは、なんでも女性ユニットながら少年装グループとして、いわゆるアイドル活動として歌い踊るということもしているらしく、そうねえ、風男塾的なものをイメージすると良いのかも。だからということなのか、小生は2日目と大千秋楽にお邪魔したんだけど、いずれも女性客が半分って感じだったね。小生不勉強で存じておらずも、いやあ本当に芸能の世界は、ムラどころじゃなく芸能界ならぬ芸能海って言われるのも頷けるわね。
それとパンフレットの制作スタッフには、合同会社otonaproとあり、これは、先述のおと小の運営母体会社で、出演者にもおと小所属の方も複数いて、なかでも、石原美沙紀さんは、先に書いておくけど、やはり素晴らしくて、素人ながら、間とかが素晴らしいなあってなったり、睨み・嘲笑・失望・怠惰、そんな表情も素敵だってなったね。これも観賞記書いてないけど、あの澪風ちゃんを昨年12月の舞台 ミキアカシで殺そうとした役の狂気は忘れられず、いやあ澪風ちゃんはいいシーンを演じさせてもらえたなってなったなあ。本作も、要所を締めておりました。
さて、あおちゃんの演じぶりは最後にするとして、ざっとあらすじを紹介しておくと、とある国では、不老不死の薬が発明されたが、支配者たちはこれを子供の成長を抑止する薬として悪用し、子供のままで居させることで奴隷として労働力化する政策を執行していた。子供たちは、300年も成長を止められているのにそれを受け入れるキブシ―(蒼木美緒 少年秘密倶楽部)や、その相棒ながらも貴族の子になり楽したいと思うチュベローズ(森青葉)らが生活しているが、なかにはこれに激しく抗う子供もいた。それがショービ(末吉咲子 少年秘密倶楽部の人)という少年で、彼は支配者たる貴族ハイド(石原美沙紀)に仕えつつも、いつか貴族となり成長抑止薬の抗体を手に入れて普及させて、自身を、そして子供を解放する機会をうかがっている。また、彼とは別に、奴隷の子供のトウ(和泉ユウリ 少年秘密倶楽部)という者は、仲間のリーリオ(秋山歩)とともに、難破した海賊船の船長シャコバ(小阪崇生)の子供で、この国の子供ではないガベラ(カヨン 少年秘密倶楽部)とカルミア(星野美夢)をも助けて、大人達から身を隠し、いつか国を抜け出すことを計画しながら、盗みを繰り返しながら生きて、その期を待っている。
ショービは、ハイドをいつか追いやろうとする公爵シレネ(片山浩憲)の娘、顔に傷ある醜女のネリネ(篠原望)と知り合い、自分の野望の第一歩である、抗体の略奪に成功したら、一緒に星を見ようと語らうが、ハイネの娘ランシア(厚木那奈美)は、ネリネを良く思っておらず、またショービと志をともにしていたはずのスオウも、ショービの自分への関心が薄れることに不満を募らす。そして、二人の謀略と裏切りで、ショービは、さらに盟友の一人レンギョウ(YUUGA 少年秘密倶楽部)とともに地下に幽閉される。同じくその頃シレネはまたも子供を買取り、その子マルグリット(早川みゆき 少年秘密倶楽部)を慰みものとして扱う。そんなマルグリットに嫉妬をする、シレネのもう一人の子センジュ(結木美咲)。マルグリットは努めて明るく運命だと受け入れるが、彼のお守役に命じられたアシビ(川原美咲)は、それは間違いで、いつか自分が救ってやると告げる。
やがて子供達に試練がやってくる。ショービを陥れたスオウがショービの心を失いたくないために手を斬り付けて自らは自害。ショービはレンギョウを逃がし自分はハイネにより処刑寸前のところで、懸命な命乞いで執行を逃れる。レンギョウは逃亡中にトウの助けを得て彼らと合流して行動を共にするが、大人たちにアジトが割れてしまい離散逃亡。一方チュベローズは、街で、シレネに取り入り、傷者のネリネの婿と成り上がった貴族ダチュラ(中藤充紀)に連れ去られる。また、マルグリットは、父の愛を得られないセンジュから刃を向けられ、あわやのところでアシビに救われるが、楯となったアシビは絶命。アシビを抱きしめると、いつしか一体の熊のぬいぐるみが現れ、その化身であるローレル(入江麻衣子 鷹村彩花 十二稜子の日替わりキャスト)から、君の命を僕に捧げないか?ささやかれる。時は過ぎて、ダチュラの子を産んだネリネは、いつの間にか妾としてダチュラを意のままに操るチュベローズの謀略を知り、子を逃がし自分は成長抑止薬投薬を止められ森に幽閉される。
ダチュラの推進する都市化計画で権力をハイネから奪う勢いのシレネは、逃亡していたショービを捕らえ、奴隷としてこき使っておりハイネに見せつけると、ハイネはショービを処刑するべく指示。そのショービは、トウ達と別れた後同じく捕まったカベラと意気投合し脱走をする。カベラはショービを逃がし追手に対抗するが致命傷を負い絶命寸前に。そこにローレルが現れ、やはりささやく。君の命を僕に捧げよと。
逃げ果てて、ついに追手の攻撃を受けて虫の息となったショービ。そこにもローレルは現れると、ショービはひとつの条件を提示して叶えてくれるなら命を捧げるという。ローレルは条件を受けると、ショービはとある森へ移動して一人の老女と会う。成長抑止薬を止められ、あとわずかな命のその老女に、星は見えますか?と語り掛けると、待っていたわとそっと抱きしめるのはネリネ。ショービはやっと約束を果たせたと笑みを浮かべると、ローレルの元、これからの大人達との闘いに足を踏み入れるべくはせ参じる。そこには、マルグリット、カベラの他に、トウ、レンギョウ、キブシーの姿が。ここに、秘密結社・少年秘密倶楽部が誕生したのである。
これが、いわゆる序章・エピソードゼロというべきもので、今回がこの再演ということなのだが、誰かがすでにポストしているが、そう、これ、
序章の再演で、
第一章はいまだに上演されていないの
前回が1年前?ってことなので本当はこの辺で第一章の予定だったのが、なんらかの事情で再演になったんじゃないのかな?なんて予想したら、大千秋楽のダブルカーテンコールで末吉さんが、この7月に続編上演決定を告知したんだけど、その際に多くの方の力で続編ができますと感極まっていて、確かに我々観る側は簡単に続編をとかもっと舞台の場をとか言うけど、上演できたものには、クリアすべきハードルを超えたから、というものを小生は認識しないといけないね。改めて、続編上演おめでとうございます。
少年秘密倶楽部のメンバーもダブルカーテンコールでひとりずつ所感を語っていて、レンギョウ役のYUUGAさんが、昨年初演は、いち役者でリーリオ役に出たのが、その後オーディションでなんと正式メンバーに加わっての再演出演って聞いて、これも縁ってのはチャンスってことなんだなあと思ったね。演技が楽しくなったほど、共演者やスタッフへ感謝していたね。
そして、あおちゃん!劇中盤までは、出演シーンはキブシーの蒼木さんとほぼコンビで、そのやりとりが、口ではいつか貴族になってやる、と言ってはいるものの、キブシーにいなされる中で、どこか諦めに近い思いもあるのか、心のどこかでは奴隷としての立場を受け入れている、そんな人物だと表現していたように思う。でも、蒼木さんとのやり取りも、アドリブあってコメディリリーフ的なのかといえば、そうではなくて、ストーリー上はそこまで重要度は高くないなと思っていたが、ダチュラの中藤さんと突然街でぶつかってから妾になり、さらにはネリネの篠原さんをいたぶる目が、パンフレットで本人書いていたとおり、嫌な奴になっていたのね。この辺は、やはりストーリー的には脇キャラのため、この、急にチャンスを得て野心を持った過程なんかはシーンにはなかったから、観る側としては、チュベローズがいかにしてダチュラを籠絡したかを想像で楽しみたいところ。大楽では、その段階的な野心の表現が洗練されていた良演だったと思いました。にしても、やはりあおちゃんは、ここでも美人がゆえだからか、冷たい嫌な敵役になるんだなあw。でも、小生は、先述した石原美沙紀さんのように、敵役が敵役としてしっかり狂い、観る者が嫌悪するほどの悪さが感じ取れれば、素敵なことだと思うクチなので、この道を極めていくのはアリかなあとか思うけどやはり悪は心的負担とかもあるかなあ。
あと、やはり大千秋楽のダブルカーテンコールで、末吉さんが、「推しの出る作品(ライブやイベントなども含むでしょう)を、ぜひ観て応援してあげて下さい。それは推しに必ず伝わって、力になります」という旨の挨拶があったんだけど、それまで隣の相方だった蒼木さんとジャレたりしていたあおちゃんが、この時は神妙な顔つきで聞き入っていたのね。その表情は、出演作品は、まだそう多く出ているとはいえない自身へ向けられたものだ、っていうように見えたけども、その真意はどうであろうか。聞けば、事務所所属の仕方なさもあるだろうが、SNSの発信には制約があるというので、上演後のインスタの感想からは汲み取るのは難しいが、少なくとも小生には、もっといろんなチャンスが欲しい、ってものにも同時に見えたので、今後のチャンスがあれば期待したいね。もちろん小生も必ず一回はお邪魔するし、同時に、末吉さんからは、
推しの出る作品のことを書き残してあげてください
と言われたと勝手に曲解して、なんとか、3日坊主にならないように、こうして残そうと努めますんでね。
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