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【演劇観賞雑感】一層の二極化!?元3Bjuniorの2025年

1月も残すところあと1週間を切っていますが、

明けましておめでとうございます

というように毎日リアルでの出来事に忙殺され、やっと逃げ出すようにようやく2025年最初の備忘録。そのネタは表題どおりで、今月は、

平瀬美里・塚本颯来・有沢澪風・葉月智子

の4名の演劇等の超雑感の書き散らかし。なお明後日は、もはや3Bjrだけのメンバーで活動するユニットとしては最後の砦となったAMEFURASSHIの、沖縄でのフリーライブの模様をテルホから書く書く詐欺にならないようにしたいところ。

1 平瀬美里
舞台 ときめきステーショナリーズ外伝
(10日初日13日千秋楽 下北沢B1劇場)

トーシロの小生、劇場規模とかなんとか抜きにしても、1年に6作、そのすべてが主役準主役、なんて役者さんはいるんだろうか!?一度みぃちゃんには、改めて、オーディションでの心構えとかなんとかを取材してみたいもんだが、それはさておき、本作は「ときめきステーショナリーズ」通称ときステの最新作で、普段は文具に宿る霊?だか精霊?だか神?だか?の学生(これもヘンな話だがw)たちが、学園内での出来事や学園に襲いかかる外敵との攻防を描く青春バラエティ活劇の要素がある作品だが、今回は、ときステ主要メンバーの4人(池田明日香・影山怜雄・玉一祐樹美・石井未来)が、外界の召喚魔術により異世界転送されて、その世界での困難解決を手助けするという内容で、人間と「アニマ」という人面獣というべき種族が対立する世界に、人間の勇者(八島諒)とアニマの王子(登野城佑真)にそれぞれ召喚された、池田明日香演じる三角定規のれんと影山さんの悪逆太郎。れんは勇者の妹オリビア(平瀬美里)に一目惚れして従いてゆくうちに、姉妹の育ての親(太田雄路)が、実はアニマであり両親を殺害した敵であるという事実に出くわし、一旦命を落としたオリビアに、自らの命を与えることで罪滅ぼしをした育ての親から二人を託される。一方悪逆は、王子のわがままな性格を知るや、敢えて配下となるように振る舞い、途中合流した修正液のセイヨ(玉一)とハサミの拓斗(石井)の力も借りながら、王子に思いやりや諦めない強さを教えて、いよいよ勇者との決戦を迎える。そこで待ち受けていた事実は、人間の王たち(石垣敦行・彩田栄美他)が、自分達の世界はもとより、いずれは異世界をも支配するために、動物をアニマ化して武器にしようと企んだ研究者達の亡霊であるというものでアニマを操り勇者とれんは追い詰められるが、ひとり操られず意識を戻した王子と結託して、亡霊達を撃退する。すると、勇者と王子の願いが成就したため、召喚から解かれた文具界の4人が、別れとそれぞれの今後の無事を告げて消えてゆく。

こんな感じで、みぃちゃんは主人公の妹として、池田明日香との接近芝居wは、何度も共済している間柄なので安定した掛け合いと、初共演の勇者役の八島さんとは、兄ながらも実は恋心を抱く?という設定どおりに、本人は自覚あったかは不明ながら、終始彼を見るときの表情に、恋を感じれる目をしていたのが素敵。みぃちゃん命のおじさん方は内心ヒヤヒヤだったんじゃないのw。小生が一番良いと思えたシーンは、やはり太田雄路さんとの別れのシーンだね。みぃちゃんがいわゆる三途の川で目覚めたところに太田さんの敵が現れて、お兄ちゃん(勇者)ばかり気にかけててさ、ってやや拗ねるところから、別れに悲しむ一連の表情しぐさ立ち回り、そこからの八島さんとの劇中歌デュエットが最高に高まりました。八島さんも、こんな歌える娘なんだって認識したことだろうな、相変わらず強くしっかりな低音とぶれない高音を堪能できました。登野城さん八島さんとは、4月の舞台 LOST SWORDでも共演ですな。作品としては、小生は登野城さんの王子の成長に感情移入できたかな。その王子を見る影山さんの眼差しが常に優しさを帯びている感じも良かった。あとは、やはり太田さんは芝居も殺陣もしっかり締める人でさすがながら、日替わりゲストがやり散らかすwシーンにも出ていて、途中怒らないかwってハラハラしたが、この、

杉田、もといソラ豆琴美ことマメちゃんの10分弱に及ぶ長いショータイムでは普通に吹き出していて安心。なお、杉田、もといマメちゃんの日替わりは、つかみの八島さんをファン扱いからさすがで、最後の謎掛けで捌けるまでの持ち時間wを見事全う。小生も去り際に、

ときステと掛けて
蜂巣祭と解く

(その心は?)
マメちゃん出てるから楽し杉田(すぎた)

お後が宜しいようで〜。
佐伯瑞穂さんと、もずくちゃんこと雪奈さんの、アニマハンターも素晴らしかった。二人も最後の決戦のシーンには出ていてほしかったくらいでやや出番が足りなかったな。アニマの太田薫子さんも良かったし、千秋楽最後には池田明日香が、振付という裏方としての役割を労ってたね。彼は他にも、小道具や衣装の黛さんや七緒さん、そして演出としての玉一さんもフィーチャーして、できるじゃねえか池田!玉一さんも、いつか下北の聖地、本多劇場でもときステ演って、ブルーシート上でチェキ会しましょう!って粋な返しだったね。最後いくつか余計なこといえば、オリビアの恋心の相手が、実はお兄ちゃんはお兄ちゃんでも、昔救ったアニマのうさぎのお兄ちゃん(湯本貴大さん)だった、ってオチはいらんかったw。そうするなら、みんなで揃ってズッコけて幕、の演出があったほうが良いな。あと、劇中のペンライト使用の説明で、彩田さんが遊べたのは彼女の経験値には良かったか、もう少し説明チックが薄れていたら良い気がしたかな。
ともあれ、新年最初のヒロインぶりは順調で、以後も1月末から2月頭の「産声をあなたに」、4月のLOST SWORDと「どぎまぎメモリアル(バルスキッチン)」そして、ほぼ確実に出るだろう(→1/25正式発表あり)5月の「降臨SOUL」と、今年も3Bjr役者組の先頭をひた走るみぃちゃんです。

2 塚本颯来
舞台 舞台 青空メロディーズ 〜3rd melody〜
(17日 渋谷CBGK)

今日も書いたとおり、数年来リアルに忙殺されていて、SNS上の情報とかさっぱり追えない中、そらちゃん出演情報はなんとか知って一日は押えたんだが、その後に、

スターダストプロを3月一杯で契約終了を知るT_T

またベテランがひとり・・・。芸能社会で活動続けるかも不明ながら、いずれにしろ、残念だな、と思う反面、こうなることも何か理解できてしまうのは、これもまた哀しいなあ。
という感情をなんとか封じて観劇した本作は、「おとな小学生」の加藤光大さん作演出の定番作品の3作目とのことで、弱小だった女子硬式野球部の成長を描いた、野球部の群像劇。主人公の野球部が青空高校で、人としては投手役の松岡ななせさん(ちょもとインスタグラムに映ったことある人)になるのかな。彼女達は前作も同一キャストなのかな?実はこの日の開演前に、前作後かなんかで、加藤さんと彼女達が栃木県の何かと親善試合をして、それに対して栃木県警が感謝状を贈呈するとのことで、その贈呈式があったみたいなの。

(これがそれ。勿論撮可)
多分ソフトや野球経験ある人をオーディションか何かで集めたんだろうかな、劇中の素振りや送球モーションとかもなかなかそれの動きされていた人が多かった気がしたよね。対するヴィーネス学院高校野球部側が、いわばゲスト側というところか、そらちゃん始め、沖侑果さん、田辺奈菜美さん、岡本尚子さんなど小生も別作品で観たことある人含め10人かな、こちらは素振りや投球モーションについては、まあ差がありとだけに留めておこうかしら。もう一校が多分前作のライバル校なのかな?イソノ高校でこちらは4人が出演で、狂言回し的にところどころで前作観てない小生のような客への説明的なものを解説といった感じか。
物語の主軸は、青空高校の後入部組(前作の健闘で同学年ながら後で経験者で入部した部員)が、実は技術が上のため自分らがレギュラー先輩の座を奪おうと画策するが、その不祥事が露見して後入部組は退部やむなし、となるのを先輩組が許して団結してヴィーネスと試合にのぞみ、ヴィーネス側は女部員同士の軽い嫉妬やアイドル活動と野球部の掛け持ち清算、大黒柱エースの葛藤なども軽く交えながら後半30分に両校の試合描写となり、先攻青空高が初回6点奪うがヴィーネスも小刻みに加点で終盤に追いつくと、青空が松岡さんタイムリーなどで突き放し、最終回のヴィーネスの攻撃もツーアウト。最後の1球で・・・、という内容。
なるほどと唸ったのは、先述の不祥事の解決方法で、多分加藤さん実際高野連かなんかに取材したんだろうな、学校や個々の父母への報告と学校としての処分決定過程など含めた連盟への報告をしっかりと行うと、加藤さん自ら扮した顧問として劇中話していて、この点を現実の不祥事の対応が今ひとつ不透明に思えたものを加藤さんも納得いかないから、劇の場を借りて原則を伝えたんじゃないかな、なんて思えたのね。ちなみに劇では部員総意で対象の2選手を退部にさせないとしっかり話したら、連盟も貴校の処分に問題ない、とされたとあったので、とにかく自分達は毅然として対処したことを証明すれば、外圧なんか気にするなということなんだろうな。
劇中に日替わりゲストの枠があって、小生が見に行った日は声優の渡部優衣さんという方で、業界ではわりと人気あるベテランさんとのことながら、この日はガチの阪神タイガースファンということで、青空高校メンバーに阪神クイズを出してサバイバル形式で優勝者を決めサイン色紙をプレゼント、という形で行われたね。加藤さんも、尺長いよ〜、マニアックな問題だね〜、と言いながら盛り上げていって最後はガチの阪神ファンの演者さんが名に恥じないように優勝してましたな。なお他の曜日には、小生も知る元西武ライオンズの伊東勤氏やGG佐藤氏なども出るという、なかなか謎な出演で何をされたんだろうねw。
さて、そらちゃんの役どころはというと、なんと先述したヴィーネス高校のアイドルと掛け持ちする学生役で、しかも劇中に卒業コンサートを仲間が応援しに来て一曲ソロで歌いきるというもの。前説でも確か、塚本さんが歌う時はメガホンとかアリです、とか言っていたね。これはなんか複雑だったね。歌は問題ない力があった人だけど、

数カ月後には、
ひとまず芸能活動まで終了だもの・・

いま巷で話題の芸能活動終了だけど、元3Bjuniorのメンバーがってなると、いよいよ残りは?ってなってしまうだけに、小生はなんとも言えずに、センターで歌う彼女を観てたね。まさかとは思うが、おと小作品にも何作かお世話になったそらちゃんの活動終了で、加藤さんがこの役は彼女に、って書いてくれたとしたら嬉しいが、まあ、無いか?いや、そうしてくれたってことにしよう。残り期間、悔いなく過ごしてもらいたいね。

3 有沢澪風
天竺生地 Vol.16
(18日 高島平バルスタジオ)

23区の果て・バルスタジオで不定期ながら年3回から4回ほど行われる、演者7〜8名が一日3回の即興芝居を行い、独自の採点により優勝者を決めるというイベント。

もちろん優勝ガチで競うというよりは、客に即興芝居を楽しんでもらうことが第一で、澪風ちゃんは通算4回目の出演。昨年10月には、日にちは違うが、みぃちゃんの翌日出演で、小生は2人の対比なんかもしながら楽しんだが、今回はなんと、

澪風ちゃんと堀有里さんが同じ板に立つ!

ほりゆりさんは、小生が3Bjrメンバー関係なく、なるべく出演作品は1回は観ておきたいという役者さん時々脚本演出の人で、ちょもは一度共演あるが、3Bjrメンバーとしては2人目となる共演で、小生は2部と3部観賞。
2部は、シチュエーションのみ決められた中で30分弱をほぼ自由に即興で動く回で、

「初詣」で「失敗した」

のお題で、澪風ちゃんはなんでか知らんが猫の着ぐるみで出てきてwなかなか空回る。流れは、途中路上ライブアーティストのほりゆりさんwが、息子の願いを叶えたい、みたいな流れがあり、これが失敗、でまとまるかと思いきや皆が狙い始めて、澪風ちゃんもチャレンジャーだったな、流れをなんか変えたんだよw。で、過去10数回の優勝を誇る、劇団バルスキッチンのズドンさんが、なんとかその流れを終えようとしたところでまさかの時間切れw。これは澪風ちゃん含め、皆がなんとかオチまで動かそうとした結果だったが笑えたね。澪風ちゃんの、着ぐるみや小道具での笑わせより強引に芝居を回すことのほうが面白い、道具意味ないやんw、となるのが彼女らしくて素晴らしかった。ほりゆりさんは完全に出オチ狙いww。演者として日替わりゲストなどで出る時は、彼女はよく出オチ笑わせしているが、この後グダグダなのも、こちらも彼女らしくて良かったな。
3部は、シチュエーションを観客が書いたメモを選んで決めるという、完全出たとこまかせの回で、

「大金庫に盗みに入った泥棒と偶然事件を知った刑事」が「最後全員冷たくなった」

とのお題。これはみんな泥棒、警備員と上手く役割担えていて後は刑事か良さげと思いきや、今度はほりゆりさんが、未来から来た刑事で、この時の後悔を晴らしに来た!となり、雲行きがww。ズドンさんも銀行の頭取が実は泥棒団のボスだったと修正しながら、金庫内が冷える、と伏線張ったところで、またまたチャレンジャー澪風ちゃん、泥棒役を全うすべく閉じかけた金庫を強引に開けて中の宝を持ち出すww。もう少し芝居続けなきゃならない流れで、なんと3部も時間切れwww。なんだかんだで目当ての澪風ちゃんとほりゆりさん、なかなか活躍してくれててわw。なお優勝はズドンさんでもはや殿堂入り!?も、最後のアマゾン5万円券は一度も当てられず、この日は苦笑いしながらの、中途半端な1万円券獲得でしたなw。澪風ちゃんは2月のダブルキャストの舞台もあるので、多分サイン会ありそうな運営なので、そこでまた称賛するとして、とにかく彼女も割とステージが多いのは、この日もそうだけど、みぃちゃんとは違う愚直な真面目さ、なんて感じが評価されてるのかな、と思うけど、ともあれ彼女は、以前は怪我、昨年末はインフルエンザと、気を付けてはいるんだろうが、そんなイメージもあるので、今一度、食生活やら何やらの日常にも気遣って、2025年も進んでいってほしいな。

4 葉月智子
舞台 イルカ団 アルセーヌルパン
(22日30日予定 中目黒ウッディシアター)

スターダスト契約終了後に、なぜかファンイベントや舞台出演も立て続けの3作決定と、げ、芸能事務所とは?とトーシロは思うのですが・・・。そんな、ちょもちゃんの2025年最初の舞台が今作。単なるダブルキャストの片側出演かと思いきや、なんと、別作品を毎日マチソワで上演(一部ソワレのみの日もあり)するようで、さらに2月2日までのなかなかのロングラン公演なので、こちらはネタバレ解禁後に雑感書く予定としようかな。少しだけバラすと、役柄は葉月智子のイメージ、に当てはまるもので、アニメのルパンといえばクラリスだが、まさにクラリス感がある、という感じに思える。小生がアップデートしてきた、ちょもの、美人が悪気無く冷たく嫌味な振舞いをしてしまう役どころがハマっている、というものからはひとつ戻ったかな、との主観はさておき、30日に再観賞してこよう。

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