【超雑】2024年7月中旬までに観た演劇
諸々起こったり、ばたばたと準備すべきことなどもあり、かなり手短な自分だけの備忘録。
小生が7月中旬、21日に千秋楽を迎えたものとして、観劇して雑感していないのは残り2作品。
そのうちのひとつは、7月10日から15日まで、ここ、
高島平のバルスタジオで上演されていた、
ほぼほぼ心霊スポット(バルスキッチン)
という作品。
バルスタジオをホーム劇場としているらしい!?劇団バルスキッチンの第35回公演で、主役級の出演者に、我らか平瀬美里・みぃちゃんと先月に、世界征服を企んだ、長月明日香さんと、そこで日替わりゲストとして初日に登場して、「レ・ミゼラブル」を歌って、日替わりゲストとはこうしてインパクトを残すんだと、みぃちゃんが大いに学ばせてもらったw、あの劇団6番シードの椎名亜音さんが出るということで、行ってみたもの。
超々短いあらすじは、椎名さん演じる、ただただ元気だった母が病死するが、息子は霊感が強く死者が見えてしまうため、母の死後も「会って」しまい、なかなか母も成仏しない。そんな中、霊が見えるために、このところ街で死者を怨念化させる悪い霊を退治するように命じられてしまった息子が、長月さん演じる幼馴染のさつきらとともに霊に立ち向かう、という感じか、ほんと超雑だ。内容は、ほぼほぼ心霊スポット、もといほぼほぼコメディ(もちろん台本をしっかりと演じてのものね、「時を駆け抜ける少女」がどうもまだ抜けないww)ながら、椎名さんの元気な母が、元気ゆえに死の悲しさを忘れさせるバカ騒ぎさが、最後の成仏するところではやはり悲しいってなるし、父親役の、この男優さんも小生前も泣かされたのよ、藤代海さんも、今回も後半に泣かせてもらうわで、やはり芝居畑の方々の創る演劇でしたね。長月さんも、ネーチャンズ(みぃちゃんとの前作)のサイン会で言っていたとおり、ほぼほぼまたツッコミ役w、で、しかも本当にネーチャンズ同様、主演の中島拓人さんほほぼツッコミ倒す感じw。すっかり板に付いていたが、もう少し中島さんの新太と長月さんのさつきの、恋の行方、的な部分を10分くらい追加してほしく感じたかな。上演時間が90分だったのでね、って90分でも悪くないよねw、ときかけ2はともかく、7月の作品は総じて2時間ものだから、やや短く思えたね。ほかでは「降臨SOUL」の弥生役の、倉田瑠夏さんが、おっとりした霊感少女で、2作目で、ガラリと印象アップデート。ぐぐったら、彼女はもとアイドリングで活動していたベテランさんなんだね。9月の降臨SOUL続編がますます楽しみだ。あと、前説も担当した劇団のズドンさん。
金田明夫さんに似た感じで、ひょうひょうと笑わせるのが素敵でした。
そしてもうひとつが、7月18日から21日まで、もうすっかり通いなれた、ここ、
六行会ホールで上演されていた、
イリクラ2024
一昨年?、コロナ禍で中止(途中だったか最初からかは不知)となってしまったものとのことで小生は初見。でも人気作らしくこれも再演なのかな、SNSでは、待ってましたって感じの声が多かったきがしたな。こちらは、なんと3時間!我がときかけ2のように、演者のアドリブで時間が延びるのではなくw、台本でしっかりと演じ笑わせる3時間で、本当に時間は長いとか感じなかったね。その超々雑あらすじは、デパート屋上の戦隊ヒーローショーのアルバイトの5人が、なぜか10年も早まった日蝕で、世界を支配しようとする悪の一味と戦うように、かつての5人の戦隊戦士たちに要請されるが、主役各のレッド役はそもそもの戦隊ショーも乗り気でなかったところに、自分がそんな役目を負う意味が分からず最初は強力しないが、日蝕で命が危ない少女と出会うと、彼女を救いたいという思いにも駆られていつしか悪と戦うことを決める。だが悪は強く仲間は何度も洗脳されたりしたが、ついにかつての戦隊戦士たちが悪を追い詰め、レッドらに自分たちもろともエネルギーで撃ち倒せと呼びかけると、涙ながらに全力をぶつけると大爆破・・・・。と我に返るとそこは屋上のショーのリハーサル。火薬が多すぎでみなさん意識を失ってしまったところだった。
これじゃあぜんぜん内容わからないよね、詳しくはSNSで漁ってください。小生もかなり知ることとなった役者さんが多く出演していて、最初に中野裕里さんが出た時は、なんか宇田川美樹さんと同じように、勝手に小生は出オチ的に笑ってしまったのw。それくらい中野さんも楽しい方なんだけど、どこかで笑い要素無い泣きの芝居も観たいな、なんて思うし、そしてしっかりと泣かされるんでしょうな。今回も指名した、
高宗さんは、今回はメインではないコメディリリーフかな、現に、ブルー役の高田舟さんの手を取って離さない、この間は?ってところで、チューして!とかww、最高に笑ったんだが、後半でじつはかつて悪と戦ったかつての戦隊戦士のグリーンで、一気に主役の一員になってからの迫力は、デッドリー永劫の柏村隊員とか思い出したわよ。その緑を継いだ横道侑里さんなんか、終盤まで、発したセリフは「えっ?」だけwww。で、感情を露わにしたら、東北弁で、なるほど、いわゆる方言隠しのテレ隠しだったとか、さらには6月のここ六行会では、声をからしたミナモトゲンの野口オリジナルさんが、あの勢いは?のひ弱な総務系の社員とか、役者さんがアップデートされてゆくのがもう楽しい。しばらくぶりの千歳ゆうさんは、やはり豹変した後の迫力が、本当に世界なんか壊れてしまえ、って目が怖いし、あとは、そうだ!シアターサンモールのスタジオの狭いところで、高橋明日香さんをいいようになぶっていた熱海殺人事件サイコパスの刑事、あの人有馬芳彦さんって人だ、この大きいステージでも箱が小さく感じるくらいに大きなアクションが素敵だね。シミズアスナさん、もう一人の清水の彩さん、「菅生ゼミ」で花澤歩さんとともに優等生ながら菅生ゼミに憧れる?学生が良かった寺木彗佑さん、高田淳さん、稲葉麻由子さん、水崎綾さんときりがないわこの作品。それくらい役者さん個々の技術も高かったってことなんだろうね。そして、悪の石部雄一さん、彼は「Rock in the 本能寺」のカシン居士だったのか!なんか中盤で、野口さんが勢いで外してしまった社員証の小道具を回収するときのアドリブとか、なんか最初はこの人台本と違うことして、実は青木竜象かwww、ってなったが、終盤で実は、ってのがまた、これも素晴らしかった。8月のやはりまたまた六行会では、梅田悠さんとの主演とのことでこれも楽しみ。しかし今年はあと何回六行会に行くんだろうww。
結末が、夢オチという感じなんだろうが、小生は、あれは夢ではなくて、眉村卓先生のように、別の次元にみんなが飛んでしまった、あるひとつの次元の姿なんじゃないかな、と思ってる。というように、最後はみなさんで好きに解釈して、そして感想戦でもなんでもして、ってスタンスもいいよね。ひとりひとりの解釈があってそれが全て正解、そしてみなさんひとりひとりの心で、続編やスピンオフ作品が創られてゆく、それも演劇の楽しさってことなんだろうかね。ああ、さらに沼に沈んでしまうのか!?
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