芸術の秋2024③ 3Bjr同門対決 平瀬美里vs有沢澪風(超雑感)
即興劇とは、台本を用意せずに即興的な演技手法を用いて、俳優が自発的に演じる形式の演劇(Wikipediaより引用)
小生も中小演劇場の芝居観賞を始めて4年、いやその前にもももクロのリーダー・百田夏菜子の笑福亭鶴瓶との「スジナシ」というイベントでのものを視聴したことがあるが、この即興劇を、遠藤巧磨さんという役者さんが主宰する「リベルテ」というイベントで観たことがある。タイトルが決められて、それに大まかなプロットを与えてからは、役者さんが自由に演劇を繰り広げてゆくというこのリベルテは、小生の素人目でも、いやあ、この役者さんのこれは素晴らしいなあとか、この人は不慣れかな?とか、感じることができるのだが、その中で小生なりに、こういう即興劇は、ひとえに、雑学等の知識がものをいうのではないか?という感じをもっている。そして、単に経験が多いだけでは、面白さまで極めることはなかなか難しいのでは?とも思っているがトーシロの戯言としてはいかがなものか?
そんなことはともかく、こちら、
高島平のバルスタジオでも、「天竺生地」
という即興劇のイベントが、かれこれ12回も行われていて、その13回目と14回目に、我が3Bjunior出身者である、
平瀬美里と有沢澪風
みぃちゃんが天竺生地の13回目、澪風ちゃんが14回目と、まったく同日のイベントで共演というわけではないが、10月13日と14日の連日で出演ということで、これは、演劇を始めて4年のこの二人が、どれほどの力を発揮するのかを、いやらしくも比較検証せねばということで観賞をしてきた。この「天竺生地」は、1日3部構成で、1部は、2ページだけ台本があり、その内容は必須として30分から40分で演劇を完成させ、2部は、台本はなくおおまかなプロットだけ2択与えられてうち1つを客席が選びそれを30分から40分演じ、3部は客席にシチュエーションと結論をあらかじめ記入したものを募り、それぞれ抽選しておおまかなプロットを決めて、30分から40分演じる、というもので、後半ほど役者の自由度が高まるようだが、自由ほど怖いものは無し、ましてや一人芝居ではない出演者は合計8名の演劇でもあり、即興のチームワークも試されるというから、果たして二人の命運やいかに!?なお、小生のリアルとの関係で、みぃちゃんの方は2部と3部の観賞、澪風ちゃんの方は1部のみの観賞で、回数も観た部も違うし、みぃちゃんは全くの初参加、澪風ちゃんは3度目の参加であり、厳密な比較なんてものは出来ないし、そもそも素人の小生の戯言だからねw。
1部は、タイトル「ボディガード」で、「ともに協力して戦う」旨のセリフを言う、という台本が2ページ。観ていないみぃちゃんについては、同日の2部の開始前のトークで、この天竺生地を12連勝中、小生もこの夏「ほぼほぼ心霊スポット」という椎名亜音さんや長月明日香さんが客演した演劇で、なかなか面白い人と認識したズドンさん、
から、弟子と言われ、さらに1部で使ったらしき「ヌンチャク」を引き続き持っていたので、どうやらそんな即興劇を行ったようだ。
一方の澪風ちゃんは、水道管のジョイントのようなパイプを右手に嵌めて、特技がクライアントの痛みをこの右手の武器で吸収する、というボディガードだという。澪風ちゃんらしくオーバーなリアクションで登場したり、途中で、あのはちみつロケット時代に来ていた、縦書きの「澪風」というシャツを見せたりと奮闘。そして、岩神小秋さんのゴムパッチンネタで指名されて、
柏木椎名さんと端っこを加えあったが澪風ちゃんが口を放してしまい柏木さんの顔に当ててしまうことになる。ほか左手を撃たれた共演者の左手の痛みを吸収して自分も左手をジャージで隠すなども行い終了。あのゴムのところは、どうみても顔に当たった方がおいしくて、あそこは柏木さんの勝ちだったかw。オーバーアクションは印象度も高いし、過去2回の出演でも澪風ちゃんは2位にもなったこともあるらしく、印象は残している模様ながら、まさにゴムパッチンのくだりなんかもそうで、やや躊躇するみたいな感じもあるので、その点は躊躇しないでやり切るってのがいいのかななんて思うがどうかしら。ちなみにこの回の小生のMVPは、その岩神さん。オープニングで身体は張りません!からの自分て7人からゴム放しを受ける身体張りは見事でしょうw。
2部は、「かぐや姫が月に帰る」「狼男が狼になる」の2択で、みぃちゃんの日は「かぐや姫」。観ていない澪風ちゃんの日も「かぐや姫」だったようだが、客席側がかぐや姫の方が即興で遊べる点が多いと踏んだんだろうね。前説ではズドンさんを師匠とする件も素早かったが本編はどうか?冒頭に、坂口実成夢さんと早川維織さんのコンビがうまくかぐや姫の従者らしきで登場してなかなかだったところに、ああ、この辺はやはり青木竜象や池田明日香の影響だろうwww、客席側から登場するのは良いとして、そのいで立ちが刀を差した刺客みたいな感じなんだけど、その後に4人の共演者が村人で出てきたために、みぃちゃんは最後まで、果たして何者?が分からなくなってしまった。くくりとして従者と、のちにかぐや姫で出てくるズドンさん側とされたが、いや実際みぃちゃんはどっちつかずの立場なのよw。その後ズドンさんがうまく振ってくれたりはあったが、個人的には浮いてしまった感があったかな。
ちなみに観ていない14日の2部の澪風ちゃんは、
こんな衣装だったみたいで、右のピストルから憶測すると、突然これを出して沸かせたとかの印象は残したのかもしれないね。
3部は、みぃちゃんの日は、シチュエーションが「釣り船」で結末が「爆弾処理に成功する」、というものが選ばれた。このときトーシロながら小生は、前半5分くらいで釣り船の様子を演じて、中盤だれかが不発弾を釣り上げて右往左往して、終盤でその解体を行って、なんて流れで芝居になるなあって思ったんだが、実際の流れは、釣り船に爆弾が仕掛けられたという通報でその右往左往を演じたという感じだったね。みぃちゃんは、これはもう完全に青木と池田の影響だわwwwwww、ヌンチャクを3回とも使うのは当然のテンドンとして、それで客いじりを行うのは、これはもう立派な技だよねw。釣り人もしっかりとみぃちゃんTOをチョイスするのも協業としても万全だった。まあ、この出オチ的な役目の後は、なかなかみぃちゃんで芝居が回るとか、その点はやはり難しい点もあるし初参加出しで、今後また出演機会があればの期待としておいておこう。ズドンさんは別格として、坂口さんが処理隊として独自に回そうという意図も感じられて良かったかな。
ちなみに観ていない14日の3部の澪風ちゃんは、
こんな感じで、どんなファインプレーだったか知りたいw。
改めて、小生も天竺生地は初参加ながら、いやあ、なかなか面白く観賞させてもらいましたね。3部すべてを観ないとこちらも達成感に欠けるのは、時間的に観賞が難しい場合は残念になっちゃうけども、即興劇の奥深さを教えていただけたと思うね。13日はズドンさん、14日は石原さんという、それなりに回せるキャリアのある人を配しているとおり、そういう役割の人がいるといいないでは大違いであるんだろうな。まあ、優勝者というのがその二人というのはある意味妥当だけども、若い人に自信をつけてもらうという点で、敢闘賞的な表彰があってもいいかななんてことも思ったね。
みぃちゃんは、ズドンさんに色々と引き上げてもらえたけね。優勝者が最後に4つの宝箱から、アマゾンの5万円のギフトを選ぶんだけど、ズドンさん曰く、やらせでなく毎回3000円券らしくw、今回も、みぃちゃんに選ばせたら見事3000円という、最後の最後で美味しく仕上げていただけたしね。とはいえ、天竺生地での即興劇は、これで最後だとしたら、ちょっと消化不良なままで終わってしまうという感じ。客席にはいつものみぃちゃんファンが集まり、彼らは一番良かった人に、忠実にみぃちゃんを選んでいたが、さすがにそれは贔屓の引き倒し。でも、青木池田ww、彼らとの共演で得たものは間違いなくこの場でもいけるし、冒頭書いたとおり、いろんな知識とかを身に着けていって、ズドンさんや石原さんのような回す側という高度な位置を目指してほしいね。
澪風ちゃんは、やはりリアクション芸に秀でているんだなと改めて感じた次第。この点は声優さんに必要な技術なんだろうね。でも、身振りのアクションも素晴らしいので、2次元3次元問わずに進んでいってほしいね。彼女は、どちらかといえば回す側よりも、演者として弾けてこその人かもしれないな。でも、同じく、知識は無駄にはならないから、これからも色んなものを見聞きして次の作品にも生かしていってほしいな。
ということで、
平瀬美里vsa有沢澪風は、
引き分け!
今度は、同じステージで、お会いできることを期待しましょう。