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【読書記録】コーチングの教科書ここにあり。時々読み返したい本

こんにちは。HANAです。今回は「決定版・コーチング」という本の紹介・感想を綴っていきます。

実はこの本、kindleの日次セールで見かけたことがきっかけで知るようになりました。目次を見た時にピンと来て、私にしては珍しく即購入。(私はあまり即買いしないですし、kindle unlimitedに入ってもいるので「購入」はあまりしないんですよね)

でも、買って良かった!「今後必要になりそう」と感じた本でした。

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こんな人におすすめ

  • コーチングの概要本は読んでみたが、もっと理解したい。でも専門書はちょっとハードルが高い…と感じている人

  • コーチングの仕事を始めようとしていて、コーチングの全体像をより具体的にイメージしたいと考えている人

  • 既にコーチングのお仕事をしていて、新しい視点を入れてみたいなと感じている人

もっのすごい簡素な概要

※引用文以外は、本文を参考にしながらHANAが大意をまとめています

そもそもコーチングって他の対人援助法と何が違うの?

コーチング:過去よりも現在と未来に興味を持ち、「なぜ?」よりも「何をすべきか?」という質問に関心を払う。クライアントとの関係を「協力」と説明する傾向がある。「クライアントは問題解決能力、選択する力、自己責任を持っている」という信念がある。人間が本来持っている機知(リソース)を引き出すために、アドバイスすること以外の方法を探す。無条件に受け入れることでラポールを形成する。

心理療法:クライアントの苦しみの理解や助けたいという思いがモチベーションとなることが多い。クライアントとの関係を「援助」と形容する傾向がある。

カウンセリング:他の手法よりも、傾聴時に決めつけをしないことに重点が置かれる。コーチングや心理療法が何らかの行動変容を起こそうとすることに比べると異なる立ち位置である。

精神分析:クライアントのメンタルヘルスは健全でないことが多い。「症状」は中重症の機能障害。

コーチングの一般的な流れ

大まかな流れとしては下記の通り

5分:前回のセッション振り返り
10〜15分:決めたことを行動として何に取り組み何を学んだか
5分:本日話し合う課題をクライアントに決めてもらう
90分:各課題についてのコーチング(質問、対話)
5分:次回のセッションまでの行動宣言

その他

※本当に内容が多くまとめきれないため、印象に残ったところを下記に引用します。

質問する代わりに、沈黙することが最適な方法になることもあります。コーチングの会話は、最終的には 3つのとても短い質問に集約されるということもできます。「何を?(課題定義のため)」「それで何を?(意味づけのため)」「その次には何を?(実行のため)」

電子書籍版 195ページ

正しい要約には、次のような特徴があります。・コーチ自身の判断を含まない。・解釈が含まれない。・クライアントが使った言葉で行う。・要約したら、「これで正しいですか?」とか「これは私たちが話してきたことの適切な要約となっていますか?」という質問をする。・クライアントの説明をオウム返しのように丁寧に辿るのではなく、きちんとした要約をし、簡潔にする。

電子書籍版 205ページ

例えば、クライアントが「わくわくすると感じる」「 ~は面白いと感じる」「 ~は心配だと感じる」という答え方です。「 ~だと感じる」と言った時点で「感情」ではなく、「思考」を答えているのです。クライアントが「興奮している」「心配している」と言ったときは、クライアントは感情を伝えていることになります。この違いをクライアントに指摘して、クライアント自身の感覚を話してもらいましょう。

電子書籍版 223ページ

HANA的感想

まず初めの感想としては、「これはまじでコーチングの教科書やな…」でした。

そもそものコーチングの位置付け(心理療法との違い、コーチングは科学的なもの)から、実践の流れで各シーンで必要なことが体系的網羅的に書かれています。

少しコーチングについて学んだことのある方なら聞いたことのある傾聴の段階やGROWモデルをはじめ、現在注目されている理論やコーチングでの実践ワーク例なども載っていて、理論から実践までという印象です。

私は初回飛ばし読みでも良いなと感じました!参考書として、今後末長くお世話になろうと思います。

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