~STORIAのプロボノ活動日記~私がアメリカから「STORIA」のプロボノ活動に参加する理由。
みなさん、こんにちは。認定NPO法人「STORIA」でプロボノとして活動している村上と申します。プロボノ仲間からは「むらさん」って呼ばれてます。
「STORIA」プロボノ活動のはじまり
私が「STORIA」のプロボノ活動に参加し始めたのは2018年、代表の佐々木綾子(以下あやさん)が東京で開いていたワークショップに、友達の紹介で参加したのがきっかけです。
代表のあやさんは、東京で応援者を増やそうと、当時月一で仙台からやってきてはワークショップを開催していました。私はそれに何回か参加するうちに、会場の設営やワークショップのファシリをお手伝いするようになりました。
私は過去に経済的困難を経験したことがあって、「子どもの貧困」の課題に何かでお役に立てないかという思いもありました。でもそれ以上にお手伝いするようになったきっかけは、想いに共感して集まる色々な人との出会いや、ワークショップの後にお茶をして他愛もない話をする時間が楽しかったんだと思います。
アメリカへの引越
そんな私は2020年に職場の都合で、家族とアメリカへ引越することになりました。私はこれでSTORIAのご縁から遠ざかってしまうな、と思いました。オンラインミーティングも頻繁にありましたが、私は意識してそれらに参加しないようになりました。現場に行けない以上は、中途半端に関わったら迷惑をかけてしまう、という思いがあったからです。
連絡を絶ってから数ヶ月くらいだったでしょうか、あやさんからメッセージがありました。「今度オンラインミーティングをやるのでまた顔を出してみてくださいね。」わたしは久し振りにあやさんからメッセージ頂いたのが嬉しくて、次のオンラインミーティングに顔を出してみることにしました。
顔を出してみると、やっぱり楽しかった。プロボノ仲間のみんな、そして現場のスタッフやボランティアの方々、STORIAに関わるすべての人の底に流れる明るくて温かい雰囲気やフラットな関係が相変わらずそこにはありました。
ワークショップイベントのオンライン化
時はちょうどコロナのニュースが世間を覆い始めた頃。リアルのワークショップイベントが開催できなくなってしまったので、プロボノチームはワークショップイベントをオンライン化することを検討していました。
そうか、これならまだ私も役に立てるぞ! 変な話、世の中の活動がコロナ禍でオンライン化することにより、私が遠い場所にいることはデメリットではなくなっていたのでした。
それからプロボノ仲間とオンラインワークショップの資料を何度も練り直し、参加者を募ってはファシリテーションと修正に明け暮れる日々が続きました。
むしろメリットもあったのです。イベントやミーティングは多忙な仲間たちに合わせて夜に始まるのでアメリカの私はいつも3時起き、4時起きです。プロボノ仲間は本業が忙しくて夜のミーティングすら出られないこともままあります。私はというと、3時4時にそもそも予定が入っているわけがないので、オンラインイベントがあるときは大体いつも安定してお手伝いができるのです。
自分が居られる場所
私は自分が居られる場所をもう一度見つけた気分になりました。場所が離れても、こんな風に仲間のお役に、そして現場にいる子どもたちの役に立つことができる。そこには温かくて気の知れた仲間がいつもいる。
忙しくもあり、再び充実もして良かった良かったと思いながらも、しばらく間を置いたことで強烈に気付かされたことがひとつありました。
「あなたは役に立っているからここにいてもいいよ。」
あやさんが一度でもそんなことを口にしたことがあっただろうか。
あやさんがいつも言うのはこんな言い方です。「それぞれが出来るときにできることをやればいいんだよ。無理しないで」、「最近貢献できてなくてゴメンナサイ、とか謝らないで」。そうです。ただ顔を出すだけでいいんです。
チームの役に立ちたい、と願っていた自分もまた、ありのままでいていいよ、という自分を自ら縛り付けていたのでした。
STORIAのプロボノチームでは、先月参加した人も4年前から関わる人も時間の長短に関係なく、ずっと昔からの仲間のようにアイデアを出し合ってワイワイやってます。そんなチームに私はずっと関わっていきたいと思っています。
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