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今さら聞けない「ふりかえり」をおさらいしよう!

(2024.9 更新|ふりかえりの習慣化を通じて、多くの人の人生の幸福度をあげたい!そんな想いから、振り返りアプリStockrの専門メディアをオープンしました。)


あらゆるところで耳にする、ふりかえり・リフレクション・内省という言葉。もちろん意味はわかっても、自分ごとにできていますか?一緒におさらいして、始めてみませんか?


そもそも「ふりかえり」とは誰にとってどういいのか?

仕事や学習の場面でよく聞かれる「ふりかえり」ですが、それ以外のさまざまなこと(例えば日常の家事や趣味のスポーツなど)でもふりかえりは有効です。

仕事や勉強の場合、目標を立ててそのための行動をなるべく具体的にして成果を確認しながら行動を実行するのがよいと言われます。
また日々の家事をよりうまくこなせるようになりたい場合や、趣味のスポーツを上達させるなどの目的には、強みと得意なこと、弱点と課題になっていることを洗い出して、強みを伸ばし弱点を克服することが効果的です。

ふりかえりは、目標・目的のために取った行動や出来事を客観的に評価することで、次の行動や道すじの確実性を高められることから、活動を改善し向上させる効果があるといえます。

自分の毎日を少しでも良くしていきたいと思う人なら、誰にとっても有効な手段です。

反省とふりかえり(内省)の違い

かつては「反省会」という言葉のほうが主流でしたが、いまは「ふりかえり」がよく使われるようになりました。
反省会は失敗や課題の振り返りにのみ注目しますが、ふりかえりは成功したこと、良かったことの振り返りにも注目することが大きな違いです。

失敗のふりかえり、成功のふりかえり両方を組み合わせることで、より多角的にふりかえることができます。

代表的なフレームワークの「KPT」

ふりかえりはフレームワークに沿って行うのがおすすめです。フレームワークはよく知られているものがいくつかありますが、オーソドックスな「KPT」を簡単にご紹介します。

KPTでのふりかえりは下記の3要素に分けて、K→P→Tの順に書き出していきます。

【K】Keep:良かったこと(続けるべきこと)
【P】Problem:悪かったこと、問題、課題(やめるべきこと)
【T】Try:解決策(次に取り組むこと、挑戦すること)

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💡ちなみに|KPTの特徴
KPTはもともとはアジャイル開発の中で生まれたもの。アジャイル開発はシステムを小さく区切って実装とテストを繰り返していく開発手法で、従来の開発手法よりも早く開発が進められるという特徴があります。

現在ではビジネス全般で使われていますが、やはり細かく定期的に繰り返し振り返りをする場合に適しています。

よくある失敗KPTと、良いKPTのコツ

ふりかえりでよくありがちな失敗例をあげると、、

◆個人で行う場合
 ・継続できない
 ・Problemばかりが目につく

◆チームで行う場合
 ・Problemの洗い出しで感情的になり場の雰囲気が悪くなる
 ・Tryが抽象的で議論が空中戦でおわる
 ・毎回同じProblemが出てくる

こうした状況をつくらないために以下に気をつけます。

1. Keepをおろそかにしない。
前述したように、反省会との違いは、失敗だけでなく成功したことにも着目すること。特にKeepは細かいことも徹底的に書き出します。日本人は自虐的(よく言えば謙虚)な傾向があると言わるので、過剰なくらい褒めましょう。

2. Problemを見るときは客観的に、自分のことは棚上げして。
チームでのふりかえりでは特に、自分事として捉えると時に自責的になり過ぎたり犯人探しのようになってしまう場面もあります。感情的になってしまうと生産的な議論ができません。ここでは全員が自分のことは棚に上げて話しましょう。

3. Tryは必ず実行する。
課題の解決策がなかなか見つからないとき、つい現実的でない改善案で話を収めようとすることがありますが、実行しなければ意味がありません。
必ず実行できるTryを考えることと、前回出たTryの確認、Problemの解消などは最初に確認します。

ふりかえりを始めて変わったこと(個人の感想)

ここからは個人の主観になりますが、ここ3年ほどの間にふりかえりを行うようになったので前後で感じた変化をご紹介したいと思います。

◆ふりかえり前(before):自分の成長が実感しにくいことに悩みがちだった。
 ・仕事での経験値は溜まっても自信には繋がりにくかった。
 ・経験を通して気づいたことや考えたことも何となく流れて忘れてしまう。
 ・毎回同じような事でつまづいても「そういうもの」で終わらせてしまう。

◆ふりかえり後(after):自分自身の変化を認識できるように変化した。
 ・なんの経験をしたのか、何を考えたのかを言葉にすることに慣れ始めた。
 ・結果につながった施策、未着手の施策をいつでも大体説明できる。
 ・経験したことをその場だけで終わらせずに、汎用的なスキルとして言語化できないかということに貪欲になった。
 ・うまくいかなくても最終的にはある程度前向きに戻れる。

意識してもしなくても日々いろいろなことに直面します。良い事ばかりでなく失敗や悩みなど苦しい思いもたくさんあります。
せっかく毎日いろいろなことを経験するなら、それを丸ごと学びとして自分の成長に取り込んでいきましょう!


⏬  今日1日のふりかえりをして、小さなことでも気づきを見つけたら
Stockrに書きこんでみてください!

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