「書くことで見つけた"人生で本当にやりたいこと"」Stockr活用事例#8|Before After Story
ふりかえりアプリ「Stockr」をご愛用くださっているユーザーさまに、アプリの使い方や、使ってみて感じた変化・効果についてお聞きするBefore After Story。
今回は、人材の育成に関わることをライフワークとして、現在は出身地である茨城県を拠点に”地域の若手人材に向けた次世代リーダーの育成プロジェクト”を運営する団体「常陸frogs」で活動する倉本衣織さんにお話を伺いました。
ご自身のありたい姿を明確に「行動し続ける人」と表現し、これから新しいチャレンジに踏み出すという倉本さん、チャレンジを決意させたのは「書く」習慣だったそうです。
本当にやりたいことを見つけて自己実現したい方はぜひお読みください!
ご紹介
書くことは思考の手段。想いや思考の「よどみ」を流してくれるツールたち。
━━ Stockrは考えたことや思ったことを言葉にして書いていくツールですが、倉本さんは何のために「書く」ことが多いですか?
考えるための大事な手段として、書くことはもともと好きです。
自分ではそんなつもりはないけれど、近しい友人から「いっつも書いてるよね!」と言われたりするのでそうなのでしょう笑
書くためのツールもあれこれ試すのも好きで、Stockrを使う以前からもいろんな種類を使っていますよ。
━━ どんなツールにどんなことを書いているかお聞きしていいですか?
いいですよ!
まず手書きツール3つ
次にデジタルツール4つ
━━ 複数のツールを用途に応じて使い分けられていて、さすがですね!
「我求ノート」や「排水ノート」という言葉もとても印象的です。
長く書くか、短く書くかも思考のプロセスの1つとして、意図して選択しようと意識しているからかもしれません。
我求ノートと排水ノートはどちらも本や記事で知って試したのが始めです。
良さそうと思ったらすぐに試してみて、相性が合わなければ無理に続けることはせず取捨選択しています。
苦労しつつ使ってみた3週間とその後のブランク、そこで気づいた調子の「変化」
━━ Stockrは経験や行動した内容や、1日の目標とその結果などテーマにして書かれているそうですが、使い方は始めから決められましたか?
実ははじめ、なかなか苦労しました。
数ヶ月や年単位の振り返りはやっていたものの、毎日おこなう習慣はなかったので、使い始め3週間くらいは忘れたり書くのが難しく感じたり。
忙しさもあって、使い始めて1ヶ月目に一度中断してしまったんです。
中断して1週間ほど経ったときに、振り返りを続けていた期間と比べて、精神的な調子の良さが鈍っていることにふと気が付いたんですよ。
やっぱり振り返り、書き溜めることをした方がいいんだ…!と気づいた瞬間でした。
私にとってStockrは筋トレみたいなもの。言葉にすると自分を確認できる。
━━ そんなふうにはっきりと感じられたんですね…!
そうなんです。
ちょうど筋トレのようなイメージで、継続するのは簡単ではないけど、やればやっただけ調子がとても良くなるし、しばらく休んでしまうと身体が鈍るのと同じように思考が鈍る感覚があります。
━━ 「調子が良い」とは具体的にどんなことで感じますか?
ひと言でいうと1日の満足感が高いんです。
Stockrを使い始めて、1日のふりかえり・明日の目標など短期的に行動を見返すようになって、1日の中でも達成感を感じられるようになったことは大きいです。
使うのを中断している間、感じたことや考えたことを書き留めずに、日々忙しいままにただ流れに身を任せていると、自分の価値観の中でいまの自分はどの位置にいるのかが見えづらい感覚がありました。
自分の思考をしっかり言葉に出し続けていると、自分の立ち位置が認識できて自信がもてます。
そのほかにも、考えたことを頻繁に書き出すことで意見をはっきり簡潔に話せるようになったことや、感情のコントロールが上手になってイライラすることが減った、というようなメリットも感じています。笑
私のStockrの活用法と、Stockrを使うなかで訪れた大きな変化。
━━ テーマを設定したことでStockrが使いやすくなったそうですが、どんな「テーマ」か改めて教えてください!
この3つを使っています。
・今日の目標
・今日の達成度
・手足口頭をつかったか
━━ 「手足口頭」にはどんな意図が?
私のありたい姿は「行動し続ける人」で、いかに毎日泥臭く行動できたかを大事にしたいと思っているんです。
そう行動できたことを蓄積したくて、誰と何を話した・何を見た・どう考えた・行動をした・人になにをシェアできた…などなど、書きためています。
━━ ストックしていたことがあとになって役立った具体的なエピソードがあれば教えてください。
覚えておきたい言葉などは、再発見で出てきて改めて「大事だな」と思い出せて良かったと思うことはよくあります。
意図しないところで役立ったことは、仕事仲間のMTGのファシリテーションがとても良くて、そのことをストックに書いていたんです。
しばらく後にその仕事の打ち上げの場で、その仕事仲間に直接ストックを見せながら「ファシリテーションが素晴らしくて、メモにしっかり記録しているほどなんですよ」と感謝とともに学ばせてもらったことを伝えることができたのは、とっても良いコミュニケーションができたと感じました。
━━ それは素敵なやりとりです…!
それと、これから新しいチャレンジに動き始めていらっしゃるとか。そのことも伺ってもいいですか?
はい!
わたしは3年ほど前まで青年海外協力隊でアフリカでの活動に参加していたんですが、派遣期間の途中でコロナで帰国することになったんです。
帰国後は「常陸frogs」という地元の茨城県の若手人材に向けた人材育成プロジェクトの運営に携わっているんですが、そこで夢を追いかける受講生たちと関わりながら「私も自分のやりたいことを、ちゃんとやらなくちゃ」と強く思ったんです。
一度あきらめていた想いの実現に、ふたたび動き始めることができた
今の活動にももちろん情熱をもっていますが、「途上国の若い人たちが自分の力を発揮して生きていくための支援に、自分の頭や体力を動かしてできることをやってみたい」というのはアフリカで強く思ったことでした。
その実現にチャレンジしてみようと決めて、国境なき医師団への参加のための活動を再開しました。
たくさんのハードルがあるチャレンジですが、この想いに再び火を付けられたのも、自分の想いを書き出して解放して、言葉になっていたからこそだと思います。
━━ 本当に素晴らしいチャレンジで感動しました!
倉本さんが"ありたい姿”とおっしゃる「行動し続ける人」をまさに体現されています。
「自分もやりたいことをやらなくちゃ」という言葉から実際に行動にうつすまでの間に、普通はいくつかの障壁がありますよね。
それを乗り越えて先に進めるのは想いの強さであり、思考の深さなのだろうと思いました!
終わりに
バイタリティあふれる倉本さんのお話、終始感動しながら思わず聞き入りました。真似てやってみたいこともたくさん!
まず想いや思考が滞ってよどまないように、書き出しつづける「排水ノート」。
モヤモヤした余分な思考や感情のデトックスができているから、本当に大切にしたい想いにいつも焦点を当てられるんですね。
そして、身近な人から学びや気づきを得た時のストックは、相手への感謝やフィードバックにも使えること。
他者との信頼関係がぐっと深まりそうです。
倉本さんと同じように、さっそく試してみたいと思いました。
次の大きなチャレンジに、Stockrでのふりかえりや言語化がきっかけの一端になれたということも何より嬉しいことでした。
日々のモヤモヤから解放されて、自分が本当にやりたいことを見つけて、それに向けて一歩を踏み出し自己実現したい方は、倉本さんのStockr活用方法をぜひ参考にしていただけたら幸いです!
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