見出し画像

あなたの考えた価値創造の仕組みを人類の歴史に残しませんか?ストックマークの事業開発(BizDev)の挑戦

こんにちは。ストックマークでプロダクトオーナーを務めている田中です。
本日はストックマークで募集している事業開発(BizDev)についてご紹介します。

ただの紹介記事ではなく、ストックマークのミッション、我々が向き合うマーケットの課題、事業開発のケイパビリティなどについてご紹介しますので、ぜひご覧ください!

田中和生 Product Owner
信州大学経営大学院に在籍しながら起業し、宇宙開発の裾野を広げる事業を推進。卒業後、株式会社日本能率協会コンサルティングにて、自動車、素材・化学、総合電機などの製造業を中心に、中期経営計画の策定および新規事業創造に10年間従事。その後、VALUENEX株式会社にて、事業開発責任者として他社とのコラボレーションによる同社の新規事業開拓、コンサルタントとして新規事業立案や開発テーマ策定、日経BP等への記事提供や各種講演によるマーケティング活動を幅広く推進。2020年、ストックマークの自然言語処理技術の高さに魅了され、Astrategyのセールス担当として入社し、プロダクトマーケティング、プロダクトオーナーを歴任し現在に至る。

事業開発(BizDev)は、『価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる』というストックマークのミッションを実現する先遣隊となります。
これからスタンダードになる価値創造の仕組みを誰よりも早く実現し、お客様に先行して提示し、熱狂を生み出す仕事です。

では、『価値創造の仕組みを再発明する』とはどういう意味なのか、なぜ実現しなければいけないのかという点からお話ししていきます。

ChatGPTがもたらした、新しい情報収集体験

昨今ChatGPTが話題になっていますね。我々も同じ自然言語処理技術を開発している立場として、面白く活用しています。

ChatGPTは、人類にどういった変化をもたらしたのか。
一つは、『検索ではなく、あたかも知性を持った人との対話のように情報を整理してくれる』という体験を人々が知ったということです。
「AI、すなわち人間の知能をコンピュータで再現した人工知能とはこれのことだ」と多くの人は思ったことでしょう。

ChatGPTを通して人々が得たいものは様々ですが、仕事での活用では業務の効率化と『気づき』の獲得の2つに大別されます。
業務の効率化では、従来の要約や翻訳の効率化、問い合わせ対応やメール作成の効率化などが期待されています。
一方、気づきにおいては、新しい事業を考える上で、知らない領域を簡単にまとめてくれる、あるいは製品開発の考え方自体を教えてくれるといったことが期待されています。

ストックマークでは、価値創造の仕組みを探求していますので、価値を生み出すための気づきを誰もが得られるようにするプロダクト開発をしています。では、そもそもなぜそこまで『気づき』が求められているのかをお話しします。気づきの価値が高まっている理由は時代背景にあります。

Q.なぜやるのか?
『気づき』の価値

価値創造における市場の変化

失われた20年・30年という言葉がありますが、今や新しい価値を創出しなければ、社会から存在価値を認められない時代となっています。私たちのミッションに特に共感頂いている製造業のお客様においても、従来は多くの人に共通していた価値をQCD(品質、コスト、納期)で差別化するゲームが中心でした。

しかし、技術の進歩や社会の急速な変化により、共通していた価値が失われ、従来の延長線上にあるQCD改善だけではお客様から選ばれない時代、そもそも価値が何かを定義する時代にゲームチェンジが起こりました。

企画の難易度が高まる現代

人々の熱狂を生み出す新製品、新サービス、新事業を生み出すには、「誰の」、「どの課題を」、「どのように解決するか」、が揃っている必要があります。この一連の行動が企画であり、現代では企画の難易度が急速に高まっています。

【企画の選択肢が拡大】
「誰の」:
世界各国が市場/ユーザーとなっており、多様化している
「どの課題を」:
市場/ユーザーの状態や嗜好も多様化しているので、課題も多岐にわたる
「どのように解決するか」:
技術が急速に進歩し、多様な解決手段が生まれている

市場の多様化、課題の複雑化に伴い、難易度が高まっている「企画」に必要なものが『気づき』です。誰もが自社の技術と市場をかけ合わせて新しい価値を創造し、世界を変えていくことができる、これこそストックマークが実現したい『価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる』というミッションです。

Q.どうやっているのか?
情報オーバーロードの世の中で価値が高まる『Anews』『Astrategy』

膨大な情報が流通する情報オーバーロードの現代

一方で、気づきを生み出す情報は嬉しいことに、大量かつ安価に入手できる時代になりました。しかし、その反動で世の中の情報が溢れかえっています。ここ9年でインターネットの情報流通量は710倍になったとも言われています。

(出典)総務省(2020)「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果(2019年11月分)」

ニュース/特許/論文/SNS/プレスリリース情報など、情報が溢れかえっており、情報が作成・拡散されるスピードがより速くなった現代において、人間の力や、既存のツールでは、対応しきれない実態があります。

皆さんも『自分が所属する業界/ドメインの知識を全て情報収集できています!』と自信を持って言える人は少ないのではないでしょうか?最近は我々も生成系AIのトレンドを常にキャッチアップしていますが、異常なスピードで押し寄せる情報に従来の手段では全く追いつけないことを実感しています。自分たちの気づきに必要な情報を得たいけれども、膨大な情報に飲み込まれて、かえって気づきが得られない情報オーバーロード※の状態になっているのです。

※情報オーバーロード(information overload)
情報過多によって必要な情報が埋もれてしまい、課題を理解したり意思決定したりすることが困難になる状態。未来学者アルビン・トフラー「未来への衝撃」(1970年刊)で一般化させた概念。

ストックマークが提供する「Anews」「Astrategy」

そこでストックマークは自然言語処理AIを用いて事業開発/技術開発/製品開発などの新価値創造に携わるビジネスパーソンに向けて、情報収集をデジタル化し、新しい価値を生み出し続ける『気づき』を提供する2つのプロダクトを展開しています。

Anewsでは、国内外約35,000サイトのニュースや特許、論文から、ユーザーの関心にそった情報を毎日お届けするAI情報収集プラットフォームを提供し、属人化した情報収集からの脱却、組織の情報感度の向上を実現してきました。Astrategyでは、最新の事業環境をAIが可視化し、話題の企業や事例を瞬時に把握し、市場調査をサポートしてきました。しかし、お客様からご満足の声を頂く一方で、さらなる『気づき』を得るために、まだまだ多くの宿題を頂いているのが実態です。

Q.なぜ今なのか?
社内文書に踏み出していく理由

これまでストックマークは、Anews/Astrategyを通して、お客様に社外の情報を整理して、わかりやすく届けることを実現してきました。日本を代表するようなエンタープライズ企業200社以上に導入され、価値を実感頂けるようになりました。

導入企業一覧

A-series 導入企業一覧

お客様事例:三菱ガス科学様

お客様事例:TDK様

従来は、『気づき』を生み出す情報の中でも、今までストックマークが取り扱っていたのは、社外のニュースや特許や論文情報、すなわちオープン情報が中心でした。

しかし、ストックマークは、今後クローズ情報である社内文書も含めた企業内に存在する情報資産との接続を進めていきます。

これは、コロナ禍とデジタル化に伴い、非同期な情報伝達の必要性・実現性が増したことによって、お客様から『Anewsの中で社内文書を見られないか』『Anewsで得られた情報と社内の情報を組み合わせてアイデア創出できないか』というご要望が加速度的に増加・具体化しているためです。
また、ChatGPTが盛り上がる中、『ChatGPTのような体験を社内文書で実現し、欲しい情報をAIが出してくれるような体験を作れないか』という相談も多くのお客様から頂いております。

これらの背景から、これまでの「やりたいという想い」が、「今我々がやらなければならない」という強い使命感に変わりました。

我々は、産総研や東北大学研究所のようなアカデミックの自然言語処理におけるリーディングチームと共同研究を実施しており、高い技術力を評価いただいております。プロダクトにおいても、ナレッジグラフのようにニュースで培った情報を構造的に整理するという技術が高く評価されており、自然言語処理スタートアップとしては随一の技術力を誇っています。

OpenAIを始めとしたBigTechが生成系AIのトレンドの波を生み出している今こそ、やるべきだと覚悟を決めました。自然言語処理のリーディングカンパニーを目指している者として、ここで勝負するしかないと。こうして我々は、これから社内文書における事業開発/BizDevを本格的に推進することに決めました。

Q.何をやるのか?
ストックマークの事業開発(BizDev)の役割

事業開発(BizDev)のこれまでの取り組み

『価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる』というストックマークのミッションを先遣隊として、誰よりも早く実現するのが事業開発(BizDev)の役割です。お客様のインサイトに深く潜り込み、我々が再発明すべき課題を特定、解決策を導き出し、プロダクトに落とし込んでいくことが求められております。プロダクトで再現性の高いものに落とし込む前に、自分で課題を特定/解決を実現してしまうことを先に証明するロールです。

現在は以下のような動きをしています

・ ユーザーフィードバックからのユースケースと課題の整理
・MRD(市場要求定義書:誰の、どの課題を解決するか)の作成と検証
・MVPの開発(ペーパーテスト/開発チームと共同したモックテスト)
・必要情報ソースの特定と獲得に向けたアライアンス ※必要に応じて
・中期的な事業戦略、プロダクト戦略との連動、社内への浸透 etc

本当はもっと挑戦したいことがあるのですが、田中のリソースの限界もあり、現在の取り組みは上記が主になっています。

事業開発(BizDev)の今後の取り組み

今後の注力ポイントは「社内文書」を組み合わせた気づきの獲得になります。新たに事業開発に参画頂く方には、エンタープライズ企業の思考・意思決定プロセスを詳細に理解し、再現性のある新価値創造支援プロダクトを生み出し、お客様の業務に定着するところまでをやりきって頂くことを期待しています。言葉にするとシンプルですが、超えなければならない課題がまだまだ多く存在しています。
以下のような課題に魅力を感じる方と一緒に働きたいです。

・深い気づきに基づくユーザー属性別のユースケースおよび課題の特定
・自然言語処理技術を活用し、より高い満足レベルを生み出す解決策の立案
・不確実性が高い中でも納得感の高いMRDの作成
・エンタープライズ企業に急拡大するGTM(Go To Market)戦略の推進
・次のBigTechへと成長するための既存BigTechに対する競争優位の確立

ぜひ一緒に一つひとつ向き合って解決していきましょう!

余談ですが、実は我々にはAsalesというプロダクトをリリースしていた歴史があります。これから解決しようと考えている課題とは少し異なるのですが、営業領域に特化した社内文書ツールのSaaSをご提供していました。

市場の可能性、課題を解決できる技術の開発はできたものの、当時30名規模の組織で3つのプロダクトを推進していくことが難しく、グロースできなかったという背景があります。今はAsalesでの学びがあるからこそ、アドバンテージを持ってこの領域での事業開発ができると前向きに考えています。

※真嶋さんがその学びの一部を歴史としてまとめてくれたので、ぜひご覧ください!

おわりに
あなたの考えた価値創造の仕組みを人類の歴史の一ページとして残しませんか?

現在、ストックマークでは事業開発(BizDev)で新しいメンバーを募集しています!今まで事業開発を経験してきた方にとっては、非常に魅力的な環境をご提供致します。

信頼:200社超のエンタープライズ企業との強固なリレーションが既にある
実績:新価値創造を支援するプロダクトが既にある
技術:最新の自然言語処理や生成系AI技術を即座にプロダクトに活かせる
仲間:価値創造の仕組みを本気で変えたい仲間しかいない環境がある
裁量:社内文書に関する課題解決のすべてお任せするポジションがある

これまでストックマークが積み上げてきた情報資産に、社内文書を組み合わせることで、今までご提供してきた体験が指数関数的に上がると確信しています。ぜひ一緒にその扉をこじ開けましょう!

今まで田中一人部署で進めていた事業開発ですが、いよいよ本格的に展開できる準備が整いつつあります。社内外の情報を組み合わせて、「価値創造に必要な『気づき』が誰でも得られる体験」をより高い次元で高速に実現できる仲間が必要です。

これまでのご自身の体験から、この課題を心から解決したいと考え、自らの仮説を持ち、一緒に議論しながら価値検証を積み上げていく仲間を激しく求めています。

ストックマークのミッションは『価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させること』です。これまでの事業開発のAs-isを見つめ直し、新しい事業開発の在り方をTo-Beとして再定義する面白いチャレンジができる環境があります。

あなたの考えた価値創造の仕組みを人類の歴史の1ページに残しませんか?

少しでも興味が湧きましたら、ぜひカジュアル面談であなたの野望を聞かせて下さい!お話できることを楽しみにしています。